【食育クイズ:Vol.1935】 「京都府」の「千利休」おさらいクイズ。 千利休が大成した「浮世の外の道」の庭とは?

 

【食育クイズ:Vol.1935】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」

 

をテーマとした地域社会の在り方や、

 

昔から先人たちが培ってきた、「文化」、

 

「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、

 

クイズを楽しみながら知見を高め、あ

 

らためて「日本」や「日本人」が培っ

 

てきた「良きところ」を共有化し、次

 

代に継承して参りましょう!

 

さて、本日は、「千利休」の「浮世の外の

 

道」について、おさらいクイズ(Vol.

 

1935)にチャレンジ致しましょう。

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

日本の「喫茶文化」は、「鎌倉時代」に「禅

 

宗」と共に「日本」に伝来し、「鎌倉幕府」

 

が滅亡して、「南北朝期」から「室町時代」

 

になる頃には、日本各地の「守護大名」達の

 

間で競い合われるように「茶会」が催される

 

ようになるまで浸透し、こうして「茶の湯文

 

化」は、「武家社会の饗応」の手段となった

 

と言う経緯があります。

 

更に「室町時代」が進むと、「将軍」が「各

 

大名の屋敷」に「御成」する事が、「主従関

 

係を示す武家儀礼」となっていき、それに伴

 

って「茶会」に用いる「茶道具」が、「政治

 

的な意味」を持ち始めるに至り、そこで「大

 

名」達は競って「唐物」と呼ばれる「名物的

 

な道具」を収集するようになったと言う経緯

 

となり、次第に「名物茶器」を「鑑賞」する

 

為の「茶会」が開かれるようになった事で、

 

そういった「茶の湯」の呼び名が「大名茶

 

湯」と呼ばれるようになっていった訳なので

 

す。

 

やがて「時代」が進み「戦国時代」となり、

 

長き戦乱の果てに、ようやく「織田信長」が

 

台頭し、日本社会は「天下統一」への方向へ

 

と大転換するに至ると、「信長」は、この

 

「大名茶湯」を積極的に政治的利用し、具体

 

的に言えば、「室町将軍」に「所縁」のある

 

「東山御物」等を中心に、「茶道具」を「蒐

 

集(名物狩り)」し、自身の「権力誇示行

 

為」として積極的に「茶会」を開き、更に

 

「戦功の褒美」として「名物茶器」を「配下

 

の武将」に与え、これを用いた「茶会」を

 

「ゆるし茶会」と称して、催す事を許したと

 

言う「逸話」がある事で知られている訳なの

 

だそうです。

 

 

こうして「信長」は、特に「名物茶道具」を

 

「一国一城」に匹敵する価値があると位置づ

 

け、「配下の武将」達への「論功行賞」と、

 

「意気の誇示」に利用した事が、次に登場す

 

る「豊臣秀吉」や「千利休」の生き様に深く

 

関わるに至った訳なのだそうです。

 

 

 

さて、本日は、こうした歴史の流れが培って

 

きた、日本の「茶道」を大成させた「千利

 

休」が創出した「浮世の外の道」について、

 

おさらいクイズにチャレンジ致しましょう。

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

問題:「千利休」は、「戦国時代」から「安土

 

桃山時代」にかけて、「戦国大名」や「町

 

衆」の間に流行し、定着させた、「わび茶文

 

化」の「中心的人物」として知られていま

 

す。

 

さて、それでは、「千利休」によって生み出

 

された、「浮世の外の道」と言う概念で、「日

 

常の世界」と「非日常の世界」とを繋ぐ役割

 

を果たすと言われている「庭園」とは、何で

 

しょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

 

 

1.露地

 

 

 

2.禅宗寺院庭園

 

 

 

3.書院庭園

 

 

 

4.大名庭園

 

 

 

↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓ 

 

 

【解説】

 

 

「露地(ろじ)」とは、「茶庭」とも呼ばれ、

 

「安土桃山時代」に「千利休」が大成した

 

「茶の湯」から生まれた、「外部」と「茶

 

室」とを結ぶ、「通り道」的な、「庭園の様

 

式」の事を言い、「浮世の外の道」と称し

 

た、非日常の精神空間である「茶室」へと誘

 

う通路的な「庭」の在り方の事を言うそうで

 

す。

 

 

「茶室」の基本的な構造は、「露地(茶庭)」

 

の中間付近にある「中門(ちゅうもん)」を

 

挟んで、「外露地(そとろじ)」と「内露地

 

(うちろじ)」とに分けられるそうです。

「茶席」に招かれた「客」は、「外露地」か

 

ら入り、「亭主(ていしゅ:茶事の主催者)」

 

の合図に合わせて「内露地」に入り、「茶

 

室」へと向かうと言う順序になっているそう

 

です。

 

ちなみに、このように「外と内」との「二

 

重」に分かれた「露地」の事を、「二重露

 

地」にじゅうろじ)」と呼んでいるそうで、

 

「利休」は、かつて「京都」や「堺」を中心

 

に、彼らの間で大流行した、自らの「町家」

 

内に設置した「茶室」と「外部」とを結ぶ、

 

「専用の通路」である「路地」を、更に「侘

 

び寂び」の世界に誘う為に「進化」させ、そ

 

の中に、「飛石」や「手水鉢(ちょうずば

 

ち)」、「蹲居(つくばい)」、「石灯籠」、「腰掛

 

(こしかけ)」等を配して、「非日常の精神

 

性」を演出する「空間」とした訳なのだそう

 

です。

 

「利休」が「路地」を「露地(茶庭)」へと

 

進化させた詳細の内容とは、下記の通りで

 

す。

 

 

  • 「腰掛待合(こしかけまちあい)」

 

→「亭主」の準備が済むまで、「茶会」に招

 

かれた「客」が座って待つ場所の事を言い、

 

「外露地」に設けられている場合は、「外腰

 

掛(そとこしかけ)」と呼び、「茶室」準備が

 

整うまでの間、そこで待機する「腰掛け」の

 

事を言います。

 

「客」が全員揃うと、「内露地」へ入り、「茶

 

室」が狭くて全ての「客」が入り切れない場

 

合には、「前半」と「後半」とに分け、「後半

 

組」の「客」達は、「内腰掛(うちこしか

 

け)」に腰掛けて、待機すると言う「しつら

 

え」になっているのだそうです。

 

 

  • 「砂雪隠(すなせっちん)」

 

→「内露地」に置かれた「トイレ」の事を言

 

います。

 

但し「砂雪隠」は、あくまで「体裁的なしつ

 

らえ」であるのだそうで、実際に「トイレ」

 

として使用する事は、ルール違反なのだそう

 

です。

 

 

  • 「飛石(とびいし)」・「敷石(しきいし)」

 

→「露地」は、「日常」の煩悩や束縛から離

 

れ、清浄な心で「茶室」へ入ると言う「利

 

休」の生み出した「茶の湯の精神性」が反映

 

された場所である事から、例え「市中」や

 

「大名屋敷」等に設けらた「茶室」であって

 

も、「自然な山里の風景を演出する(市中の

 

山居)」と言う、独特な美意識が反映されて

 

いる為、なるべく「人工物」を置かないと言

 

う場所になっている訳なのだそうで、こうし

 

て、「客人」が「日常」から離れ、「山中」に

 

入っていき、「茶室」に向かっていると言う

 

「侘び茶の美意識」を演出する「道筋」を明

 

確に表現する為に、「飛石」た「敷石」が設

 

けられている訳なのだそうです。

 

 

  • 「手水鉢(ちょうずばち)」

 

→「茶室」に入る前に手を「洗う(清め

 

る)」為の「水」を湛(たた)える「鉢」の

 

事を言います。

 

「手水鉢」の周囲に添えられた、背の低い

 

「石組」の事を「蹲踞(つくばい)」と言

 

い、手を洗う時に、「つくばう(かがむ)」姿

 

勢になる事から、この名称が付けられるに至

 

った訳なのだそうです。

 

 

  • 「石灯籠(いしどうろう)」

 

→「中露地」にある唯一の「人工物」であ

 

り、夜の「茶事」において、足元を照らす為

 

に用いられています。

 

かつて「利休」自身が、夜明け前の「石灯

 

籠」から微かに漏れ出る「残り火」を見て、

 

そこに「侘び寂び」を感じた為に、「人工

 

物」ではあるものの、「中露地」内に唯一配

 

置された、と言う「逸話」が残されている事

 

で知られている訳なのだそうです。

 

 

「茶の湯文化」が「町家」で発展した経緯と

 

は、「応仁の乱」以降、日本社会は「戦乱」

 

に明け暮れるようになり、日本各地に「戦国

 

大名」が「群雄割拠」する時代になった時

 

に、「京都」や「堺」等の「町衆」の間で

 

は、「供給する武器の調達」や、「様々な諸情

 

報」が必要となった為、自分達の事を、

 

「茶」を嗜みながら「自慢の茶器」を鑑賞し

 

合うと言った、いわゆる「数奇者(すきも

 

の)」と呼び合うようになり、「茶の湯の会

 

合」の中で、「情報の融合」を図るようにな

 

っていった訳なのだそうです。

 

こうして世の中が「戦乱」で混乱する事態に

 

なればなるほど、「町衆」間では、「茶の湯の

 

嗜み」が大流行すると言う経緯となった訳な

 

のだそうで、現在の「日本」で、「全世界的

 

レベル規模」となりつつある「戦争への脅

 

威」を反映した、「武器の生産」や、「IT等

 

を利用した情報産業」等が、「バブル景気」

 

となっている事に、酷似していると言える訳

 

なのです。

 

こうして「茶の湯」は、「市中の山居(→市

 

中に仮設置した、山の奥深いイメージを模っ

 

た場所の事…。)」で営まれる事が、「数奇

 

者」間で定着していった訳なのであり、日常

 

があまりにカオスになればなるほど、「町

 

屋」の「奥まり」に設置した「市中の山居」

 

で営まる「茶の湯の嗜み」を執り行う機会が

 

増加していき、その「茶室」を訪問する「数

 

奇者達」は、通常の「玄関」とは敢えて別に

 

設置された「専用の細い通路」を通り、「茶

 

の座敷」へと向かうようになっていった訳な

 

のであり、これが「路地(露地)」の始まり

 

となっていき、その「精神性」を更に「侘び

 

寂び」と言う概念で整備し、「路地→露地」

 

へと進化させたのが「利休」であった、と言

 

う経緯となった訳なのだそうです。

 

こうして現在まで続く「茶の湯文化」は、

 

「室町時代」に定着した「茶道」が、「書院

 

式庭園」と連動していた事から始まり、カオ

 

スな世情を反映した時代に、「利休」によっ

 

て「露地(茶庭)」へと発展し、「庭と茶室」

 

とが一体となって「大成」した、と言う経緯

 

となった訳なのだそうです。

 

 ちなみに、そもそも「露地」と言う名称

 

は、「利休」以前の時代の「禅宗寺院」の中

 

にあった「小庭」に対する呼び方の一つだっ

 

たのだそうで、「利休」の出現によって「茶

 

の湯の露地」となった以降は、「江戸時代」

 

には「三千家」の出現もあり、やがて「各家

 

庭の庭」にまでが定着していく、と言う経緯

 

となった訳なのだそうです。

 

 

↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓

 

 

1.露地

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

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食育&6次産業化推進センターは、食の国家的安全保障をめざし、日本人の命と健康を守るため、真の食の安心・安全とは何かというテーマを、食育活動や6次産業化推進活動をベースに追求する国家戦略プロフェッショナルの仕事をしています。