【食育クイズ:Vol.1243】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう!
さて、本日は、「京都府」の「平安時
代中期」の「漢詩の大家」として知ら
れる「慶滋保胤(よししげのやすた
ね)」にまつわる「著作物」の内容に
ついて、おさらいクイズ(Vol.448)
にチャレンジ致しましょう!
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「慶滋保胤(よししげのやすたね)」
は、「平安時代中期」の「貴族」で、
優れた「文人(漢詩)」、「儒学者」と
して知られている人物の事を言います。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-225慶野保胤.jpg)
「保胤」の著書として知られる「池亭
記(ちていき)」は、その成立が982
年頃とされている、「随筆」の事を言
い、当時の「平安京」における「人々
の暮らしぶり」や、「風俗」等の様子
が描かれていて、当時の「平安京」の
有り方を理解する為の重要な資料とさ
れているそうです。
さて、本日は、この「池亭記」にまつ
わる「平安時代」の「京都」の様子に
ついて、おさらいクイズにチャレンジ
致しましょう!
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問題:「平安時代」の「京都」で活躍
した、「儒学者」であり、「漢詩文」の
「大家」として知られている人物であ
る、「慶滋保胤(よししげのやすたね)」
の著書に「池亭記」があります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-225慶野保胤.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-池亭記○.jpg)
さて、それでは、その「池亭記」に書
かれている、当時の「平安京」の様子
について、最も早く「すたれて」しま
った地域とは、「京都」の「上・下・
左・右」の4つの地域のどこでしょう
か?
次のうちから選んで下さい。
1.右京
2.左京
3.上京
4.下京
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-225平安京右京左京1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-上京下京.jpg)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「慶滋保胤(よししげのやすたね)」
が描いた「池亭記」は、「漢詩」によ
る全12巻の「短編集」で、2つの大
きな「節」による構成となっているそ
うです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-225慶野保胤.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-池亭記○.jpg)
その2つの「節」のうちの「第1節」
を紐解くと、当時の世相に関する「論
評と問題点」を記しているそうで、当
時の「京都」の様子が描かれている事
が、特筆される部分だそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-225平安京全図○1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/420-平安京全図○-300x169.jpg)
その詳細な内容は、「京都」の「東部
(大内裏から見て左京)」に人が密集
して住んでいて、その一方で「西部
(右京)」は荒れ果ててしまっている
と言う様子が描かれているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/420-平安京全図○-300x169.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-225平安京右京.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-208右京の衰退3.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/420-右京エリア11-300x211.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-225右京の衰退1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-225平安京右京の衰退2.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-200平安京右京荒廃画像○.jpg)
また、「第2節」を紐解くと、「第1節」
の内容を踏まえ、「保胤」自身が、敢
えて荒廃している「京都、西部(右
京)」に「庵」を構え、「隠遁生活」に
入る様が描かれているそうです。
こうした「保胤」の心情を表す表現は、
「世間」に「無関心」な状態になって
しまっているものとして描かれ、具体
的には「隠遁生活」を営む為の住まい
として、わざわざ「小さな庵」を建て
たと言う表現になっているそうです。
こうして敢えて荒廃している場所を選
んで「遁世」してしまった「保胤」の
「生き方」の背景には、「繁栄」は長
続きせず、世の中は「栄枯盛衰」の繰
り返しであり、「盛者」は「必衰」す
るものであり、社会は「諸行無常」な
ものであると言う、「厭世観」に満ち
溢れていた心情があったと言う事にな
る訳なのです。
「保胤」の思想は、その後「平安時代」
が終了し、「貴族統治」から「武家統
治」へと変遷すると言う、更なる「大
変容」と「大内乱」の時代に登場する
「歌人、随筆家」である「鴨長明」
によって描かれる「厭世観」に満ち溢
れた「随筆」にも、深く影響したと言
う事になり、事実、「長明」の著作物
である「方丈記」には、「長明」自身
が「世間」を離れ、小さな「庵」を建
てて「隠遁生活」に入った事が、「胤
保」を真似するかたちで描かれている
と言う事になる訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-225鴨長明1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-225庵12.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-228方丈記1.jpg)
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1.右京(北を上にして左側、大内裏
を背にして右側)
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などに含まれるイソフラボンが肺気腫
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