【食育クイズ：Vol.１７１５】
本日も、「関西地方（三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府）」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう！
さて、本日は、「京都府」の「金箔」等
を「筆」を用いて「仏像」等に貼り付け
て「装飾」する「伝統的技法」について、
おさらいクイズ（Vol.915）にチャレン
ジ致しましょう！
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問題：「飛鳥時代」に、「仏教」と共に伝
わったと言われている「装飾技法」で、
「金箔」等を焼き合わせて厚みをつけた
素材を、「線上」や「円形」、「三角形」、
「菱形」等の形に切り分けてから、「筆
先」を利用して「仏像」等に貼り付ける
と言う、「装飾技法」がある事で知られ
ています。
さて、それでは、現在でも保護され、伝
承されている、この伝統的な「装飾技法」
の事を、何と言うでしょうか？
次のうちから選んで下さい。
１．蒔絵（まきえ）
２．彫金（ちょうきん）
３．螺鈿（らでん）
４．截金（きりかね）
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「古代」から日本に伝わった「装飾技術」
で、「金箔」などを「仏像」や「仏画」
等に張り合わせて装飾する伝統的な技法
の事を、「截金（きりかね）」と呼ぶそう
です。
使用する素材は「金」を始め、「銀」や
「プラチナ」等の「箔」だそうで、それ
らを焼き合わせて厚みを持たせた後、
「線上」や、「円形」、「三角形」、「菱形
等の形に細かく切り、それを「筆端（ひ
ったん）」で、「接着剤」と共に、「仏像」
や「仏画」、「仏具」等に貼り付けて装飾
する訳なのだそうです。
この技術が伝わった「当時（古代）」の
代表的な「作品」としては、「法隆寺、
金堂」の「四天王寺像」や、「正倉院」
の「新羅琴（しらぎこと）」等がある事
で知られています。
その後「平安時代」になると、「朝廷」
が先頭に立って「神仏習合」を率先し、
「日本社会」に浸透した事もあって、
「仏教美術」が隆盛し、「截金」技法を
用いた作品が数多く誕生するに至った訳
なのだそうで、「武家」を中心とする
「禅宗」が浸透した事も相俟って、「鎌
倉時代」頃には、その「技法」は「日本
独特」のものとなって発展し、その「作
品数」も「頂点レベル」の数になった訳
なのだそうです。
その後「悠久」の「時代」が流れて「明
治時代」の「廃仏毀釈政策」の危機を経
た後、現在では、「東本願寺」の「庇護」
の下、「少数」ではあるものの、「截金師」
が現存していて、この「伝統的技法」が
継承され続けている訳なのだそうです。
↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓
４．截金（きりかね）
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