【食育クイズ：Vol.１３６３】
本日も、「関西地方（三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府）」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう！
さて、本日は、「京都府」の「徳川家康」
にまつわる「将軍職宣下」について、お
さらいクイズ（Vol.566）にチャレンジ
致しましょう！
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問題：「1600年」、「天下分け目」と言
われる「関ケ原の合戦」に勝利した「徳
川家康」は、「天下の覇権」を手中に収
めました。
「家康」は、それから3年後の「1603
年」、「第107代、後陽成天皇」によっ
て「征夷大将軍」の「宣下」を受け、以
降264年間続いた「江戸幕府」を、「江
戸の地」に開くに至ったと言う経緯とな
りました。
さて、それでは、「家康」が「後陽成天
皇」から「将軍宣下」を受けた場所とは、
どこでしょうか？
次のうちから選んで下さい。
１．京都御所
２．伏見城
３．江戸城
４．二条城
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「家康」が「後陽成天皇」の「勅使」か
ら、「征夷大将軍」の「宣下」を受けた
のは、「1603年」、「伏見城」で行われ
たそうで、ちなみに、「2代、秀忠」、
「3代、家光」も、「将軍宣下」を「伏
見城」で受けているそうです。
「豊臣秀吉」が、「天皇」を補佐する
「重役」としての役割を果たす、「関白」
の道を選んだのに対して、「家康」は
「征夷大将軍」の道を選ぶに至ったと言
う事になりますが、それは何故なのでし
ょうか？
「家康」が「将軍職」を選んだのは、
「関ケ原の戦い」で破れたとは言え、
「関ケ原」の２年前に死去した「秀吉」
の死後においても、息子の「秀頼」が
「関白」の地位を継承していたからだと
言われています。
「家康」は、日本全国の「大名達」に対
して、「秀頼（関白）」より「家康（将
軍）」の方が「序列」として上である事
を示す為に、敢えて同じ「関白」になら
なかった訳であり、また、「家康」が既
に「豊臣五大老」の一人では無く、「武
家（軍職）」を統括する「絶対的権威の
象徴」である事を示すのには、「天皇」
に近い職務を果たす「関白」より、「将
軍職」の方が明確であったからであると
言う事になる訳なのだそうです。
こうして「1603年」に、「江戸幕府」
が「開府」された訳なのですが、「関白
職」を継承している「豊臣方」が「朝廷」
と緊密にならぬように、「牽制」をする
必要があるとした「家康」は、度々「上
洛」を繰り返し、「伏見城」で過ごすに
至ったそうで、特に「２代、秀忠」に
「将軍職」を継承させると「大御所」と
なって、「1606年」迄の間の、そのほ
とんどを「伏見城」で過ごすに至ったそ
うです。
↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓
２．伏見城
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