【食育クイズ:Vol.1085】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」をテーマとし
た地域社会の在り方や、昔から先人た
ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等
の素晴らしさを、クイズを楽しみなが
ら知見を高め、共有して参りましょ
う!
さて、本日は、「京都府」の「山」に
まつわる「和歌文化」について、おさ
らいクイズ(Vol.289)にチャレン
ジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225歌人と和歌と山.jpg)
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「鎌倉時代初期」の頃、「公家」の
「藤原定家(ふじわらのさだいえ、て
いか)」が、「大堰川(桂川、保津川)」
の北岸に位置する、「とある山」の山
麓にある「山荘(別荘)」で、「鎌倉殿」
の「御家人」から依頼された、有名な
仕事を営んだ事で知られています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-藤原定家22.jpg)
さて、本日は、この「藤原定家」と深
い関わりがある事で知られている、
「大堰川(桂川、保津川)」の北岸に
位置し、その東側の山麓には「嵯峨野」
地域が広がる「とある山」にまつわる
「逸話」について、おさらいクイズに
チャレンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-大堰川マップ.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225歌人と和歌と山.jpg)
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問題:「京都、右京区、嵯峨」にある
「二尊院(にそんいん)」や、「常寂光
寺(じょうじゃっこうじ)」の「山号
(さんごう):(仏教寺院の名称の前に
つける、その寺院に関係する、山の名
前の事)」となっている事でも知られ
ている「とある山の名称」で、「京都」
発祥の「和歌文化」の代表的な「歌枕」
ともなっている、「とある山」とは何
でしょうか?
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-二尊院の紅葉444.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-常寂光寺多宝塔33.jpg)
次のうちから選んで下さい。
1.愛宕山(あたごやま)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200愛宕山11.jpg)
2.嵐山(あらしやま)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200嵐山11.jpg)
3.小倉山(おぐらやま)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200小倉山3333.jpg)
4.小塩山(おしおやま)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200小塩山22.jpg)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「小倉山(おぐらやま)」は、「京都、
右京区、嵯峨亀ノ尾町」にある標高
296mの「山」の事を言い、「大堰川
(桂川、保津川)」の北側にあり、南
側にある「嵐山」と相対している「山」
の事を言います。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200渡月橋、大堰川、小倉山相対図11.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-小倉山11.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225渡月橋と小倉山333.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200小倉山11.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200錦秋の小倉山333.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200錦秋の小倉山11.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200錦秋の渡月橋と小倉山○○.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200小倉山愛宕山999.jpg)
「平安時代」になると、「藤原氏」等
の「貴族勢力」が増大し、「小倉山の
山麓」地帯は、「貴族」の「別荘地」
となっていったそうで、有名な「小倉
百人一首」の命名の由縁は、「藤原定
家」がこの地の山荘で「和歌」を撰集
した事に由来していると言われている
そうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-藤原定家22.jpg)
「藤原定家」は、「平安時代末期」か
ら「鎌倉時代初期」にかけて活躍した
「公家」で、当時の「鎌倉幕府の御家
人(鎌倉殿と主従関係を結び従者とな
った者の事)」で、「歌人」でもあった
「宇都宮頼綱(蓮生)(うつのみやよ
りつな)(れんしょう)」の求めに応じ
て、「飛鳥時代」の「天智天皇」から
「鎌倉時代」の「順徳院」までの、
「100人の歌人」の優れた「和歌」
を一首ずつ選び、年代順に色紙にした
たものを作成した事でその名を馳せて
います。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225宇都宮蒲生11.jpg)
当時の「小倉山」山麓地域は、「平安
貴族」の別荘地であり、「宇都宮蓮生」
は、「出家」した後「京都、嵯峨野」
に住まいを移し、建築した「別荘(小
倉山荘)」の「襖」の装飾のため、「歌
人」として親交が深かった「藤原定家」
に、「和歌」の色紙の作成を依頼した
と言う経緯があるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200小倉百人一首233.jpg)
こうして「13世紀前半」頃に成立し
た推定される「定家」の作成した「和
歌」の色紙は、成立当時には一定の呼
び名は無かったそうで、「小倉山荘色
紙和歌」や、「嵯峨山荘色紙和歌」、
「小倉色紙」等と呼ばれていたそうで
す。
その後、この「色紙」成立の由来が、
「藤原定家」が「小倉山」の「山荘」
で編纂したと言う「逸話」が広まって
いった事によって、「小倉百人一首」
と言う呼び方が定着していったと言う
経緯があるそうです。
こうして「室町時代」以降になると、
「小倉百人一首」は、「歌道」の入門
編として一般的に知られるようになっ
ていき、その後「江戸時代」になり、
「木版画」の技術が普及すると、絵入
りの「歌がるた」の形態として加工さ
れるようになり、広く庶民にまで広ま
り、庶民でも楽しめる遊戯として、数
多くの人達の中に普及していったと言
う経緯となった訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-224小倉百人一首11.jpg)
ちなみに、「歌枕(うたまくら)」とは、
「和歌」において使われた言葉や詠み
込まれた題材の事を言い、その多くは
名所の「名所旧跡」の事を指して言う
場合が多いと言われています。
従って「小倉山」の「歌枕」は、「藤
原定家」が「小倉山」の「山荘」で
「百人一首」を選んだ事を始め、「大
堰川(保津川)」を挟んで「嵐山」と
対にされ、「錦秋(きんしゅう):にし
きのよう美しい秋の事」の秋になると
「紅葉の名所」である事から、「紅葉」
や「鹿」と共に、「枕詞」として、「和
歌」に詠み込まれる事が多くなったと
言う経緯がある訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-小倉山紅葉9999.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/350-小倉山藤原忠平和歌-1-300x159.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225定家山荘跡地777.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/420-400定家山荘跡地222-horz-1-300x200.jpg)
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ちなみに、「百人一首」と「小倉山」
の和歌としては、
~「小倉山(をぐらやま)峰のもみぢ
葉(ば)心あらば今ひとたびのみゆき
待たなむ」~藤原忠平(ふぢはらのた
だひら)~
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-藤原忠平○○.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-小倉山百人一首藤原忠平22.jpg)
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訳:~「小倉山の峰の紅葉よ、もしお
前に物の趣を解する心があるならば、
もう一度の行幸があるまで(散らない
で)待っていてくれよ」~
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また、「小倉山」の「錦秋の紅葉」を
詠んだ有名な「和歌」としては、
~「小倉山あらしの風の寒ければ紅葉
(もみぢ)の錦着ぬ人ぞなき」~藤原
公任(ふぢはらのきんたふ)~
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200藤原公任22和歌22.jpg)
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訳~「小倉山や嵐山(あらしやま)か
ら吹き下ろす山風が寒いので、紅葉の
落ち葉が人々の衣に散りかかって、錦
の衣を着ない人はだれもいないことだ」
~
なお、この歌が作られた背景には有名
な「逸話」があるそうで、その内容は、
「平安時代、986年、秋」の頃、「円
融上皇」が「嵐山」に御幸され、風雅
な「川遊び」のイベントが「大堰川」
に浮かべた「船」の上で執り行われた
そうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-円融天皇2222-272x300.jpg)
「大堰川」に浮かべられた船は、「漢
詩の船」、「管弦の船」、「和歌の船」の
3船だったそうで、それぞれの船にそ
の道に優れている人が乗船し、その技
を競い、楽しもうという催しだったそ
うです。
「藤原公任」は、「和歌の船」乗り込
み、即興で詠んだ歌がこの歌だったと
言う事になるそうです。
この「和歌」が示しているように、
「錦秋の小倉山」の「紅葉の錦」は、
美しい「絹織物」のように、精巧な色
模様を織りだしていると言う事を、見
事に見立てた表現として、後世に残る
名歌となっている訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200小倉山紅葉555.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200錦秋の小倉山11.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-200小倉山11.jpg)
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3.小倉山(おぐらやま)
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有するこ
とを明らかにしました。
食Pro.お薦めの「大豆ミート」は、
少量摂取でも人にとって必須な「タン
パク質」「食物繊維」「核酸」などの栄
養素が摂取できるように、大豆の油脂
分を除いてから作っています。
必要な栄養素が原料大豆の約1.2倍
以上となり、濃縮された分だけ、多く
含まれています。
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たんぱく質が50g!(半分がたんぱ
く質です)
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ミートをはじめ、食に関するいろいろ
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かったら一度遊びにきてくださると嬉
しいです。「いいね」もしてくださる
と、情報更新のお知らせが届くように
なりますのでなお嬉しいです。
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