【食育クイズ:Vol.1016】「京都府」の「華道・生け花文化」おさらいクイズ! 「寺社の仏前」に供える花の事を何と言う?

 

【食育クイズ:Vol.1016】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、和

 

歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、大阪

 

府)」の、主として「食文化」や「歴史」

 

をテーマとした地域社会の在り方や、昔か

 

ら先人たちが培ってきた、「文化」や「伝

 

統」、「歴史」等の素晴らしさを、クイズを

 

楽しみながら知見を高め、共有して参りま

 

しょう!

 

本日は、「京都府」の「華道」にまつわる

 

「歴史」について、おさらいクイズ

 

(Vol.221)にチャレンジ致しましょう!

 

 

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「華道、生け花」の歴史は古く、古代の

 

「精霊信仰(せいれいしんこう)」の時代ま

 

で遡ると言われていて、そもそも「花」に

 

は何か特別なものが宿っていると考えられ

 

ていたそうで、そのエネルギーに対して祈

 

りを込め、「神様」として崇拝していたと言

 

う経緯があるそうです。

 

 

この「習わし」は現在にも引き継がれ、「寺

 

社仏閣」等に行くと、いつでも「仏前」や

 

「神前」に「お花」が供えられていると言

 

う事で伺い知れる訳になります。

 

古くから「京都」で生まれた「華道、生け

 

花」は、このような昔からあった日本の信

 

仰と、その後「仏教の伝来」によって育ま

 

れるようになった「求道(物事の真理や悟

 

りを追求する事)」の「精神性」とが、混ざ

 

り合い、昇華して生まれたものと言われて

 

います。

 

 

「京都」の通りの名前にもなっている「頂

 

法寺六角堂(ちょうほうじろっかくどう)」

 

は、「平安時代」以前の頃、「聖徳太子」を

 

始め、「遣隋使」としてその名を馳せる「小

 

野妹子(おののいもこ)」の時代から続く格

 

式高い、有名な「寺院」ですが、ここから、

 

「6世紀」に伝来した「仏教」と、人々の

 

「祈り(信仰)」の対象だった「生け花」と

 

が、混ざりあって「華道」が始まったと言

 

われています。

 

 

 

 

摘んでしまった後の「花」の「花卉」が、

 

あと少ししか生きれないと言う事と、「仏

 

教」の教えである「求道的な精神性」とが

 

影響し合う事によって、「命」の持つ「真の

 

美しさ」が向き合い、融合し、自然に咲い

 

ていた時よりも「より美しく生ける」と言

 

う道である、「華道」と言う「芸道」に昇華

 

していったと言う事になる訳なのです。

 

 

さて、本日は、「京都発祥」の「華道文化」

 

について、おさらいクイズにチャレンジ致

 

しましょう!

 

 

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問題:「華道」の「生花(いけばな)」は、

 

そもそも仏前に花を供えるところから始ま

 

ったと言われているそうですが、これを何

 

と言うでしょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.聞香(もんこう)

 

2.供華(くげ)

 

3.花合せ(はなあわせ)

 

4.拠入花(なげいればな)

 

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【解説】

 

「供華、供花(くげ)」とは、「仏前」に、

 

「花」を供えて「供養」する事や、供える

 

「花」そのものの事を言うそうです。

 

ちなみに、仏堂などで仏前に供え、「荘厳

 

(しょうごん:仏様の身を厳かに飾る事)」

 

する花を「くげ」と言い、「葬儀」で死者に

 

対して「花」を供えることは「供花」と書

 

き、「きょうか」と呼んで区別するのが通例

 

となっているそうです。

 

 

 

「華道」の歴史とは、「華道家元池坊(かど

 

ういえもといけのぼう)」の歴史だと言われ

 

ているそうです

 

「華道家元池坊」の歴史は古く、7世紀初

 

期の「遣隋使」の時代からだそうで、「京都、

 

六角堂」で仏前供花をしていたと言う記録

 

が残っているそうです。

 

 

 

「六角堂」創建には逸話があり、「聖徳太子」

 

がこの地を訪れた時に、「池」で「沐浴(も

 

くよく)」したそうで、その時に「自念仏」

 

であった「観音像」がこの地から動かなく

 

なった事から、「六角堂」を創建し、「観音

 

像」を安置した事から始まったと言われて

 

います。

 

 

 

 

 

この「池」のほとりに作られた「六角堂」

 

のそばに「住坊」が作られ、そこに代々

 

「お坊さん」が住むようになったと言う経

 

緯があり、「生け花」が非常に上手かった事

 

が「華道、池坊」誕生の由来であり、「語源」

 

ともなったと言う経緯がある訳になります。

 

 

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「聞香(もんこう)」とは、「香道」で、「香

 

炉」から出る「香の香り」を聞くと言う事

 

であり、香の種類を当てたり、心を傾けて

 

その香りをゆっくり味わうと言う意味の事

 

を言います。

 

 

「花合せ」とは、「花札」の遊戯の一つの事

 

を言い、別名「ばかっ花」とも言われてい

 

ますが、「江戸時代」には「花札」全般の事

 

を示したと言われているそうです。

 

 

「拠入花(なげいればな)」とは、華道の

 

「立花」と異なり、草木を自然のままに生

 

ける技法の事を言うそうです。

 

 

 

 

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2.供華(くげ)

 

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