【食育クイズ:Vol.1624】「京都府」の「江戸時代の染色技術」おさらいクイズ! 京都で誕生した濃淡だけで細かな模様を染め上げる愛染の技術とは?

 

【食育クイズ:Vol.1624】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」

 

をテーマとした地域社会の在り方や、

 

昔から先人たちが培ってきた、「文化」、

 

「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、

 

クイズを楽しみながら知見を高め、あ

 

らためて「日本」や「日本人」が培っ

 

てきた「良きところ」を共有化し、次

 

代に継承して参りましょう!

 

さて、本日は、「京都府」の「愛染め」

 

にまつわる「江戸時代に誕生した技術」

 

について、おさらいクイズ(Vol.824)

 

にチャレンジ致しましょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「愛染め(あいぞめ)」とは、「植物染料」

 

の「藍」を用いた染色技法の事を言い、

 

「明治時代初頭」の頃、来日した「イギ

 

リスの科学者、アトキンソン氏」が、日

 

本の「藍色」に彩られている、とある町

 

並みの様子を見て、「ジャパン・ブルー」

 

と表現し、著書「藍の説」を著した事で

 

知られています。

 

 

 

「藍染め」に使われている「藍」は、

 

「タデ科、イヌタデ属」の「一年生植物」

 

で、古くから「解熱、解毒」や「抗炎症

 

薬」等に用いられる「薬用植物」として

 

重宝されてきたと言う歴史があり、「江

 

戸時代」の記録では、「毒」を持つ「生

 

き物」に噛まれた傷の治療に利用されて

 

いた事が記されているそうです。

 

 

「藍」は、「人類最古の染料」とも言わ

 

れていて、日本には「奈良時代」に、

 

「大陸」から伝えられたそうで、「法隆

 

寺」や「正倉院」に多数の「衣類」が保

 

存されている事で知られています。

 

その後「平安時代」になると、「宮廷」

 

や「上流貴族」が身に着ける「高貴な衣

 

類」となり、更に発展するに至った訳な

 

のだそうです。

 

その後時代が流れて「武家統治の時代」

 

になると、「藍染」の中でも、黒く見え

 

る迄深く染め上げた「濃紺色」の事を、

 

「褐色(かちいろ)」と言っていた事が、

 

「勝ち」に通じる「縁起の良い色」と言

 

われるようになった事で、「武具」の

 

「染め色」や、様々な「武家の祝賀のイ

 

ベント」等に用いられるようになり、こ

 

うして「鎌倉時代」の「武士」の間では、

 

「愛染=勝ち色」を身に着けると言う事

 

が「習慣化」するに至ったと言う経緯と

 

なった訳なのだそうです。

 

現在では科学的にも、「蓼藍(たであい)」

 

を「染材料」とした「愛染め」の「生地」

 

は、「消臭効果」、「防虫効果」、「殺菌効

 

果」、「紫外線防止効果」、「解熱・解毒・

 

抗炎症効果」がある事が分かっています

 

が、「戦さ」に明け暮れる日常から逃げ

 

る事が出来ない時代に生きる「武士達」

 

にとっても、「戦さ」で「負傷」した時

 

に「化膿」を防いだり、「止血効果」が

 

ある事が、経験的な観点から分かってい

 

た事から、「武士達」の間では、「愛染の

 

下着」を着る事が、常識となっていた訳

 

なのだそうです。

 

ちなみに、現在でも、「剣道着」や「袴」

 

等と言った「武道の稽古着」等には「藍

 

染め」が施されている事からも、昔から

 

の「日本の愛染めの歴史」が「伝統」と

 

なって継承されている事が伺い知れる訳

 

なのです。

 

 

 

さて、本日は、「江戸時代」に、「京都」

 

で考案された、「愛染め」の「新しい技

 

術」について、おさらいクイズにチャレ

 

ンジ致しましょう!

 

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

問題:「天下泰平」の「江戸時代」にな

 

ると、「愛染め」は、一般庶民にまで広

 

がるに至ったそうで、「京都」では、「藍」

 

の「濃淡」だけで、「四季の花鳥」や、

 

「山水の風景」、「楼閣の細かい文様」等

 

を染め上げると言う、新しい「愛染め」

 

の「技術」が誕生した事で知られていま

 

す。

 

 

 

さて、それでは、この「愛染め」とは、

 

何と呼ばれているでしょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.纐纈染(こうけちぞめ)

 

2.茶屋染

 

3.辻が花染

 

4.友禅染

 

↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓   

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

「茶屋四郎次郎(ちゃやしろうじろう)」

 

は、「安土桃山時代」から「江戸時代」

 

にかけて、「徳川幕府」の「公儀呉服師」

 

となり、その後も「10代」に渡って

 

「世襲」された事で知られている、「京

 

都」の「豪商」の事を言います。

 

 

 

そもそもの「茶屋家」の始まりは、「戦

 

国時代」の「1521年」に、「武士」を

 

廃業した「中島明延」と言う「信濃国」

 

の「人物」が、「京」に上って「呉服商」

 

を営んだ事が、その始まりとなっている

 

のだそうです。

 

「京都」に上った「明延」は、「京都」

 

に「屋敷」を構えた訳なのですが、そも

 

そも「武家」出身であった事から、その

 

「屋敷」に「茶室」を設けて、「茶の湯」

 

を嗜んでいたそうです。

 

これが「室町幕府、13代将軍、足利義

 

輝」の目に止まり、度々「明延」の「屋

 

敷」を訪れ、「茶の湯」を嗜むようにな

 

ったと言う経緯があった事から、やがて

 

「茶屋」と言う「屋号」が命名されるに

 

至ったと言う経緯となった訳なのだそう

 

です。

 

 

 

その後「明延」の息子である「清延」の

 

代になると、「織田信長」が「鉄砲隊」

 

を駆使して勢力を拡大し、「上洛」に至

 

ると言う、大きな「時代の変遷」があり、

 

これに伴って「茶屋家」の「商売」は、

 

「呉服」だけでは無く、「鉄砲」まで取

 

り扱うようになったそうで、次第に「京

 

都の豪商」としてのステップを踏み始め

 

るに至った訳なのだそうです。

 

 

「清延」は、「鉄砲の販売」を通じて、

 

「上洛」するまで上り詰めた「織田信長」

 

を始め、「信長」と「同盟」を結び、「武

 

田信玄」と戦っていた「徳川家康」に仕

 

えるに至ったそうです。

 

 

 

その後「信長」が「天下統一」目前で、

 

「本能寺の変」により暗殺されてしまう

 

と言う大事件が勃発した訳なのですが、

 

その時に「清延」は、「堺」に滞在中で

 

あった「徳川家康」一行に対して「早馬」

 

で駆けつけ、「信長」と「同盟」を結ん

 

でいる「家康」にも「追っ手」が襲いか

 

かるとして、早急に「三河」まで逃げる

 

ように進言した訳なのだそうです。

 

その後の「家康一行」の「脱出劇」は、

 

まさに「命懸けのもの」となるに至った

 

訳であり、「清延」は、「後世」に、「神

 

君伊賀越え」呼ばれる「逸話」となった

 

事で知られる、この「空前の脱出劇」を

 

成功に導く為に、「物・心」共に「最大

 

級レベル」の「尽力」をしたと言う経緯

 

となった訳なのです。

 

 

こうして見事「三河」まで辿り着いた

 

「家康」は、この「恩」により、「清延」

 

を、「徳川家康」の「御用商人」として

 

取り立てるに至った訳であり、それ以降

 

「徳川家の呉服御用」を一手に引き受け

 

ると言う経緯になった訳なのだそうです。

 

こうして「将軍家御用達」の「家柄」と

 

なった「茶屋家、清延」は、「初代、茶

 

屋四郎次郎」を名乗るに至り、以降「茶

 

屋家」は、その代々の当社が「茶屋四郎

 

次郎」を襲名するに至った訳なのだそう

 

です。

 

また、「徳川幕藩体制」の確立に伴って、

 

「徳川家」は、「家康の血筋」が分家し、

 

「徳川御三家」が創設されるに至った訳

 

なのですが、それに伴って「徳川家呉服

 

師」である「茶屋家」も、初代「清延」

 

の「3男」と「4男」がそれぞれ「分家」

 

するに至ると言う経緯となり、「3男、

 

長吉」は「尾張茶屋家」に、「4男、宗

 

清」は「紀州茶屋家」として、創設され

 

るに至ったそうで、「京都」を「本家」

 

として、「茶屋御三家」と称されるよう

 

になった訳なのだそうです。

 

「初代、清延」は、「徳川幕藩体制」が

 

確立していないうちに亡くなってしまっ

 

た事から、「二代目」となった「長男」

 

の「茶屋四郎次郎、清忠」は、「1600

 

年」の「関ヶ原の戦い」以降からの「京

 

の情勢」等を「家康」に進言する役割を

 

果たし、「朝廷勢力のお目付け役」とし

 

ての「京都所司代」設置のきっかけを作

 

るに至ったそうで、その後「設置」され

 

ると、「上方五カ所(京・大坂・奈良・

 

堺・伏見)」の「町人」の「支配」や、

 

「京都町人頭」に任命され、「徳川家」

 

とのパイプをより太くした訳なのだそう

 

です。

 

しかしながら「二代目、清忠」も、若く

 

して急逝してしまった事から、急遽「実

 

弟」が「三代目、茶屋四郎次郎、清次」

 

を襲名するに至ったそうで、「徳川家」

 

とのパイプを、より強固なものとすべく、

 

「徳川家呉服師」を守るだけでは無く、

 

「長崎奉行」や「長崎代官」等を歴任し、

 

「1612年」には、「朱印船貿易」の特

 

権を得るに至り、その結果、「莫大な冨」

 

を得るに至ると言う経緯となったそうで、

 

こうして当時の「京都」において、「角

 

倉了以の角倉家」と、「後藤四郎兵衛の

 

後藤家」と共に、「京の三長者」と呼ば

 

れる迄に至った訳なのだそうで、時代が

 

過ぎて「明治期」になって「廃業」に至

 

る迄の間に、「10代目」まで引き継が

 

れていった訳なのだそうです。

 

「茶屋染(ちゃやぞめ)」とは、「江戸時

 

代初期」の「寛永年間(1624―1644

 

年)」の頃に登場した、まるで「南京」

 

から渡来した「染付陶器」のように、夥

 

しく手を尽くした「藍染」の方法と言わ

 

れたそうで、当時「京の三長者」と言わ

 

れるまで成功した「京都の呉服商」の

 

「茶屋四郎次郎」の草案によって誕生し

 

た「愛染「の「染色技術」の事を言うそ

 

うです。

 

「茶屋染」は、「風景や、楼閣、山水」

 

等の細かな「模様」を表現するのに、

 

「藍一色」で染めたものの一部に、「黄

 

色」の用いたものを加えたり、「刺繡」

 

を加えりして、より爽やかな色合いにし

 

たものだそうで、使用する「生地」は、

 

「越後」、「能登」、「薩摩」等と言った、

 

当時において「最上質の上布」を用いた

 

ものなのだそうです。

 

その「染色の技法」は、「布生地」に

 

「型紙」を置いて「のり(糊)」を伏せ、

 

「藍瓶(あいがめ)」に浸染させる時に、

 

「布地」を「白い状態」で残す為に、例

 

えば「楼閣山水」のような「緻密」な

 

「文様」の輪郭を、「糸目のり」で埋め

 

てから、その「両面」を「のり防染」を

 

施すと言った、「複雑極まる技術」なの

 

だそうで、膨大な手間と、熟練した手作

 

業を必要とする事から、「小袖1領」の

 

製作に「数ヵ月」を要すると共に、非常

 

に「高額」のものとなった為に、「徳川

 

宗家(本家)」や、「御三家」、「三卿の殿

 

中」の着用等に限られたものだけになっ

 

た訳なのだそうです。

 

 

やがて「100年」程の時間が流れ、

 

「1️8世紀初頭」になると、「京友禅」

 

の技法が普及し、「茶屋染」は、より一

 

般的な、「京町方」の「友禅染」に吸収

 

される形となり、「徳川御三家」の用い

 

る「殿中衣装」の「帷子」のみが、「茶

 

屋染」の名で残されるに留まると言う経

 

緯となった訳なのだそうで、現在にまで

 

文化として残っている訳なのだそうです。

 

 

 

↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓

2.茶屋染

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

大阪市立大学の研究グループが、大豆

 

などに含まれるイソフラボンが肺気腫

 

や慢性気管支炎などの「COPD(慢性

 

閉塞性肺疾患)」の予防効果を有する

 

事を明らかにしました。

 

食Pro.お薦めの「大豆ミート」は、

 

少量摂取でも人にとって必須な「タン

 

パク質」「食物繊維」「核酸」などの栄

 

養素が摂取できるように、大豆の油脂

 

分を除いてから作っています。

 

必要な栄養素が原料大豆の約1.2倍

 

以上となり、濃縮された分だけ、多く

 

含まれています。

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

★大豆プロテイン100g中に植物性

 

たんぱく質が50g!(半分がたんぱ

 

く質です)

 

★低脂質(2.7g)です!

 

★高食物繊維(20g、腸内発酵を促進

 

し、腸内健康の源となります。)

 

これを毎日食すると腸内発酵が促進さ

 

れ、お通じが良くなり、腐敗から発酵

 

にチェンジするので、おならが臭くな

 

くなります。

 

デドックス効果で身体もスッキリ!!

 

每日の食で「医者いらず!薬いらず!」

 

低脂質!ダイエットに最適な高たんぱ

 

くプロテイン!

 

国産の遺伝子組み換えでない大豆だけ

 

で作った「みそちゃんおじさんオリジ

 

ナル」の「スーパープレミアム大豆プ

 

ロテイン」です!

 

毎日の食に取り入れ、病気になりにく

 

い若々しい体を維持しましょう!

 

 

 

 

↓↓↓↓↓ここから入手!↓↓↓↓↓

 

https://6jika.thebase.in/

 

青森産大和しじみのお味噌汁!限定徳

 

用セットはここから入手!↓↓↓↓↓

 

 

 

 

https://6jika.thebase.in/items/25021970

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

国産の食応援「和乃家(わのか)」は、

 

日本の食の安全保障として日本人の命

 

と健康を守る活動をしています。大豆

 

ミートをはじめ、食に関するいろいろ

 

な情報を発信していますので、よろし

 

かったら一度遊びにきてくださると嬉

 

しいです。「いいね」もしてくださる

 

と、情報更新のお知らせが届くように

 

なりますのでなお嬉しいです。

 

 

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

https://www.facebook.com/kokusanwanoka/

 

ABOUTこの記事をかいた人

食育&6次産業化推進センターは、食の国家的安全保障をめざし、日本人の命と健康を守るため、真の食の安心・安全とは何かというテーマを、食育活動や6次産業化推進活動をベースに追求する国家戦略プロフェッショナルの仕事をしています。