【食育クイズ:Vol.1647】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう!
さて、本日は、「京都府」の「花街、2
代目、吉野太夫」にまつわる「寺院」に
ついて、おさらいクイズ(Vol.847)に
チャレンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/京都府郷土文化300-225-14.jpg)
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「江戸時代初期」の「芸術家」或いは
「数寄者(すきしゃ:広く芸道に通じた
人の事)」として知られる「本阿弥光
悦」は、そのあまりの人望を集めた故
に、「江戸幕府」を開いた「徳川家康」
が、「京都」の「朝廷」や「寺社勢力」
等が「江戸幕府」を脅かす事を牽制する
為に、様々な階級の人々が「光悦」の元
に集まる事を警戒して、「京都、洛北」
の「鷹峯」の、当時「辻斬り、追い剥
ぎ」が出没するような過疎の地に、「地
領」を与えると称して追いやった事で知
られています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/300-本阿弥光悦1-2.jpg)
ところが「光悦」は、その「地」に「一
族」だけでは無く、「町衆」や「職人」
達を移住させ、「壮大」な「芸術村(光
悦村)」を築き上げてしまうに至ってし
まったそうで、その結果、後世の日本の
「芸術」や「工芸」の発展に大きく貢献
したと言う経緯となった訳なのだそうで
す。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/420-光悦垣-300x225.jpg)
また「光悦」は、敬虔な「法華宗(日蓮
宗)徒」であり、「光悦」の築いた「鷹
峯」の「邸宅跡地」は、「光悦」の死後
の「1656年」に、「日蓮宗」の「光悦
寺」となったと言う経緯があり、「光悦
の墓」が建立された事でも知られている
訳になるのだそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/420-本阿弥光悦の墓光悦寺).jpg)
「光悦」が、「鷹峯の地」に移り住み、
この地に「法華の鎮所」を建立したの
は、「1619年」頃と言われています
が、その後「光悦の息子」が「1627
年」に、「日蓮宗の中興の祖」と言われ
る「日乾上人」を、この「鷹峯の地」に
「開山」として招聘し、正式に「日蓮宗
の寺院」とした事で知られています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/日乾上人-down.jpg)
その翌年には、「日乾上人」に帰依して
いた事で知られる、「京都、花街、島
原」の「遊女」であった、「2代目、吉
野太夫」により、「山門(吉野門)」が寄
進されるに至ったと言う経緯となった訳
なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/2代目吉野太夫1-down.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/420-常照寺56.jpg)
さて、本日は、「京都洛北、鷹峯の地」
に移住した「本阿弥光悦」が建立した事
で知られている、「吉野太夫」にちなん
だ「寺院」について、おさらいクイズに
チャレンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/京都府郷土文化300-225-14.jpg)
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「江戸時代初期」の頃、敬虔な「日蓮宗
徒」であった、「京都、島原」の「遊
女、2代目、吉野太夫」が、「朱塗りの
山門」を寄進した事で知られている「京
都洛北、鷹峯」にある「寺院」には、
「2代目、吉野太夫」自身の「墓」があ
る事でも知られています。
問題:「京都」の「花街、島原」の「太
夫」は、毎年4月になると、「吉野太
夫」の「墓」に詣でると言う、「吉野太
夫花供養」を執り行っている事で知られ
ています。
さて、それでは、現在でも「吉野太夫供
養」が執り行われている事で知られてい
る、「京都、洛北」にある「寺院」と
は、どれでしょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.立本寺(りゅうほんじ)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/420-420-立本寺1.jpg)
2.本圀寺(ほんこくじ)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/420-420-本圀寺1.jpg)
3.常照寺(じょうしょうじ)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/420-420-常照寺.jpg)
4.妙満寺(みょうまんじ)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/420-420-妙満寺1.jpg)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「京都、常照寺」は、「1616年」に、
敬虔な「日蓮宗(法華宗)」徒であった
「本阿弥光悦、光瑳」の「親子」が、
「法華の鎮所」として「鷹峯の地」に建
立したのが、その起源と言われているそ
うです。
その後「日蓮宗、中興の祖」とされる
「日乾上人」が、「1627年」に、「光
悦」の「息子」の、「本阿弥光瑳」に招
かれ、この場所を正式な「寺院」として
整備し、「寂光山、常照寺」と名付け、
更に「学寮」として、「檀林(鷹峰檀
林)」をも開くに至った訳なのだそうで
す。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/420-常照寺56-down.jpg)
その後「常照寺」は全盛となり、大小
30余りの「堂宇」が建ち並び、「学僧
200余人」が学ぶ場所となった訳なの
だそうです。
「吉野太夫」とは、「京都、島原」の
「太夫」に代々伝わる名跡として知ら
れ、初代から数えて10代目まで継承さ
れたそうです。
「初代、吉野太夫」は、「安土桃山時
代」の人物だそうで、「本阿弥光悦」等
を始めとする当時の「数寄者」達との交
流があったとされていて、現代において
は、「吉川英治」作の「宮本武蔵」の中
に登場し、「京都、吉岡一門」と「単
身」で戦った当時の「武蔵」を、もっと
人間に幅を持つように諫めた「人物」と
して、描かれている事で知られていて、
「天下無双」の「武蔵」ですら、説得さ
せてしまうような、「才気」溢れる「女
性」だった訳なのだそうです。
「2代目、吉野太夫」は、「初代太夫」
に勝るとも劣らない「才気」に満ち溢れ
た「人物」だったと伝えられ、「夕霧太
夫」、「高尾太夫」と共に、「寛永三名
妓」の一人に数えられているそうで、
「詩歌、管弦、和歌、聞香、茶の湯」等
のあらゆる「諸芸」に秀で、その「艶
名」は、遠く「中国、明」にまで聞こえ
たとされる「女性」だったそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/2代目吉野太夫1-down.jpg)
「法華経」を篤く信仰していた「太夫」
は、僅か「23歳」と言う若さにも関わ
らず、「鷹峯の地」に「常照寺」を開山
した「日乾上人」への「帰依の証」とし
て、「朱塗りの山門」を寄進した事で知
られていて、彼女の「命日」は、「吉野
忌」として「俳句の季語」にもなったと
言う経緯となった人物なのだそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/420-朱塗りの山門吉野門.jpg)
ちなみに「太夫」が「日乾上人」から授
かった「法号(戒名)」は、「唱玄院妙蓮
日性信女」だそうで、この「蓮の花」に
ちなんだ「法号」の意味は、下記の通り
なのだそうです。
1️⃣:「唱玄院」と言う「院号」は、「日蓮
宗」の最大の特徴である、「南無妙法蓮
華経」の「題目」を、「玄題」と呼ぶそ
うで、「題目」を唱える事が修行の中心
である事から、「唱玄院」の院号とは、
「太夫」が日々「題目」を非常に良く唱
えていた事を、讃える表現なのだそうで
す。
2️⃣:「妙蓮」とは、「蓮の花」の事を言
い、「蓮華」とは、「お釈迦様」がこの世
におわした時からの、「仏花」なのだそ
うです。
なんとなれば、この「蓮華」には、「4
つの徳」があるとの「お釈迦様の教え」
がある訳なのだそうで、その「四徳の教
え」とは、下記のような内容なのだそう
です。
【四徳の一】:「朝」に「花」を咲かせ、
「午後」に閉じ、これを4~5日に渡り
繰り返す事から、「蓮華」とは、「気の巡
りに合わせ、自然体に生きる」と言う
「教え」を表しているものである。
【四徳の二】:一本の「茎」に一つの
「花」しか付け無い「蓮華」は、「無欲
である事や、少欲こそが知を足り得る」
と言う「教え」を表している。
【四徳の三】:「蓮華」は、「花」が咲く
と同時に、「果(種)」が出来る事から、
原因と結果が同時に現れる事を象徴して
いるものであり、「題目を唱えた瞬間に
成仏する」と言う、「即身成仏の教え」
そのものなのである。
【四徳の四】:「蓮華」は、「泥(煩悩)」
の中にあっても、泥に染まる事無く「清
廉な花」を咲かせる事から、「どんな社
会悪の中で生きていても、染まらずに清
く生きる事が出来る」と言う「教え」を
表しているのである。
こうして、以上の「四徳の教え」を敬虔
に信仰した事で知られている「2代目、
吉野太夫」は、「日乾上人」から「唱玄
院妙蓮日性信女」と言う「法号(戒
名)」を授かった訳なのであり、「遊女」
の身でありながら、決して世間の泥に染
まる事が無く、一心に信仰を貫いたと言
う、見事な人生を歩んだ「女性」であっ
たと言う事が伺い知れる訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/4843b4481fbfb580a3f6d69327695ba3-down.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/1AYSE9211-1-down.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2024/05/420-420-常照寺.jpg)
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3.常照寺(じょうしょうじ)
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有する
事を明らかにしました。
食Pro.お薦めの「大豆ミート」は、
少量摂取でも人にとって必須な「タン
パク質」「食物繊維」「核酸」などの栄
養素が摂取できるように、大豆の油脂
分を除いてから作っています。
必要な栄養素が原料大豆の約1.2倍
以上となり、濃縮された分だけ、多く
含まれています。
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★大豆プロテイン100g中に植物性
たんぱく質が50g!(半分がたんぱ
く質です)
★低脂質(2.7g)です!
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国産の食応援「和乃家(わのか)」は、
日本の食の安全保障として日本人の命
と健康を守る活動をしています。大豆
ミートをはじめ、食に関するいろいろ
な情報を発信していますので、よろし
かったら一度遊びにきてくださると嬉
しいです。「いいね」もしてくださる
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