【食育クイズ:Vol.1044】「京都府」の「猿楽・狂言」おさらいクイズ! 京都で出前狂言をした「大蔵流十世」正重が悪口にされた「食材」とは?

 

【食育クイズ:Vol.1044】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」をテーマとし

 

た地域社会の在り方や、昔から先人た

 

ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等

 

の素晴らしさを、クイズを楽しみなが

 

ら知見を高め、共有して参りましょ

 

う!

 

本日は、「京都府」の「狂言」にまつ

 

わる「逸話」について、おさらいクイ

 

ズ(Vol.248)にチャレンジ致しま

 

しょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

日本におけるそもそもの「猿楽」の起

 

源については、正確なところは分かっ

 

ていないそうで、「飛鳥時代(7世紀

 

頃)」に、「中国」から日本に伝わった

 

とされる「日本最古の舞台芸能」と言

 

われている「伎楽(ぎがく)」を始め、

 

「奈良時代」に伝わった「散楽(さん

 

がく)」や「雅楽(ががく)」にその端

 

を発するのではないかと考えられてい

 

るそうです。

 

 

 

 

「散楽や雅楽」は、「奈良時代」では

 

「朝廷」の保護下にあった訳なのです

 

が、「平安時代」になると、「平安遷都」

 

の立役者であった「桓武天皇」により、

 

その保護から外されたそうです。

 

 

「散楽師」達は、やむなく「寺社」や

 

「街角」等でその芸を披露するように

 

なっていったそうで、それが次第に昔

 

からあった「地域芸能」と融合してい

 

き、「物まね」等を中心とした「滑稽

 

な」笑いを誘う、「芸」や「寸劇」に

 

発展していったと考えられていて、そ

 

れがやがて「申楽(猿楽)」と呼ばれ

 

るようになり、現在にまで伝わる「能

 

楽」の原型が醸成されていったと言う

 

経緯があると言われています。

 

「猿楽」は、その後「室町時代」にな

 

ると、「観阿弥」や「世阿弥」が登場

 

し、現在の「能楽」とほぼ同等レベル

 

の「芸能」としての「猿楽(申楽)」

 

のスタイルが確立されていったと言う

 

経緯があるそうで、「室町幕府、三代

 

将軍足利義満」は、「観阿弥・世阿弥」

 

親子の「結崎座」を庇護し、これが後

 

の「観世座」となったと言う訳になり

 

ます。

 

 

 

 

更に、「二条良基」を始めとする「京

 

都」の「公家社会」との接点も生まれ

 

たそうで、「猿楽」は「上流階級」の

 

文化を取り入れる事で、より「洗練」

 

されていったと言う経緯がある訳にな

 

るのです。

 

 

その後、「六代将軍、足利義教」も

 

「世阿弥」の甥である「音阿弥」を高

 

く評価し、その庇護者となったそうで、

 

こうして歴代の「観世大夫」達は、時

 

の権力と結びつきながら、「猿楽(申

 

楽)」を発展させ、現在の「能」文化

 

の原型をこの時代に完成させたと言う

 

事になる訳なのです。

 

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「狂言(きょうげん)」とは、「猿楽」

 

から発展した日本の伝統芸能で、「猿

 

楽」の「滑稽味」を洗練させた「笑劇」

 

の事を言います。

 

「狂言」と言う言葉は、「猿楽」の中

 

で、特に「滑稽な振る舞い」や、「冗

 

談や嘘」、「人をだます意図を持って仕

 

組まれた行い」等々…を指して言われ

 

た呼称の事を言い、その発祥は「鎌倉

 

時代」から「室町時代」に挟まれる

 

「南北朝時代(14世紀頃)」の頃と言

 

われていて、この時期に「狂言」は

 

「猿楽」の中の、「滑稽な物まね芸」

 

を表す言葉として、定着していったと

 

言われている事になる訳なのです。

 

 

 

 

 

 

その後、「室町時代」から「安土桃山

 

時代」にかけて、「能」と「狂言」は

 

それぞれ明確に「分立」されていき、

 

現在で演じられるかたちのものとほぼ

 

同様の内容となったと言われているそ

 

うです。

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「大和猿楽」とは、古く「奈良時代」

 

の頃、「奈良、興福寺や春日大社」等

 

の「神事」に奉仕することを職務とし

 

た「猿楽の座」の事を言います。

 

「大和猿楽」は、「室町時代」になる

 

と、前述のように、「結崎座(後の観

 

世座)」の「観阿弥・世阿弥父子」が

 

「足利将軍家」に庇護された事もあ

 

り、「猿楽」を現在の「能楽」とほぼ

 

同等の芸能に発展させたと言う経緯が

 

ある訳なのです。

 

 

更にその後の時代になっても、「大和

 

猿楽」は「豊臣氏」や「徳川氏」にも

 

重んじられたそうで、こうして、「大

 

和四座」の「外山座」は「宝生座」と

 

なり、「坂戸座」は「金剛座」に、「円

 

満井座」は「金春座」に、「結崎座」

 

は「観世座」となり、この「四座」の

 

「系譜(原則として世襲)」を継ぐ

 

「能楽師」によって、現在の「能楽協

 

会」が構成されていると言う経緯にな

 

っている訳なのです。

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「狂言の流派」の一つである「大藏流

 

(おおくらりゅう)」とは、「猿楽の本

 

流」と言われている「大和猿楽系」の

 

「狂言」を伝える、「最古」且つ「唯

 

一無二」の「流派」と言われているそ

 

うです。

 

 

「初代、大藏彌右衛門」が、「室町後

 

期」に創流した「流派」であり、「二

 

世、日吉彌兵衛」から、「二十五世、

 

大藏彌右衛門虎久」に至る迄、700

 

年余続いていて、代々「金春座」で

 

「狂言」を努めてきたそうです。

 

「江戸時代」には、「観世座」以外の

 

他諸座の「狂言」のほとんどは「大藏

 

流」が務めていたと言われていて、そ

 

の後「明治維新」に伴い、一時期衰退

 

してしまったそうですが、その子孫達

 

の粉塵の努力によって、「東京」や

 

「京都」の東西で支え、復興に尽力し

 

た事により、昭和の戦前期までには完

 

全に再興されたと言う経緯があるそう

 

です。

 

特に、「京都」においては、再興する

 

にあたり、「茂山千五郎家」の「十世

 

正重(十世千五郎、二世千作)」が、

 

「語り草」となっている「○○主義」

 

を標榜し、「庶民的な狂言」を演じて、

 

流派を支えたと言う経緯があるそうで

 

す。

 

 

さて、本日は、「明治維新」によって

 

衰退傾向に陥った「大蔵流、狂言」の

 

「再興」にまつわる「故事」について、

 

おさらいクイズにチャレンジ致しまし

 

ょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「大蔵流、狂言」の「茂山千五郎家」

 

では、「京都」の地において、「明治維

 

新」によって衰退傾向にあった「狂言」

 

を再興するため、「どこへでも気軽に

 

出掛けて行き上演する」姿勢を示した

 

そうです。

 

 

問題:「茂山千五郎家、十世正重(二

 

世千作)」は、「京都」の人々に対して、

 

気軽に「狂言」を楽しんで頂こうと、

 

「地蔵盆、結婚式、お祝いの会」等々

 

…、色々なところに出向いては、余興

 

として「狂言」を上演していたそうで

 

す。

 

その姿が「京都」の人々から「揶揄

 

(やゆ)」され、「とある食材」に例え

 

て「悪口」を言われてしまったそうで

 

すが、「正重」はその「悪口」を逆手

 

に取って、「家訓(モットー)」として

 

しまったそうです。

 

さて、それでは、その「揶揄」された

 

「とある食材」とは、何でしょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.餅

 

 

2.豆腐

 

 

3.うどん

 

 

4.饅頭

 

 

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【解説】

 

「大蔵流、狂言」は、創始された「室

 

町時代」においては、「武家式楽」と

 

して位置付けられ、「武士」や「公家」

 

など「特別階級の文化」であったと言

 

う経緯があり、「江戸時代」を経て

 

「明治維新」になる迄の長きに渡り、

 

「能楽(能と狂言)」を演じるのは

 

「能舞台」以外での上演はいけないと

 

か、他のジャンルの芸能と共演しては

 

いけない等々…、「特別な演目」と言

 

う意識が強かった訳であり、「明治時

 

代」になっても、依然として昔からの

 

保守的なイメージが根強く残っていた

 

そうです。

 

従って、そう言う「タブー」を犯して

 

まで、活動する「十世、正重」に対し

 

て、「どこにでも気軽に出て行く、お

 

豆腐のような奴だ」と、悪口を言われ

 

てしまったと言う経緯になる訳なので

 

す。

 

 

 

当時の「京都」でも、「豆腐」は、庶

 

民にも広く行き渡っていた「食材」で

 

あり、食卓に乗る事が最も多いとされ

 

る「おかず」の一つだったため、「茂

 

山家十世、正重」の演ずる「狂言」は、

 

「特別な芸能文化」では無く、『どこ

 

の家の食卓にも上がる「豆腐」のよう

 

な安っぽいものだ!』という意味の悪

 

口を言われてしまったと言う事なので

 

した。

 

しかし、「正重」は全く動ぜずに、「お

 

豆腐で結構!それ自体高価でも上等で

 

もないが、味つけによって高級な味に

 

もなれば、庶民の味にもなる。お豆腐

 

のようにどんな所でも喜んでいただけ

 

る狂言を演じれば良い!より美味しい

 

お豆腐になることに努力すればよい!」

 

と、その悪口を逆手に取り、「出前狂

 

言」的な活動で「再興」に尽力し続け

 

たところ、ものの見事に成果を得られ

 

るようになったと言う経緯になる訳な

 

のです。

 

当時の「京都」では、「おかずに困っ

 

たら、豆腐にでもしとこか。」と言う

 

風潮があったそうで、「正重」はそれ

 

を逆手に取って、「余興に困ったら、

 

茂山の狂言にでもしとこか」と、気軽

 

に呼ばれる事をむしろ喜びとし、「い

 

つの世でも、誰からも広く愛される、

 

飽きのこない、そして味わい深い狂言

 

を!」と言う「家訓」とし、そんな

 

「お豆腐狂言」を標榜した事で、再興

 

と言う目的を達成したと言う事になる

 

訳なのです。

 

 

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2.豆腐

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

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食育&6次産業化推進センターは、食の国家的安全保障をめざし、日本人の命と健康を守るため、真の食の安心・安全とは何かというテーマを、食育活動や6次産業化推進活動をベースに追求する国家戦略プロフェッショナルの仕事をしています。