【食育クイズ:Vol.1270】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう!
さて、本日は、「京都府」の「大徳寺」
にまつわる「国宝」の「茶碗」につい
て、おさらいクイズ(Vol.474)に
チャレンジ致しましょう!
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「京都、北区」にある「大徳寺」は
「鎌倉時代」の「禅僧」として知られ
る「宗峰妙超(しゅうほうみょうちょ
う)」が、1319年に「洛北、柴野」
の地に「小堂、大徳庵」を建立したの
が、その始まりと言われているそうで
す。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200大徳寺1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200大徳寺2.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-常峰妙超.jpg)
その後「大徳寺」は、「貴族、大名、
商人、文化人」等々…、幅広い層の
人々から保護や支持を受けて栄えたそ
うで、「室町時代」以降には「一休宗
純(いっきゅうそうじゅん)」を始め
とする「名僧」を数多く輩出する「寺
院」と成長していったと言う経緯とな
り、「京都」でも有数の規模を誇る
「禅宗」の「寺院」となったと言う経
緯があります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-一休上人.jpg)
こうして「大徳寺」の広大な「境内」
には、「仏殿」、「法堂」を始め、20を
超える数多くの「塔頭」が立ち並んで
いる事で知られている訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/420-大徳寺マップ.jpg)
その中でも、「一休和尚」を慕って
「参禅」した数多くの人々の中には、
「侘び茶」を創始した「村田珠光」を
始めとする当時の「東山文化」を担う
「文化人」達が多くいたそうで、この
時を契機として「大徳寺」は、「茶の
湯の世界」と深い縁が構築されると言
う経緯となり、それ以降「武野紹鴎」
や「千利休」、「小堀遠州」等々…の数
多くの「茶人」や、「侘茶」を嗜む
「各大名」達が、「大徳寺」との関係
を持つと言う経緯となったそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-180武野紹鴎.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-180村田珠光-2.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-180千利休1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-225小堀遠州.jpg)
こうして「大徳寺」には、「国宝」の
「茶室」として知られる「密庵」を始
め、「文化財指定」レベルの「茶室」
が数多く残されていると言う経緯とな
り、その中でも、この「大徳寺」の
「塔頭」の一つに所蔵されている「国
宝」の「茶碗」は、「曜(耀)変天目
茶碗(ようへんてんもくちゃわん)」
と呼ばれるものであり、世界にたった
3つしかない希少な「茶碗」として知
られている訳になるのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200龍光院曜変天目茶碗1.jpg)
「曜変(ようへん)」とは、「茶碗」の
内側の黒い「釉薬(ゆうやく:表面を
覆っているガラス質の部分の事)」の
上に、大小の「星」と呼ばれる「斑点
(結晶体)」が群れをなして浮かび、
その周囲に「暈天(にちうん:日や月
の周囲を取り囲むベールのような暈
(かさ)の事)」が、「瑠璃色」あるい
は「虹色」の光彩で取り巻いている姿
に見える状態の事を表す言葉だそうで
す。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-225曜変天目茶碗12.jpg)
「曜変」が現れる「茶碗」とは、元来
「窯変(容変)」と呼ばれた状態とな
った「陶磁器」の事を言うそうで、そ
の意味は、「陶磁器」を焼く際に生じ
る予期しない「窯」の状態の変化によ
って齎(もたら)せられる「色の変化」
が模様となった「茶碗」の事を言い、
この「茶碗」は、「鎌倉時代」の「中
国、南宋(現在の福建省)」にあった
「建窯」と呼ばれる「窯」で焼かれた
「茶碗」にしか現れないものだったと
言う事として知られている訳なのだそ
うです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-中国南宋.jpg)
この極めて「希少性が高い」と言う、
特別な理由があって誕生した「曜変天
目茶碗」のうち、現存しているものは
僅か3点しか無く、この全てが「日本」
に残されているものであり、現在では
その全てが「国宝」指定されていると
言う経緯になっている訳なのです。
さて、本日は、この「国宝の茶碗」が
ある「大徳寺」の「塔頭」について、
おさらいクイズにチャレンジ致しまし
ょう!
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「京都、大徳寺」には、世界に3点し
か残っていないとされる、希少な「茶
碗」がある事で知られています。
この「茶碗」の内側に光を当てると、
その角度によって変化自在、七色の虹
の輝きとなって跳ね返ってくるそうで、
「曜変天目茶碗」と呼ばれているそう
ですが、現存するこの「茶碗」の全て
が「日本」にあるそうで、その中の一
つが「京都、大徳寺」に所蔵されてい
ると言う訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200龍光院曜変天目茶碗1.jpg)
問題:「茶碗」の黒袖の表面に、星の
ような斑点が浮かび上がる「曜変天目
茶碗(国宝)」を所蔵している事で知
られる、「大徳寺」の「塔頭」とはど
れでしょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.黄梅院(おうばいいん)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-225黄檗院.jpg)
2.大仙院(だいせんいん)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-225大仙院.jpg)
3.龍光院(りゅうこういん)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-225龍光院.jpg)
4.高桐院(こうとういん)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-225高桐院.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/420-大徳寺マップ.jpg)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「大徳寺」にある24の「塔頭」の一
つである「龍光院」は、「国宝」や
「重要文化財」を多数有している事で
知られています。
その中で、「国宝」の「曜変天目茶碗」
を所蔵している「塔頭」とは、「龍光
院」だそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-225龍光院.jpg)
「創建」したのは、初代「筑前福岡、
藩主」の「黒田長政」で、父親の「黒
田孝高(官兵衛・如水)」の菩提を弔
う為に「開基」したそうで、父「黒田
孝高」の法名である「龍光院殿如水円
清大居士」から「龍光院」と称したと
言う経緯となったそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-180黒田官兵衛.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-180黒田長政.jpg)
「茶文化」と関わりの深い「龍光院」
には、「安土桃山時代」から「江戸時
代初期」に活躍した「大名」であり
「茶人」としても知られる「小堀遠州」
の営んだ「茶室」もあったそうで、現
存する「国宝」でもある「寄棟造り、
こけら葺」の「書院」には、「密庵席」
と呼ばれる「遠州」作の「書院風茶室」
がある事で知られています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-225小堀遠州.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-密庵.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/420-220密庵-300x157.jpg)
この「国宝」を始めとして、数多くの
「重要文化財」の「建物」や「美術品」
を所蔵している「龍光院」は、通常
「非公開」としているそうで、「観光
目的」等の拝観自体を一切受け付けて
いないと言う「拝観謝絶」の「寺院」
としている事から、この「国宝」であ
る「曜変天目茶碗」も、滅多に見る事
が出来ないと言う訳になり、見る事さ
えも「希少」なものと言われている
「所以」となっているそうです。
しかるに、「中国・宋」の時代に「中
国」で作られた「曜変天目茶碗」は、
皮肉な事に「中国」には現存していな
いそうで、日本においてのみ、「龍光
院」の他、「静嘉堂文化美術館」と
「藤田美術館」にある「3椀」だけし
か現存していないそうで、極めて「希
少性」の高い「茶椀」として知られて
いる事になる訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200龍光院曜変天目茶碗1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-244曜変天目茶碗静岡.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-225曜変天目藤田美術館1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/420-曜変天目茶碗3点国宝-300x190.jpg)
「龍光院」にある「茶碗」は、「龍光
院」を実質的に「開山」した「禅僧」
として知られる「江月宗玩(こうげつ
そうがん)」が、当時「堺」の「豪商」
として有名だった「天王寺屋」の出身
であった事から、「天王寺屋」ゆかり
の「名宝」が数多く「龍光院」に伝え
られたと言う経緯があり、その中の一
つとしてこの「茶碗」も伝えられた、
と言う経緯になった訳なのだそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-江月宗玩.jpg)
こうして「天王寺屋」から「龍光院」
に伝えられた、「器の中に宇宙が見え
る」と称される美しい「茶碗」として
知られ、その独特な光彩が最大の特徴
である「曜変天目茶碗」は、その後
400年以上の長きに渡り、同じ場所
で守られ続けてきたと言う経緯になる
訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-225曜変天目茶碗12.jpg)
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3.龍光院(ようこういん)
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有する
事を明らかにしました。
食Pro.お薦めの「大豆ミート」は、
少量摂取でも人にとって必須な「タン
パク質」「食物繊維」「核酸」などの栄
養素が摂取できるように、大豆の油脂
分を除いてから作っています。
必要な栄養素が原料大豆の約1.2倍
以上となり、濃縮された分だけ、多く
含まれています。
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たんぱく質が50g!(半分がたんぱ
く質です)
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日本の食の安全保障として日本人の命
と健康を守る活動をしています。大豆
ミートをはじめ、食に関するいろいろ
な情報を発信していますので、よろし
かったら一度遊びにきてくださると嬉
しいです。「いいね」もしてくださる
と、情報更新のお知らせが届くように
なりますのでなお嬉しいです。
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