【食育クイズ:Vol.1325】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう!
さて、本日は、「京都府」の「大原、三
千院」にある「阿弥陀三尊像(国宝)」
について、おさらいクイ(Vol.528)に
チャレンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/300-225三千院阿弥陀三尊像111.jpg)
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「京都、大原、三千院」の「本堂、往生
極楽院」の堂内は「極楽浄土」を表現し
ている事で知られていて、堂内には「金
色」に輝く「阿弥陀三尊像(国宝)」が
安置されている事で知られています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/420三千院-300x227.jpg)
この「阿弥陀三尊像」は、「中央」に
「阿弥陀如来」が「来迎印」を結んで座
っていて、その「左(向かって右)」の
「観音菩薩」は「蓮台(死者の霊を載せ
る)」を持ち、「 右(向かって左)」の
「勢至菩薩(せいしぼさつ)」は「合
掌」している姿となっているそうで、
「極楽浄土」へ旅立つ「往生者(死
者)」を迎えに来たとされる、典型的な
「来迎像」と言う事になるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/300-ぼかし三千院阿弥陀三尊像1.jpg)
現在でも「死」が迫った人に対して、
「お迎えが来た」と言う表現を使ってい
ますが、これは遥か昔から「阿弥陀如
来」が「お迎え」に来て、「極楽浄土」
へ連れて行くと言う、「仏教の考え方」
が日本社会に広まったからであると言う
事になる訳なのです。
「平安時代後期」の「第70代、後冷泉
天皇」の時代に、「お釈迦様、入滅」後
2000年を経過すると「末法の世」に陥
ってしまうとされていて、「1052年」
が「末法元年」であった事から、当時の
人々は非常に恐れ慄くと言う事態に陥っ
てしまったと言う経緯があり、こうして
穏やかな表情を浮かべた「阿弥陀三尊
像」が「極楽浄土」に連れて行って下さ
ると言う「仏像」を造る事が、非常に流
行するに至ったそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/70.goreizei-min.jpg)
「京都、大原の地」は「平安貴族」達の
「隠棲」の場所であった事から、「阿弥
陀三尊像」の存在は、「末法思想」に恐
れ慄く「平安貴族」にとって、さぞかし
大いなる「慰め」となったであろう事が
伺い知れる訳なのです。
さて、本日は、この「三千院、阿弥陀三
尊像」について、おさらいクイズにチャ
レンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/300-225三千院阿弥陀三尊像111.jpg)
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問題:「京都、大原、三千院」にある
「国宝の仏像」として知られている「阿
弥陀三尊像」は、その中央に「阿弥陀所
来」が鎮座し、その両脇に「観世音菩
薩」と「勢至菩薩」の「両脇侍(きょう
じ:本尊様の左右に持するものの事)」
が鎮座している事で知られていて、「往
生者」が「極楽浄土」へ向かう為の姿を
表したものと言われています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/300-ぼかし三千院阿弥陀三尊像1.jpg)
さて、それでは、この「本尊」の両脇に
鎮座する2つの「両脇侍」の「座り
方」は、何と呼ばれているでしょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.結跏趺坐(けっかふざ)「吉祥座」
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/300-200吉祥坐1.jpg)
2.結跏趺坐(けっかふざ)「降魔座」
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/300-200降魔座.jpg)
3.半跏趺坐(はんかふざ)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/300-200はんかふざ.jpg)
4.跪坐(きざ)「大和座り」
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/300-200大和座り.jpg)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「仏像」のポーズには、「立つ」、「座
る」、「臥す」の3つのタイプがあるとさ
れていて、それぞれ「立像」、「坐像」、
「臥像(がぞう)」と言う表現になって
います。
座っている姿の「仏像」は、「坐像」と
言う事になりますが、出題の4種類共
に「座り方」を表している表現と言う事
になります。
「三千院」の「阿弥陀三尊像」の「両脇
侍」である「観世音菩薩」と「勢至菩
薩」は、「両菩薩」共に、膝を少し開
き、上半身を前屈みにする「大和坐り」
と言われる当時としては珍しい、「正
座」に近い「座り方」をしていて、「こ
れから往生する人」をお迎えするその一
瞬を表している姿であると言われている
そうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/300-200大和座り.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/300-三千院阿弥陀三尊像1-278x300.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/スキャン0008.jpg)
「正座」の風習は、「武家社会」になっ
てから普及していったと言われ、少なく
とも「平安時代」では珍しかったと言う
訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/06/ダウンロード-2.jpg)
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4.跪坐(きざ)「大和座り」
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国産の食応援「和乃家(わのか)」は、
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ミートをはじめ、食に関するいろいろ
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