【食育クイズ:Vol.1500】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう!
さて、本日は、「京都府」の「大徳寺」
にまつわる「国宝」の「茶室や茶碗」の
ある「塔頭」について、おさらいクイズ
(Vol.702)にチャレンジ致しましょ
う!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/大徳寺塔頭11112.jpg)
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「大徳寺」は「京都、北区、柴野」にあ
る「臨済宗」の「寺院」として知られ、
「20か寺」を超える数多くの「塔頭」
がある事で知られている「大寺院」です。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-大徳寺1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/420-大徳寺京都マップ1-295x300.jpg)
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![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/420-大徳寺伽藍1-300x270.jpg)
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![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-200大徳寺1.jpg)
「大徳寺」は、「平安時代」には、「皇室」
の「帰依」があって栄えていたのですが、
「鎌倉時代末期」から「南北朝時代」を
経て「室町時代」になると、「建武の新
政」に失敗した「後醍醐天皇」との関係
が深かった「大徳寺」は、「足利将軍家」
から軽んじられるに至り、「京都五山」
から除かれてしまい、以降独自の在野的
立ち位置としての「禅寺院」に変容する
に至ったそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-後醍醐天皇111.jpg)
その後「1474年」に、「第103代、後
土御門天皇」の「勅命」によって、「名
僧、一休宗純(いっきゅうそうじゅん)」
が「大徳寺」の「住持」となった事がき
っかけとなり、「侘び茶」を創始した
「村田珠光」等と言った「東山文化」を
担うレベルの「文化人」達がこぞって
「一休禅師」に「参禅」するに至り、以
降「大徳寺」は、「茶の湯」の世界とも
縁が深くなって繁栄するに至ったそうで、
「武野紹鴎」や「千利休」、「小堀遠州」
等と言った、「室町時代」から「戦国時
代」、「江戸時代初期」にかけての名だた
る「茶人」が、「大徳寺」と深い関わり
を持つようになったと言う経緯となった
訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-第103代、後土御門天皇.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-380一休-1.jpg)
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![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-180武野紹鴎.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-180千利休1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-285小堀遠州1.jpg)
こうして「大徳寺」には、「国宝」の
「茶室」として知られる、「密庵(みっ
たん)」がある「書院」や、「国宝」の
「茶碗」として知られる「曜変天目茶
碗(ようへんてんもくちゃわん)」等と
言った、貴重な「国宝」の「侘び茶文化
財」が残されている事で知られている訳
なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300国宝密庵席123.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-曜変天目茶碗1.jpg)
さて、本日は、この「大徳寺」に残され
た「国宝」の「茶の湯文化財」のある
「塔頭」について、おさらいクイズにチ
ャレンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/大徳寺塔頭11112.jpg)
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問題:「京都、大徳寺」の「境内」に数
多くある「塔頭」の中で、「国宝」の
「茶碗(曜変天目茶碗)」や「密庵咸傑
墨跡(みったんかんけつぼくせき)」が
掲げられている、茶室(密庵)」のある
「塔頭」名とは、何でしょうか?
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![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-244曜変天目茶碗静岡.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/420-国宝密庵席と国宝密庵咸傑墨跡.jpg)
次のうちから選んで下さい。
1.聚光院(じゅこういん)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-300龍光院.jpg)
2.高桐院(こうとういん)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-300大徳寺高桐院.jpg)
3.龍源院(りょうげんいん)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-300龍源院.jpg)
4.龍光院(りょうこういん)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「大徳寺」の「塔頭、龍光院」は、「江
戸時代初期」の頃、「戦国時代」の名将
として知られる「黒田官兵衛」の息子の
「黒田長政」が「父親」の菩提を弔う為
に創建したそうで、「官兵衛」の戒名
「龍光院殿如水円清大居士」から命名さ
れたそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-大徳寺龍光院1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-300龍光院.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-180黒田官兵衛.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-180黒田長政.jpg)
「龍光院」は、「茶人大名」の「小堀遠
州」も深く関わっていたそうで、「遠州」
のみならず、「黒田長政」の領地に由来
するものや、「堺の豪商」ゆかりの「名
物茶道具」が数多く残されている事で知
られているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-285小堀遠州1.jpg)
「龍光院」の「書院」そのものが「国宝」
に指定されていて、その「北西」隅に位
置する「四畳半、台目茶室」として知ら
れる「密庵席(みったんせき)」は、「小
堀遠州」の作と伝えられていて、「書
院風茶室」の代表例と言われ、「待庵
(たいあん)」と「如庵(じょあん)」と
共に、「日本三代国宝茶室」として、貴
重な「文化遺産」となっているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/420-密庵席12.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300国宝密庵席123-2.jpg)
茶室「密庵席」に設けられた「密庵床
(みったんどこ)」には、「国宝」の「密
庵咸傑墨蹟(みったんかんけつぼくせ
き)」が飾られているそうで、「墨跡(ぼ
くせき)」とは、「禅宗の高僧」の直筆の
書の事を言い、「密庵咸傑(みったんか
んけつ)」とは、「鎌倉時代(12世紀後
半)」の頃、「中国、南宋」で活躍した
「中国の僧侶」の名前だそうで、従って
「密庵咸傑墨跡(みったんかんけつぼく
せき)」とは、「密庵咸傑」が書き残した
「直筆の書」の事を言う訳なのだそうで
す。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-密庵床456-296x300.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/420-密庵咸傑墨跡12.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/420-国宝密庵席と国宝密庵咸傑墨跡.jpg)
この「密庵咸傑墨跡」には、「仏教」の
「教え」を説いた「仏語」が記載されて
いるそうで、その中に「淳熙己亥(じゅ
んき、つちのとい)」と言う、当時の
「中国」の「元号(淳熙(じゅんき))
が記載されている事から、「1179年」
に書かれたものと言われているのだそう
です。
また、もう一つの「国宝」として知られ
る「天目茶碗(てんもくぢゃわん)」と
は、もともとは「茶葉の産地」であった
「中国、天目山」一帯にあった「寺院」
において、用いられていた、「天目山産
の茶椀」の事を言うそうで、「天目釉」
と呼ばれる「鉄釉(ゆうやく:うわぐす
り=茶碗の表面を覆っているガラス質の
部分の事)」をかけて焼かれた、「陶器製
の茶碗」の事を言うそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-中国南宋.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-曜変天目茶碗1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-244曜変天目茶碗静岡.jpg)
その「天目茶碗」の中でも、「曜変天目
茶碗(ようへんてんもくちゃわん)」と
呼ばれるものは、「最上級」のものとさ
れていて、たまたま、焼き上げる過程で
「黒釉(こくゆう=黒色を発色する釉薬
(うわぐすり)の事)」が、突然変異的
に変化してしまい、「斑紋」のような
「模様」を生じてしまっている、「希少
性の価値」があるものを言うそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-300曜変天目茶碗12.jpg)
日本では「鎌倉時代」の頃であり、「日
宋貿易」が盛んだった事もあって、「中
国、南宋」で作られたものが、日本に入
ってきたと言う事になる訳なのですが、
「宋」が「滅亡」する等の「歴史的経緯」
があって、現在では、「窯変」した模様
のある「茶碗」は、「日本」で所蔵され
ている「三つ」しか現存していないと言
う事もあって、極めて希少性の高いもの
となっていて、「三つ」共に「国宝」指
定されていると言う経緯となっている訳
なのだそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/420-曜変天目茶碗3点国宝.jpg)
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4.龍光院(りょうこういん)
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有する
事を明らかにしました。
食Pro.お薦めの「大豆ミート」は、
少量摂取でも人にとって必須な「タン
パク質」「食物繊維」「核酸」などの栄
養素が摂取できるように、大豆の油脂
分を除いてから作っています。
必要な栄養素が原料大豆の約1.2倍
以上となり、濃縮された分だけ、多く
含まれています。
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たんぱく質が50g!(半分がたんぱ
く質です)
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ミートをはじめ、食に関するいろいろ
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