【食育クイズ：Vol.１５０１】
本日も、「関西地方（三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府）」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう！
さて、本日は、「京都府」の「建仁寺」
にまつわる「古式の茶会」について、お
さらいクイズ（Vol.703）にチャレンジ
致しましょう！
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問題：「鎌倉時代」に、「京都、建仁寺」
を「開山」した「栄西禅師」の「降誕会
（お誕生日：4月20日）」に、毎年執
り行われる「茶会」の作法は、「中国、
南宋」から伝えられた「禅宗寺院」独特
の「古式」に則ったものである事で知ら
れています。
さて、それでは、その「茶会名」とは、
何と呼ばれているでしょうか？
次のうちから選んで下さい。
１．夜咄茶会（よばなしちゃかい）
２．観月茶会（かんげつちゃかい）
３．蛍火の茶会（ほたるびのちゃかい）
４．四頭茶会（よつがしらちゃかい）
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「建仁寺」の「四頭茶会」は「四ツ頭茶
礼」とも呼ばれ、その起源は、「中国、
南宋」から「元」の時代において、当地
の「大寺院」で執り行われていた「茶礼」
が、日本に持ち込まれたものだそうです。
持ち込まれた当時の日本は「鎌倉時代」
だったそうで、「建仁寺」を「開山」し
た「栄西禅師」によって伝えられたと言
う経緯になる訳なのだそうです。
この「茶会」の「作法」とは、「禅寺」
独特の「接客形式」なのだそうで、下記
のような内容になっているそうです。
1️⃣：4名の「正客（四ツ頭）」が、それ
ぞれ6名～8名ずつの「相伴客（しょ
うばんきゃく）」を引き連れて、広間の
四方に着座する。
2️⃣：献香が焚かれる。
3️⃣：茶室の広間の四方に座った４組の客
の前に、４名の「配膳役」の僧侶が、
「抹茶」の粉が入った「天目茶碗」と、
「菓子盆」を配膳する。
4️⃣：別の４名の「給仕役」の僧侶が、
「茶筅（ちゃせん）」と、「浄瓶（じょう
びん）」を持って入り、順番に「抹茶」
が入った「天目茶碗」にお湯を注いでい
き、お茶が点てられていく。
こうして「客人」達がもてなされ、「お
点前」を頂きながら、「栄西禅師」を始
めとする「先人」の「遺徳」を偲ぶのだ
そうです。
ちなみに、「広間」の正面に掲げられる
「掛け軸」の「中央」には、「建仁寺」
を「開山」し、「降誕の日」でもある、
「栄西禅師」の「頂相（絵像）」が、そ
の「左右」には「龍」と「虎」の図が掛
けられているそうです。
こうして「四頭茶会」は、「室町時代」
や「安土桃山時代」において、「武家」
を中心に、盛んに用いられた「茶会」の
「接客作法」となったと言う訳なのだそ
うです。
↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓
４．四頭茶会（よつがしらちゃかい）
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