【食育クイズ:Vol.1507】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう!
さて、本日は、「京都府」の「西本願寺」
にまつわる「枯山水庭園」について、お
さらいクイズ(Vol.709)にチャレンジ
致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/西本願寺枯山水庭園虎渓の庭2.jpg)
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「枯れ」とは、「水を使わない」と言う
意味で、「山水」とは「庭」と言う意味
である事から、「枯山水」とは、「水を使
わない庭」と言う意味を表し、「室町時
代」までは、「庭」と言えば「水」を取
り入れる事が必須だったのが、「末法思
想」の広がりや、「禅宗の教え」が浸透
するに伴って、革新され、「枯山水庭園」
が盛んに造られるようになったと言う経
緯がある事で知られています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/石庭.jpg)
「平安時代」では、「庭園」には必ず
「池」や「鑓水」を取り入れる事が必須
とされ、「池」を設置すると言う事は、
「庭園」にあって「豊穣」を齎(もたら)
す権威の象徴だった訳なのですが、「鎌
倉時代」以降になると、「中国、南宋」
に留学して「禅宗」を学び、「臨済宗」
を開いた「栄西禅師」が現れた事によっ
て、「わび・さび」の精神を始め、「単純
さ」の中に含まれた「真理や教え」が提
唱されるに至ったそうで、「庭園」の有
り方においても、「池」や「水の流れ」
を表現するのに、「水」を使わず、その
代わりに「白砂」を用いるようになるに
至ったそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-栄西-1.png)
更に、「中国」から伝わった「山水画」
の技法を「庭園」にも応用するに至り、
部分を描く事で全体を表現すると言う技
法が取り込まるに至ったそうで、「白砂」
の「庭園」に、「常緑樹」が植えられ、
「石」が配置される「枯山水庭園」が普
及した事によって、実際の「池」や「遣
水」を設置した従来タイプの「庭園」に
比して、小さなスペースの「庭園」設置
が可能になるに至ったそうで、それまで
の「船」から見る「船遊式庭園」や、
「池の周辺」から見る「回遊式庭園」に
比して、「方丈」から見る事が出来る
「座視鑑賞式」の「庭園」が普及するに
至ったと言う経緯になった訳なのです。
さて、本日は、「戦国時代」が終焉を迎
えた「安土桃山時代」になると、盛んに
「作庭」されるようになった「枯山水庭
園」の代表的なものと言われる、「京都、
西本願寺」にある「枯山水庭園」につい
て、おさらいクイズにチャレンジ致しま
しょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/西本願寺枯山水庭園虎渓の庭2.jpg)
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「西本願寺」の「大書院庭園」は、「鶴
亀の石」を配置し、「常緑木」の「ソテ
ツ」を用いた、「安土桃山時代」屈指の
「枯山水庭園」として知られています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-西本願寺位置.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/408fd545149e9155f260a74d80b50eb2.png)
さて、それでは、この「枯山水庭園」は、
何と呼ばれているでしょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.「虎渓(こけい)」の庭
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-300虎渓の庭.jpg)
2.「虎の子渡し」の庭
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-300南禅寺虎にこんにちは!私の庭.jpg)
3.「破心(はしん)」の庭
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-300破心の庭1.jpg)
4.「十六羅漢」の庭
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-300十六羅漢お庭.jpg)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「寺院」と「枯山水庭園」との組み合わ
せは、下記の通りです。
1.西本願寺―虎渓の庭
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/420-西本願寺虎渓の庭1.jpg)
2.南禅寺―虎の子渡しの庭
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/420-南禅寺虎の子渡しの庭1.jpg)
3.光明院―破心の庭
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/420破心の庭1.jpg)
4.妙蓮寺―十六羅漢の庭
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/420-妙蓮寺十六羅漢の庭1.jpg)
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「西本願寺」は、「天下人」となった
「豊臣秀吉」から、「京都、堀川六条」
の「地」を、「寺地」として寄進を受け
た「浄土真宗、本願寺11世」の「顕如」
が、「大阪、天満」にあった「本願寺」
を移転させた事で知られている「親鸞」
を宗祖とする「浄土真宗」の「寺院」の
事を言います。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/408fd545149e9155f260a74d80b50eb2.png)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-300豊臣秀吉1-1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-顕如.png)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-225親鸞聖人4.jpg)
「大書院」に設けられた「枯山水庭園」
は、「虎渓(こけい)の庭」と呼ばれ、
豪快に「鶴亀」を配置し、「色石」や
「常緑木」の「ソテツ」を用いた「安土
桃山時代屈指」の「庭園」としてその名
を馳し、現在では、「国の特別名勝」に
指定されているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/420-西本願寺虎渓の庭1-300x279.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/300-西本願寺 虎渓の庭.jpg)
「虎渓」とは、「中国、江西省、廬山」
にある「渓谷」の名称だそうで、境内に
ある「御影堂(ごえいどう)」の「屋根」
を「廬山」に見立てて借景としている事
で知られているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/12/420-借景ごえいどう.jpg)
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1.虎渓(こけい)の庭
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有する
事を明らかにしました。
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国産の食応援「和乃家(わのか)」は、
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ミートをはじめ、食に関するいろいろ
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