【食育クイズ:Vol.1527】「京都府」の「宇治七名園」おさらいクイズ! 朝日茶園の跡地に淀城主「永井氏」が再興した寺院とは?

 

【食育クイズ:Vol.1527】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」

 

をテーマとした地域社会の在り方や、

 

昔から先人たちが培ってきた、「文化」、

 

「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、

 

クイズを楽しみながら知見を高め、あ

 

らためて「日本」や「日本人」が培っ

 

てきた「良きところ」を共有化し、次

 

代に継承して参りましょう!

 

さて、本日は、「京都府」の「宇治七名

 

園」の一つであった「朝日茶園」にまつ

 

わる「寺院」について、おさらいクイズ

 

(Vol.729)にチャレンジ致しましょ

 

う!

 

 

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「永井尚政(ながいなおまさ)」と言う

 

人物は、「江戸時代前期」の「大名」

 

で、「1600年」の「関ヶ原の戦い」を

 

始め、「大坂の陣」で功績を残し、「2代

 

将軍、徳川秀忠」の「小姓」から「大

 

名」にまで出世した人物として知られて

 

います。

 

 

 

最後の赴任地は「山城国(京都)、淀

 

藩」となり、「京都所司代」と共に、「京

 

都」や「大阪」の治安を担ったそうで

 

す。

さて、本日は、「江戸時代前期」に、「淀

 

城城主」となった「永井尚政」が、「宇

 

治七名園」の一つであった跡地に再興し

 

た「曹洞宗の寺院」について、おさらい

 

クイズにチャレンジ致しましょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「鎌倉時代」に、僧侶の「栄西禅師」が

 

「中国」から持ち帰った「茶の種」を、

 

「京都、栂尾、高山寺」の僧侶である

 

「明恵上人」が譲り受け、「宇治」の地

 

に植えた事が、「宇治茶」の始まりであ

 

ると言われていて、従って「栂尾の地」

 

が、「宇治茶、発祥の地」と言われてい

 

る訳になります。

 

 

 

 

その後「室町時代」になると、「茶の

 

湯」に傾倒していた事で知られる「室町

 

幕府、3代将軍、足利義満」が、「宇治

 

茶」の優位性を認め、「大内義弘」に命

 

じて、「宇治の地」に「茶園」を作らせ

 

るに至ったそうで、それをきっかけとし

 

て「七つ」の優れた「茶園」が誕生した

 

事によって、「宇治の地」が、「茶所」と

 

しての地位を揺るぎないものにすると言

 

う経緯となった訳なのだそうです。

 

 

 

この「7つの名園」とは、「森、祝、宇

 

文字、川下、奥の山、朝日、琵琶」の

 

「7園」からなっていたそうでなのです

 

が、あいにくと、現在残っているのは

 

「奥の山園」のみとなってしまっている

 

のだそうです。

 

 

問題:「江戸時代前期」の頃、「室町時

 

代」に、「京都、宇治」の「地」に作ら

 

れた「宇治七名園」の一つとして知られ

 

る「朝日茶園」があった場所に、「徳川

 

幕府」の命によって「淀城」の城主とな

 

った「永井尚政」が、「曹洞宗」の信者

 

であった事から、「鎌倉時代」に「道元

 

禅師」が「京都の地」に創建した「曹洞

 

宗」の「寺院」を、この場所に再興した

 

事で知られています。

 

 

 

さて、それでは、この「寺院名」とは、

 

何でしょうか?

次のうちから選んで下さい。

1.酬恩庵

 

 

2.興聖寺

 

 

3.石峰寺(せきほうじ)

 

 

4.萬福寺

 

 

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【解説】

「興聖寺(こうしょうじ)」は、「京都、

 

宇治山田」にある「曹洞宗」の「寺院」

 

の事を言います。

 

 

 

「中国、宋」で「禅宗」を学んで帰国し

 

た「道元禅師」は、「1233年」に、「京

 

都、伏見、深草」の地に「興聖寺」を創

 

建し、「曹洞宗」を開くに至ったそうで

 

す。

 

 

しかしながら「興聖寺」は、「比叡山、

 

延暦寺」から激しい「弾圧」を受けてし

 

まい、「1243年」に「道元禅師」は

 

「越前国(福井県)」に下向せざるを得

 

なくなり、以降「興聖寺」は荒廃し、

 

4世で「廃絶」してしまったそうです。

 

その後「時代」が経過して、「江戸時代

 

前期」の「1648年」に、「京都、淀藩

 

主」となった「永井尚政」が、「道元禅

 

師」以降、僅か「4世」で廃絶してしま

 

っていた「興聖寺」を、「5世の住持」

 

を招聘して、「朝日茶園」があった場所

 

に、再興するに至ったそうで、その後

 

1747年」になると、「大本山、永平

 

寺(福井県)」の「末寺」になったと言

 

う経緯となった訳なのだそうです。

 

 

ちなみに、近年の「2021年」になっ

 

て、「興聖寺」の参道から、「茶の古木」

 

が発見され、地元の有志達の手によっ

 

て、翌「2022年」から、その古木の種

 

を植え、「苗づくり」を始めるに至った

 

そうです。

 

 

こうして、現在では「七名園」の二つ目

 

の復活を期して、「2023年」の春に

 

は、「約1000本」規模の「苗」を、

 

「興聖寺」の裏山の斜面に移し植えるに

 

至ったそうで、今後の復活が大変期待さ

 

れていると言う状況になっているそうで

 

す。

 

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2.興聖寺

 

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