【食育クイズ:Vol.680】「和歌山県」の「特産品」おさらいクイズ! 「紀南地域、大地町」の鯨食文化で、最も美味しい刺身の部位を何と言う?

 

【食育クイズ:Vol.680】

 

本日も「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食や地域」の文化につ

 

いて、おさらいクイズにチャレンジし

 

ましょう!

 

本日は、「和歌山県」(Vol.40)の

 

「郷土文化」、「歴史」などについて、

 

クイズを楽しみながら知見を高め、日

 

本の食文化の素晴らしさを共有しまし

 

ょう!

 

 

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「和歌山県」の「太地町」は、「紀伊

 

半島、紀南地域」の「東海岸」に位置

 

する人口約3,500人の小さな町です。

 

この町は、「捕鯨の地」として約400

 

年の歴史があり、古くから「鯨類(鯨、

 

イルカ)」の「捕鯨漁文化」や、「食文

 

化」を生み出し、培い、栄えてきた町

 

として、その名を馳せてきました。

 

 

 

 

 

「鯨類」は、この町にとって無くては

 

ならないものであり、毎年「伝統的な

 

文化行事」が行われ、地域経済にとっ

 

て欠かせない産業として、人々の暮ら

 

しを支えてきたと言う経緯があります。

 

ちなみに、「鯨類」は、「鯨」だけでな

 

く「イルカ」も含まれ、一般的に「鯨

 

類」のうち、成体が4mを超えるもの

 

を「鯨」、4m以下のものを「イルカ」

 

と呼んでいるそうで、従って「捕鯨漁」

 

とは、両者の「捕獲漁」の総称である

 

と言う事になります。

 

現在、人類による「乱獲」で「鯨」が

 

絶滅してしまう事を予防する目的で、

 

「国際捕鯨委員会(IWC)」が世界各

 

国に呼びかけ、締結した条約は、「大

 

型鯨」の「捕獲量」だけを規制対象と

 

したもので、1948年、「国際捕鯨取

 

締条約」として「多国間」で結ばれた

 

と言う経緯がありますが、小型「鯨類」

 

である「イルカ」や、4m以下の小型

 

「鯨」の「捕獲」についての規制条約

 

は無いそうです。また、条約締結後、

 

一部の「鯨種」が増え過ぎてしまい、

 

むしろ生態系を崩し、他の漁業資源を

 

脅かす状況になっている状況になって

 

しまったという経緯がありますが、そ

 

うなっても「国際捕鯨委員会(IWC)」

 

が「大型鯨」の「商業捕鯨」の再開を

 

認めなかった事から、2019年、日本

 

はこの条約から脱退し、その後現在に

 

至るまで、日本沿岸(EEZ内)にお

 

いてのみ、日本の国内法に従って、そ

 

れまで「調査捕鯨」のみしか実行して

 

いなかったものから、「商業捕鯨」も

 

実施されるようになっていったという

 

経緯があり、2020年の「捕獲」実績

 

は、307頭になっているそうです。

 

ちなみに日本だけではなく、現在の世

 

界の「大型鯨」の捕獲漁は、先住民が

 

生計を維持するための規定外として、

 

「アメリカ」と「ロシア」で合わせて

 

196頭、「デンマーク」で215頭、

 

「セントビンセント」で4頭の「捕獲」

 

が容認されているそうで、また、「ノ

 

ルウェー」と「アイスランド」は、

 

「IWC」の規制に異議申し立てを行

 

い、「商業捕鯨」を継続しており、

 

2018年には、それぞれ454頭、

 

152頭を捕獲しているそうです。

 

このように現実的には世界中の多くの

 

地域で「捕鯨漁」が行われていて、人

 

類が自己中心的に「乱獲」さえしなけ

 

れば、生態系を守る意味でも、一定の

 

量の「捕鯨漁」を維持する事は、人類

 

にとって必要なバランスだと言われて

 

います。

 

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さて、本日は、自然の宝庫「和歌山県」

 

で、古くから培われてきたと言われる

 

「捕鯨」と「鯨食文化」について、お

 

さらいクイズにチャレンジしましょ

 

う!

 

問題:「和歌山県、太地町」は、日本

 

における「古式捕鯨」発祥の地と言わ

 

れており、古くから「捕鯨文

 

化」と「鯨食文化」を培ってきた地域

 

です。現在では、9月~翌4月まで行

 

われる「追込網漁」で「小型鯨類漁」

 

を実施し、2019年から再開された

 

「大型鯨類」の「商業捕鯨」では、

 

「ミンククジラ」や「イワシクジラ」、

 

「ツチクジラ」、「ゴンドウクジラ」等

 

の「捕鯨漁」が、日本の「太平洋沿岸

 

地域(EEZ内)」で実行されています。

 

さて、それでは、「鯨料理」で最も美

 

味しいと言われる、「鯨の刺身」の通

 

称は何と言うでしょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.尾の身

 

 

2.鹿の子(かのこ)

 

 

3.さえずり

 

 

4.尾羽毛(おばけ)

 

 

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【解説】

 

「尾の身」は、クジラの背ビレから尾

 

までの背中の部分で、脂が霜降り状に

 

なった良質な部位の事を言い、「鯨肉」

 

の中でも最も美味しい部位と言われて

 

います。捕鯨量が少ない現在では、手

 

に入れるのも困難なほど希少になって

 

いるそうです。

 

 

 

 

「鹿の子」は、「鯨」の「アゴの骨」

 

を覆っている部分で、「脂肪」の中に

 

肉の「赤身」が「鹿の子」状に散らば

 

っているのが非常に美しく、食欲をそ

 

そるのが特徴です。

 

 

「さえずり」とは、「鯨」の「舌」の

 

部位の名称で、脂肪分がとても多く、

 

「生さえずり」の脂肪分は驚くほどだ

 

そうです。この「舌」の根元と先との

 

部位では「味、歯ごたえ」がだいぶ変

 

わってくるそうです

 

 

「尾羽毛」は、「オバケ、オバイケ、

 

オバキ」などと呼ぶそうで、「太地町」

 

では「チヂクリ」と言われているそう

 

です。 「鯨」の「尾」の部分の「骨」

 

が無く「脂肪、ゼラチン質」の部分で、

 

薄くスライスして茹でるとチリチリと

 

なり、雪のように真っ白な姿と独特の

 

シャキシャキとした歯ごたえが楽しめ

 

るそうです。「辛子酢味噌」や「梅肉」

 

で食べると美味しいそうです。

 

 

↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓

 

1.尾の身

 

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大阪市立大学の研究グループが、大豆

 

などに含まれるイソフラボンが肺気腫

 

や慢性気管支炎などの「COPD(慢性

 

閉塞性肺疾患)」の予防効果を有するこ

 

とを明らかにしました。

 

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