【食育クイズ：Vol.７４６】
本日も「関西地方（三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府）」の「食や地域」の文化につ
いて、おさらいクイズにチャレンジし
ましょう！
さて、本日は、「兵庫県」（Vol.10）
の「郷土文化」、「歴史」などについて、
クイズを楽しみながら知見を高め、日
本の地域文化や伝統、歴史の素晴らし
さを共有しましょう！
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問題：「兵庫県」の「神戸市や高砂市」
の名物グルメに、「牛スジ」を使った
「にくてん」と呼ばれる料理がありま
す。さて、それでは、この料理はどん
な料理でしょうか？
次のうちから選んで下さい。
１．お好み焼き
２．天ぷら
３．肉まん
４．唐揚げ
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「にくてん（肉天）」は、「兵庫県」の
南部地域に伝わる薄焼きの生地の上に
具材を乗せて焼く、お好み焼きの原型
となった食べ物の事を言います。
現在の「お好み焼き」は、生地に具材
を混ぜて焼くスタイルになっています
が、戦前（大正末期から昭和初期頃）
の神戸市では、薄焼きの生地の上に具
材を乗せて焼く、数多くの「にくてん
屋」が存在し、現在の「長田区」にあ
る「大正筋商店街」付近に、「にくて
んまち」と呼ばれるエリアもあったそ
うです。
戦後になってからは、重ね焼きの「に
くてん」スタイルも、混ぜ焼きの「お
好み焼き」スタイルも合わせて、「お
好み焼き」と呼ぶようになり、全国的
に広く使われるようになったという経
緯があり、「にくてん」は、「お好み焼
き」以前から存在している料理であり、
かつては「兵庫県」では「にくてん」
という呼び方が「お好み焼き」全般の
名称であった時期もあったそうですが、
戦前の主流であった「牛スジ」を用い
たメニューも次第に「長田区」等の下
町以外では見られなくなり、「にくて
ん」という呼び方はごく一部の地域に
限られるようになっていったそうです。
それでも、現在でも「にくてん」風
「重ね焼きスタイル」を継承している
店も少なからず残存しているそうで、
別名として「神戸風お好み焼き」とも
呼ばれるようになっているところもあ
るそうです。
また、現在では、発祥地の「神戸市」
よりも「高砂市」のほうが知られるよ
うになっていて、「高砂にくてん」と
称してB-1グランプリにも出場する
レベルまで普及しているそうです。
ちなみに「にくてん」命名の由来は、
「肉の天ぷら」説や、「肉＝牛スジ、
てん＝天かす」説、「牛スジ肉を生地
の上に乗せるので天地の天」説、「牛
スジを乗せて焼いた生地をひっくり返
すので＝転」説等々…、諸説あるそう
です。このように神戸の下町で愛され
続けている庶民の料理は、これからも
続いていってもらいたいものです。
↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓
１．お好み焼き
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