【食育クイズ:Vol.798】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」をテーマとし
た地域社会の在り方や、昔から先人た
ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等
の素晴らしさを、クイズを楽しみなが
ら知見を高め、共有して参りましょ
う!
本日は、「京都府」に関する「おさら
いクイズ(Vol.11)」にチャレンジ致
しましょう!
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「京都、今宮神社」は、もともと「平
安遷都」以前から「疫神(世の中に疫
病をもたらすとされる悪神の事)」と
言われる「素戔嗚尊(スサノオノミコ
ト)」を祀り、疫病を鎮める「神社」
があり、「平安遷都」後も、度々「疫
病」が流行ったので、「今宮社」と命
名され、疫病が流行るたびに「紫野御
霊会」が営まれるようになったそうで、
やがて「今宮社の祭礼(今宮祭)」と
して、毎年5月に行われるように定着
していったという経緯があるそうです。
また、「江戸時代」には、この辺りに
住む「八百屋の娘:お玉さん」が五大
将軍「徳川綱吉」を出産し、「お玉さ
ん」は「桂昌院」として「従一位」に
なったと言う史実がある事から、「玉
の輿」の語源となり、「今宮神社」の
別名として、「玉の輿神社」とも言わ
れるようになったとも言われています。
さて、本日は、「今宮神社」の参道に
ある、老舗の飲食店「一文字屋和助
(いちもんじやわすけ)」の名物「あ
ぶり餅」について、おさらいクイズに
チャレンジしましょう!
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
問題:「京都」を代表する名物「あぶ
り餅」で有名な、「今宮神社」の参道
にある「老舗」飲食店、「一文字屋和
助」が創業したのは、「何時代」であ
ると言われているでしょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.平安時代
2.室町時代
3.安土桃山時代
4.江戸時代
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「あぶり餅」は、「きな粉」をまぶし
た親指大の餅を竹串に刺し、炭火で炙
ったあとに、「白味噌」のタレをぬっ
た「餅菓子」の事を言います。
日本最古の老舗飲食店と言われる「一
文字屋和助」が創業したのは、「平安
時代」で、そもそも「悪疫退散」の祈
願で知られる「今宮神社」が、その祈
願に竹が使われ、餅が供えられた事か
ら、「一文字屋和助」の初代店主が、
餅を竹串で刺し、炙ったものを「参拝
者」に「疫病除け」の一貫として振る
舞ったのが始まりと言われているそう
です。
こうして「一文字屋和助」の創業は、
「長保2年(西暦1000年)」と言わ
れていて、丁度「紫式部」が「源氏物
語」を書き始めた頃だそうで、現在の
「大徳寺」あたりに住んでいた事から、
「紫式部」も、度々起こる「疫病除け」
として、「あぶり餅」を食べたかも知
れません。
↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓
1.平安時代