【食育クイズ:Vol.921】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」をテーマとし
た地域社会の在り方や、昔から先人た
ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等
の素晴らしさを、クイズを楽しみなが
ら知見を高め、共有して参りましょ
う!
さて、本日は、「京都」の「お茶文化」に
ついて、おさらいクイズ(Vol.131)に
チャレンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-200郷土文化歴史京都府-8.jpg)
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「栄西」は、「道元」と共に、「鎌倉新仏教」
を興した「禅宗」の開祖と言われています。
二度に渡り「中国・宗」に渡った「栄西」
は、「中国」の「禅院」で修行し、「茶礼
(されい)」として行われていた「茶の習
慣」を研究し、日本に持ち帰り、当時の日
本には、既に「茶」は伝わっていましたが、
貴族や僧侶等、限られた上流社会だけの習
慣だったのを、広く一般社会に広めた事か
ら、「日本の茶の始祖」とも言われている
訳になります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-栄西-1.png)
「栄西」の頃は、「禅問答」等の「茶礼」
から始まったのが、その後、「鎌倉時代」
から「南北朝時代」になると、お茶を飲み
比べて産地を当てる競技としての「闘茶」
と呼ばれる茶会が流行するようになったそ
うで、やがてそれも変容していき、お茶と
一緒に「茶器を楽しむ茶会」や、お風呂と
一緒にお茶を楽しむ「淋汗茶会」等々…、
様々な「茶寄合」の形式が生まれていった
と言う経緯があり、これが「茶の湯」と呼
ばれる「千利休」の開いた「茶道」へと繋
がっていったと言う事になる訳になり、こ
うして誕生した現在にも伝えられている
「茶道」と呼んでいる「茶の湯」の世界観
とは、「茶葉」を粉末にした「抹茶」を、
「茶筅(ちゃせん)」と言う「茶道具」を
用いてお茶を淹(い)れると言う方式を取
り、「人をもてなす事の本質とは、その心
の美しさである」と言うものであると言わ
れている訳になります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/千利休1.jpg)
その一方で、「江戸時代末期」になると、
武家や有力者等の「教養」としての作法と
して固まっている「抹茶」を使用した「茶
の湯」の考え方から脱皮し、もっと気軽に
楽しめる「お茶」の楽しみ方を求める声が
町衆から出てきたと言う経緯があり、この
きっかけとなったのが、少し前の「江戸時
代中期」頃に、「黄檗宗(おうばくしゅう)、
萬福寺」の元「僧侶」であった、「売茶翁
(ばいさおう)」とも呼ばれた「○○」が
行っていた「煎茶」を気軽に飲む方法であ
り、それが人々の機運により、改めて作法
を定めた「煎茶道」として立ち上がったと
言う経緯があったと言われているそうです。
さて、本日は、この「京都」で誕生した
「煎茶文化」について、おさらいクイズに
チャレンジしましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-200郷土文化歴史京都府-8.jpg)
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「京都」で、「江戸時代中期」頃、「茶道具」
を担いで「京」の「通りの道端」に簡素な
「喫茶の席」を設け、「禅道」と「世俗」
とを融合させた問答等を講じ、「売茶」を
しながら、「京」の地に「煎茶文化」を普
及させ、「売茶翁(ばいさおう)」とも呼ば
れた「黄檗宗(おうばくしゅう)の僧呂が
現れたと言う経緯があります。
「黄檗宗」とは、「臨済宗」、「曹洞宗」と
並び「三禅宗」の一つであり、その僧だっ
た「○○」は、「京」の「通りの道端」で
問答をしながら「煎茶」を普及させたと言
う史実があった事により、没後250年を
記念して、平成25年に、「加茂川(鴨川)」
の「北大路橋東詰」に「顕彰碑(けんしょ
うひ:故人の功績を後世に伝える碑)」が
建てられたそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/高遊外顕彰碑.jpg)
また、「○○」は、「京都、黄檗宗、萬福寺」
境内にある「売茶堂」に、「煎茶道の祖」
として祀られているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-225萬福寺1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-225売茶堂1.jpg)
さて、それでは、「京都」で「煎茶」を広
め、「煎茶道の祖」として「萬福寺」に祀
られている「禅僧」の「○○」とは誰でし
ょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.高遊外
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-429コウユウガイ1-210x300.png)
2.小川可進
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-429小川可進1-210x300.jpg)
3.永谷宗円
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-429永谷宗円1-210x300.jpg)
4.上田秋成
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-429上田秋成1-210x300.jpg)
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【解説】
「高遊外(こうゆうがい)」は、茶道具を
担いで道端で売り歩き、「京都」に「煎茶」
を普及させた事から、自身の宗派であった
「黄檗宗、萬福寺」の境内にある「売茶堂」
に、「煎茶道の祖」として祀られているそ
うです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-429コウユウガイ1-210x300.png)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-225萬福寺1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-225売茶堂1.jpg)
「京都」に上洛したのは晩年からだったそ
うで、洛中に「通仙亭」という「庵(いお
り)」を構え、「茶」を売りながら「禅」や
「人の生き方」を説いたそうで、「京」の
人々は親しみを込めて「売茶翁(ばいさお
う)」と呼んだそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/顕彰碑高遊外555-vert-283x300.jpg)
ちなみに、「煎茶」を売るきっかけとなっ
たのは、当時「京都、宇治」で、「青製煎
茶」の製法を考案したと言われている「篤
農家」の「永谷宗円」との出会いからだっ
たそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-429永谷宗円1-210x300.jpg)
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「小川可進(おがわかしん)」は、「江戸時
代」後期に、「煎茶道、小川流」を創始し
た人物です。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-429小川可進1-210x300.jpg)
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「永谷宗円(ながたにそうえん)」は、「江
戸時代」、「宇治」の地で「宇治茶栽培」を
していた「篤農家」で、「煎茶」を江戸に
普及させるなど、大きな功績を残した人物
であり、10代目の「永谷嘉男」氏は、東
京で「永谷園」を創業した人物として有名
です。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-429永谷宗円1-210x300.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/永谷嘉男1.jpg)
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「上田秋成(うえだあきなり)は、「江戸
時代後期」の読本作者、歌人、茶人、国学
者、俳人であり、著作の「雨月物語」が有
名ですが、「茶人」でもあり、「煎茶の茶道」
に特化した教本も執筆している人物です。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-429上田秋成1-210x300.jpg)
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1.高遊外
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有するこ
とを明らかにしました。
食Pro.お薦めの「大豆ミート」は、
少量摂取でも人にとって必須な「タン
パク質」「食物繊維」「核酸」などの栄
養素が摂取できるように、大豆の油脂
分を除いてから作っています。
必要な栄養素が原料大豆の約1.2倍
以上となり、濃縮された分だけ、多く
含まれています。
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たんぱく質が50g!(半分がたんぱ
く質です)
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と健康を守る活動をしています。大豆
ミートをはじめ、食に関するいろいろ
な情報を発信していますので、よろし
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