【食育クイズ:Vol.934】「京都府」の「年中行事」おさらいクイズ! 中世以降から発展した「桃の節句」で「白酒」は何故飲まれる?

 

【食育クイズ:Vol.934】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」をテーマとし

 

た地域社会の在り方や、昔から先人た

 

ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等

 

の素晴らしさを、クイズを楽しみなが

 

ら知見を高め、共有して参りましょ

 

う!

 

さて、本日は、「京都」の「年中行事と食」

 

について、おさらいクイズ(Vol.144)

 

にチャレンジ致しましょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

紀元前206年~紀元後220年にかけて

 

の「中国」では、「漢」王朝の時代でした。

 

この時代に「徐肇(じょしょう)」と言う

 

人物がいて、ある時、三つ子の女の子が生

 

まれたそうです。

 

ところが、皆がその誕生を喜んだのもつか

 

の間で、生後わずか3 日目の3月3日に、

 

3人の娘は死んでしまったそうです。

 

この珍しい三つ子の誕生と、突然の死と言

 

う悲しい出来事を恐れた村人たちは、3人

 

の遺体を水で清めて川に流し、娘たちを弔

 

ったそうで、これが、やがて「川原に出て

 

水で禊をする風習」となり、「上巳の節句」

 

の始まりとなったと言われています。

 

こうして「古代中国」では、旧暦3月の

 

「最初の巳(み)の日」である「上巳(じ

 

ょうし)」の日に、「巳=へび」は脱皮をし

 

て生まれ変わる事から、穢れを祓い清める

 

として、水辺で身体を清め、宴会を催し、

 

災厄を祓うと言う行事が定着していったと

 

言う経緯がある訳になります。

 

こうした中国の節句の行事と、日本に古代

 

から伝わる「禊祓(みそぎはらい)」の

 

「神事」や、「人形(ひとがた)」を流す風

 

習とが混じり合い、日本ならではの「上巳

 

の節句」となっていったと言う経緯があり、

 

「上巳」と言う言葉は「じょうみ」とも読

 

まれ、本来は三月の最初の「巳(み)の日」

 

と言う事で行事が執り行われるようになっ

 

たと言われています。

 

従って当初「平安時代」の頃の「上巳の節

 

句」は、「中国」の故事に習い、「無病息災」

 

を願う「祓いの行事」をしていたそうで、

 

「陰陽師(おんみょうじ・占い師の事)」

 

を呼んで天地の神に祈り、季節の食物を供

 

え、「人形(ひとがた)」に自分の災厄を托

 

して海や川に流すと言う行事だった訳で、

 

その「習わし」が、現在でも、「京都、下

 

鴨神社」を始め、一部の地域での「流し雛」

 

の風習として残っている訳になります。

 

 

また、「平安時代」では、「貴族や公家」等

 

の子女達の間で、「ひいな遊び」と呼ばれ

 

る、紙等で作った「お人形」と、御殿や、

 

身の回りの道具を真似た玩具を使った、

 

「おままごと」のような「遊び」が流行っ

 

ていたそうで、「紫式部」の「源氏物語」

 

や、「清少納言」の「枕草子」にも、その

 

様子が描かれている事で有名だそうです。

 

 

 

こうして、長い年月の間に、中国の「お禊

 

い」の行事と、日本独自の「神事」や「遊

 

び」等とが重なり合って、現在のような

 

「女の子の節句」としての「ひな祭り」と

 

して熟成されていったと言う経緯がある訳

 

になります。

 

さて、本日は、この「上巳の節句」には欠

 

かせないものの一つである、日本の「白酒

 

文化」について、おさらいクイズにチャレ

 

ンジしましょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「ひな祭り」は、日本では、「室町時代」

 

頃から3月3日に行われるようになってい

 

ったと言われていますが、特に、「江戸時

 

代」以降は、「ひな人形」を始め、「ひな道

 

具」等も豪華になり、「雛段飾り」は「女

 

の子」にとってあこがれとなり、華やかな

 

「ひな祭り」の行事へと発達していったと

 

言う経緯があり、それが現在にまで至って

 

いると言う訳になります。

 

 

「ひな祭り」の膳には、「白酒」、「草餅」、

 

「菱餅」、「雛あられ」等が用意され、料理

 

には、「あさつき」、「わけぎ」、「かれい」、

 

「小鯛」、「さざえ」、「蛤」等々…、その頃

 

採れる食材が用いられます。

 

その食材や料理は、それぞれの「時代背景」

 

や、「地域」によって多種多様ではありま

 

すが、いずれの食材も「季節の初物」や

 

「旬のもの」がメインとなっている訳にな

 

り、これらの食材には、それぞれ、幸せな

 

結婚や子孫繁栄を願う意味があり、また、

 

病気を防ぐ力や薬効があるとされるものを

 

中心に選ばれている訳になります。

 

 

問題:「上巳の節句(ひな祭り)」に登場す

 

る飲料の一つに「白酒」がありますが、そ

 

の説明で最も正しいと思われるものとはど

 

れでしょうか?

 

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.漢方薬を日本酒やみりんに混ぜたもの

 

2.その年の米の豊作を祈願して飲まれる

 

もの

 

3.子孫繁栄を祈願して桃の節句に飲まれ

 

るもの

 

4.家業の繁盛を祈願して上巳の節句に飲

 

まれるもの

 

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【解説】

 

「上巳の節句」は、「桃の節句」とも呼ば

 

れていて、旧暦では、「上巳」の頃に「桃」

 

の花が咲く事から、「桃」には邪気を祓う

 

力があるとされていたので、好んで飾られ

 

たと言う経緯があるそうです。 

 

 

 

「室町時代」になると、「上巳の節句」に

 

は、「桃花酒(とうかしゅ)」と呼ばれる

 

「桃の花びら」を浮かべたお酒を飲めば、

 

害が除かれ健康になると言うような「風習」

 

となっていったそうで、「桃の節句」には

 

「桃花酒」が欠かせないものとなっていっ

 

たと言われていて、と同時に、その桃の花

 

の色をきれいに引き立てるのに、昔から日

 

本にあった色の白い「白酒」が使われるよ

 

うになっていったと言う経緯がある訳なの

 

です。

 

 

 

それが、「江戸時代」となり、「ひな祭り」

 

の行事が広く庶民にまで広がってくると、

 

増々「白酒」を飲む風習も広まっていった

 

そうで、その一因となったのが、「江戸、

 

豊島屋」と言うお店の店主が、「夢枕に

 

『紙雛(神雛)』が現れて、白酒の作り方

 

を伝授された」と言って、「桃の節句」に

 

合わせて売り出すと大評判になり、一気に

 

広まったと言う逸話が残っているそうです。

 

 

 

当時、女性は普段からお酒を飲む習慣が無

 

かった事もあり、「白酒」が「ひな祭り」

 

に飲む女性のお酒として定着したきっかけ

 

となったと言う訳になります。

 

 

ちなみに、表記は同じでも、日本の「ひな

 

祭り」に飲む「白酒(しろざけ)」と、中

 

国酒の「白酒(パイチュウ)」とは、全く

 

異なるものです。

 

日本の「白酒」は、蒸した「白米」と「米

 

麹」を混ぜ合せ、それに「みりん(日本

 

酒)」や「焼酎」を加えて1ヶ月程熟成さ

 

せたものを、石臼でひいて造る、白く濁っ

 

た甘味の強い「お酒」の事を言い、「平安

 

時代」以前からあったと言われています。

 

従ってアルコール度数も10度近くあり、

 

「酒類リキュール」に入ると言われていま

 

す。

 

 

その一方、中国の「白酒(パイチュウ)」

 

は、原料に「米」や「とうもろこし」、「豆

 

類」を使った、地無色透明の「蒸留酒」で、

 

アルコール度数も50度前後とかなり高め

 

で、日本の「白酒」とは似ても似つかない

 

ものであり、味や香りも大きく異なってい

 

ます。

 

 

日本の「白酒文化」は、古く「万葉」の頃

 

 からあったものが、「桃の節句」と重なり

 

合うと言う「文化的変容」があり、「天下

 

泰平」の「江戸時代」になると、「ひな祭

 

り」の飲料として広く庶民の間にも定着し

 

ていったと言う経緯がある訳ですが、あく

 

までも「白酒」は「お酒」である以上、当

 

然に大人の飲み物であり、子供には、「ご

 

飯」に「米麹」を混ぜて保温して作る、ア

 

ルコール分が無い「甘酒」が提供されると

 

言う形が定着していったと言う訳になりま

 

す。

 

 

ちなみに、この「室町時代」以降頃から普

 

及したと言われている「白酒」を飲む「風

 

習」のきっかけとなった所以には諸説あり、

 

今回のおさらいクイズにの答えにもなって

 

いますが、そもそもは「汚れを祓う厄除け」

 

としてから始まり、次に「長寿や健康を祈

 

願」として、または「悪い子を産まないた

 

め」や、「お雛様が夢に現れて白酒の作り

 

方を教えてくれた」等々…と、諸説ありま

 

す。

 

そこで、今回の正解は、そもそも女の子の

 

節句であり、「女性の重要な役割である子

 

供を生んで子孫繁栄に貢献する事を祈願す

 

るため」と言う事を正解とさせて頂きまし

 

た。

 

↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓

 

3.子孫繁栄を祈願して桃の節句に飲まれ

 

るもの

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

大阪市立大学の研究グループが、大豆

 

などに含まれるイソフラボンが肺気腫

 

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閉塞性肺疾患)」の予防効果を有するこ

 

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