【食育クイズ:Vol.1059】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」をテーマとし
た地域社会の在り方や、昔から先人た
ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等
の素晴らしさを、クイズを楽しみなが
ら知見を高め、共有して参りましょ
う!
さて、本日は、「京都府」の「老舗料
理屋」にまつわる、「禅宗、臨済宗」
の「総本山」の「寺院」について、お
さらいクイズ(Vol.263)にチャレ
ンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225寺社仏閣歴史-2.jpg)
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「瓢亭(ひょうてい)」は、「京都、左
京区」にある「臨済宗」の「大本山」
である「○○寺」の門前にある、「茶
懐石料理」で有名な日本料理の「老舗」
の事を言います。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225瓢亭99.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225瓢亭11.jpg)
「瓢亭」の創業は「江戸時代、天保年
間」だそうで、「○○寺、境内」にで
きた素朴な「腰掛け茶屋」から始まっ
たそうです。
「瓢亭」は、現在でも昔ながらの「佇
まい」のままだそうで、看板一つ掲げ
ず、「床几(しょうぎ:折り畳み式の
腰掛けの事)」と「笠」と「わらじ」
を飾っている、「藁葺き(わらぶき)」
の「平屋」造りの「表構え」が、その
発祥の時を偲ばせ、その長い歴史を物
語っているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-瓢亭12.jpg)
こうして「瓢亭」は、日本を代表する
「老舗中の老舗」の「日本料理店」と
して、その名を馳せている訳であり、
近年では、2009年に、「ミシュラン
ガイド」の「三つ星」を獲得したり、
2013年には、14代当主が「京都府
指定無形文化財」の保持者に認定され、
その後2015年に、「和食」が「料理
部門」としては世界初となる「世界無
形文化遺産」に認定される過程で、多
大な尽力をされた人物として、その名
を馳せたと言う逸話もあるそうです。
さて、本日は、この「瓢亭」にまつわ
る歴史的経緯について、おさらいクイ
ズにチャレンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225京都五山.jpg)
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「京都、○○寺」畔にある「瓢亭」の
名物料理に、「究極のおかゆ」として
「漫画、美味しんぼ」にも取り上げら
れた、「朝粥」があります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225瓢亭朝粥2.jpg)
この「朝粥」を愛し、「京都」を愛し
た「歌人、吉井勇」が詠んだ歌に、
「瓢亭の 朝粥すすり 松に吹く 風
の音聞けば 心すがしも」
と言う、有名な歌がある事でも、「瓢
亭の朝粥」は「京都」を代表する名物
料理である事が伺い知れる訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-吉井勇1.jpg)
問題:さて、それでは、「江戸時代、
天保年間」の頃、「とある寺院」の境
内に、「腰掛け茶屋」として誕生した
「瓢亭」のある、その「とある禅宗寺
院」とは何でしょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.南禅寺
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225南禅寺2.jpg)
2.天龍寺
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/1300-225天龍寺2.jpg)
3.相国寺
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/1300-225相国寺5.jpg)
4.建仁寺
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/1300-225建仁寺33.jpg)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「南禅寺(なんぜんじ)」は、「京都、
左京区、南禅寺福地町」にある「臨済
宗、南禅寺派」の「大本山」の寺院で、
「京都五山(天龍寺、相国寺、建仁
寺 、東福寺、万寿寺)」や、「鎌倉五
山(建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、
浄妙寺)」の上に置かれる、別格扱い
の寺院で、日本の全ての「禅寺」の中
でも、最も高い格式を持つ寺院として、
その名を馳せているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225五山の制度室町幕府.jpg)
「鎌倉時代」に「武家社会」が政権を
司るようになってから「禅宗」が重ん
じられるようになり、特に、他の宗教
の台頭に対抗するためにも、「臨済宗」
を保護する政策をとるようになったと
言う経緯があるそうです。
その後、「室町時代」になり、「足利義
満」が「3代将軍職」となった(至徳
3年(1368年)」、「京都、南禅寺」
を別格(頂点)とする「五山之上」と
決定し、その下に「京都五山(天竜寺、
相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺)」
と、「鎌倉五山(建長寺、円覚寺、寿
福寺、浄智寺、浄妙寺)」をそれぞれ
の「五山」として決定し、歴史上の
「五山制度」が確定されたと言う経緯
があります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/09/300-180足利義満1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225五山の制度室町幕府.jpg)
こうして確立された「五山制度」によ
り、その後の「荘園管理」をスムーズ
にさせる為の「幕府」の事務の代行や、
「上納金」などの「財務支援」の役割
を果たす制度が確立されたと言う訳な
のです。
その「五山制度」の筆頭格であったの
が「南禅寺」と言う事でしたので、以
後「南禅寺」は、塔頭60か寺を要す
る「大寺院」となった訳なのですが、
その一方で、「延暦寺」等を始めとす
る「朝廷」や「貴族」を中心とした
「旧仏教勢力」と「武家政権」との対
立が次第に深まっていったと言う歴史
的な流れを引き起こす原因となってい
き、1467年に勃発した「応仁の乱」
以降になると、「京都」の地は荒廃し、
「南禅寺」も「伽藍」を焼失する等の
災禍にも見舞われ、同様に荒廃してい
ってしまったそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/09/300-応仁のラン4.jpg)
その後、「江戸時代」になってから、
「以心崇伝(いしんすうでん)、別名、
金地院崇伝(こんちいんすうでん)」
が「南禅寺」の住職となった事から、
「南禅寺」は復興する事になったそう
です。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-金地院崇伝1.jpg)
「官寺」の頂点に立った「崇伝」は、
「徳川家康」の側近となり、外交や寺
社政策に携わるようになり、「黒衣の
宰相」とも呼ばれる、優れた「政治家」
になっていったと言われています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-180徳川家康3.jpg)
「崇伝」は、「南禅寺」の「塔頭」の
一つである「金地院」を住まいとして
いた事から、「金地院崇伝」とも呼ば
れ、「江戸幕府」から「僧録」と言う
地位を与えられたそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225南禅寺金地院3.jpg)
「僧禄の地位」とは、日本全国の「臨
済宗」の寺院を統括する、最高位の役
職の事だそうで、以降、「南禅寺、金
地院」の「住持」になった僧侶は、
「金地僧録」と呼ばれ、絶大な権勢を
誇るようになったと言う経緯がある訳
なのだそうです。
こうして、「天下泰平」の「江戸時代」
になってからの「南禅寺」は、「武家
政権(江戸幕府)」からの手厚い保護
もあり、「禅宗」の頂点として、見事
に復興したと言う事となった訳であり、
以降、「南禅寺」周辺の参道には、「禅
宗」の教えでもある「精進料理」店が
栄えるようになったと言う経緯があり、
例えば「湯豆腐」は、「南禅寺」が発
祥の地とされているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/420-南禅寺料理屋1-300x200.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225南禅寺湯豆腐99.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225南禅寺湯豆腐3.jpg)
従って「瓢亭」の料理が、「茶懐石」
の影響を強く受けているのも、そう言
う歴史的な経緯に裏打ちされていると
言える訳なのです。
現在の「瓢亭」の名物料理としては、
「一子相伝」とされる「瓢亭玉子」と
言う、とろりした舌触りと出汁醤油の
味が効いた「半熟煮抜き玉子(ゆで
卵)」や、「究極のおかゆ」として「美
味しんぼ」にも取り上げられた「粥」
が、挙げられるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225瓢亭たまご2.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225瓢亭朝粥2.jpg)
「瓢亭」の「朝がゆ」は、「明治時代」
以降の「近代日本の文人」として有名
な、「吉井勇」、「与謝野晶子」、「谷崎
潤一郎」等々…が、こよなく愛し、食
したと言われている「名物料理」だそ
うで、「本店」では「夏(7月~8月)」
の間だけの限定で、「別館」では「3
月~11月」の限定で、頂く事が出来
るそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-吉井勇1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-与謝野晶子1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-谷崎潤一郎3.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225瓢亭朝粥3.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225瓢亭朝粥2.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-225瓢亭朝粥4.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/10/300-朝粥メニュー4.jpg)
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1.南禅寺
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有するこ
とを明らかにしました。
食Pro.お薦めの「大豆ミート」は、
少量摂取でも人にとって必須な「タン
パク質」「食物繊維」「核酸」などの栄
養素が摂取できるように、大豆の油脂
分を除いてから作っています。
必要な栄養素が原料大豆の約1.2倍
以上となり、濃縮された分だけ、多く
含まれています。
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★大豆プロテイン100g中に植物性
たんぱく質が50g!(半分がたんぱ
く質です)
★低脂質(2.7g)です!
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し、腸内健康の源となります。)
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れ、お通じが良くなり、腐敗から発酵
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と健康を守る活動をしています。大豆
ミートをはじめ、食に関するいろいろ
な情報を発信していますので、よろし
かったら一度遊びにきてくださると嬉
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