【食育クイズ：Vol.１０７１】
本日も、「関西地方（三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府）」の「食文化」をテーマとし
た地域社会の在り方や、昔から先人た
ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等
の素晴らしさを、クイズを楽しみなが
ら知見を高め、共有して参りましょ
う！
さて、本日は、「京都府」の「鳥羽・
伏見の戦い」について、おさらいクイ
ズ（Vol.275）にチャレンジ致しま
しょう！
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「京都」の「鳥羽・伏見の戦い」とは、
幕末から「明治維新」にかけて勃発し
た、「戊辰戦争（ぼしんせんそう）」と
言われる、「旧幕府軍と新政府軍との
内戦」の「初戦」の事を言います。
現在の「京都、南区・伏見区」にあた
る、当時の「山城国、鳥羽・伏見」地
区で「1868年（慶応4年）、1月3
日」に勃発した戦いを皮切りとして、
「15代将軍、徳川慶喜」体制を継続
しようとする「旧徳川幕府」勢力と、
「倒幕」を推し進めようとする「新明
治政府」勢力との内戦は、1年4ヵ月
もの間続いたと言う経緯があります。
この「内乱」に至り「明治維新」に至
るまでの「日本」の歴史では、色々な
前触れが生じていました。
「1833～1839年（天保4～10年）」
に襲来した「天保の大飢饉」では、
「100万人」以」の犠牲者が出た後、
日本各地で「百姓一揆」が頻発し、
「国家転覆」を企てた「大塩平八郎の
乱」が発生しました。
「1842年」には、「アヘン戦争」が
勃発し、「中国、清」が「英国」に破
れ「植民地」となってしまいました。
こうして、海外からの勢力の「脅威」
を知った「幕府」は、「鎖国政策」を
批判する「思想家（渡辺崋山、高野長
英）」」等を弾圧した「蛮社の獄」を行
ったような「政策」の続行を取りやめ
ざるを得なくなり、海外から日本に来
る外国船を追い払う政策である、「異
国船打払令」を廃止し、「薪水供与令」
を新設し、「懐柔する法律」を制定し
ました。
更に1853年、「黒船来航」によって
「開国」を迫られてしまった「幕府」
は、もはや「鎖国政策」は出来ないと
の判断を下し、大老「井伊直弼」が、
「1858年」、「天皇」の許可を得ずに
「安政通商条約」を締結してしまった
と言う経緯があります。
それが理由で「井伊直弼」は暗殺され
てしまい、以降の日本では、迫り来る
外国勢力に対して「攘夷（排斥する
事）」派と、「開国」派とで意見が割れ
ると共に、「天皇」を支持する「勤皇」
思想や、「幕府」を排除する「倒幕」
思想、又は「幕府」を支持する「佐幕」
思想等々…、様々な考え方が入り乱れ、
世情は「大混乱状態」に陥っていって
しまったと言う経緯があります。
そんな状況下で、内乱を起してしまい、
海外勢力につけ込む隙を与えてはなら
ない考えた「15代将軍、徳川慶喜」
は、1867年（慶応3年）、「薩摩藩、
長州藩」が中心となって武力による
「倒幕」が過激化する最中、「土佐藩」
からの提案を受け、「倒幕派」を懐柔
する事を目的とした、「将軍」自らが
「政権を天皇に返上する」と言う、
「大政奉還」を行い、「徳川家康」以
来「260年以上」続いた「江戸幕府
政権」に終止符を打ったと言う経緯が
あります。
ところが、いくら「政権を返上」した
と言っても、実質的には「朝廷（天
皇）」から委任される形で政権を執り
続けると言う内容だったため、「倒幕」
と「明治政府政権」を目指していた
「薩摩藩、長州藩」は全く納得してい
なかった訳であり、またその一方で、
「佐幕派」である「会津藩、桑名藩、
紀州藩」からは、「政権返上」してし
まった事への反発が強まったと言う、
相反する新しい対立構造を生む結果と
なってしまい、「慶喜」が望んでいた
平和的解決は益々難しい状況に陥って
しまったと言う経緯になってしまった
訳なのです。
「大政奉還」後の体制に不満を持ち、
「倒幕派」の「急先鋒」であった「薩
摩藩、西郷隆盛」は、「徳川幕府」に
対して「挑発行為」に出て、「江戸」
で浪人を集めて「強盗、殺人」を繰り
返す等の蛮行を行ったそうです。
この「挑発行為」に乗ってしまった
「佐幕派」達は、「江戸、薩摩藩邸」
を襲撃してしまい、「慶喜」に対して
も「薩摩藩」を倒すと言う「周囲の声」
は「極限状態」となり、昼夜を問わず
口角泡を飛ばす状態となってしまった
これらの声を静止する事ができなくな
ってしまった「慶喜」は、ついに、
「1868年（慶応4年）、元旦」の日、
「倒薩の表」を発する決断をし、「薩
摩藩」への攻撃を宣言し、「京都」の
封鎖を目的として掲げ、「大阪」から
「京都」に「幕府軍」の兵を進め、3
日午前、「京都」南部、鳥羽街道」で
「薩摩藩」と相対する事になってしま
ったと言う経緯になりました。
こうして「徳川政権」から「明治政権」
に以降する「幕末の時代」に起きた
「日本の内乱、戊辰戦争」の初戦であ
る「鳥羽・伏見の戦い」が始まった訳
なのですが、本日は、この「戦い」に
ついて、おさらいクイズにチャレンジ
致しましょう！
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問題：「京都」の「 鳥羽・伏見の戦い」
で、「薩摩藩」のいわゆる「新政府軍」
の戦力は「約5,000人」だったそう
です。
さて、それでは、この戦いで敗走して
しまった、「15代将軍、徳川慶喜」側
の、いわゆる「旧幕府軍」の戦力数と
はどのくらいだったでしょうか？
次のうちから選んで下さい。
１．約5,000
２．約10,000
３．約15,000
４．約20,000
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「鳥羽・伏見の戦い（1868年、慶応
4年）」は、「戊辰戦争」の初戦となっ
た戦いと言われています。
「旧幕府軍」の戦力は「約15,000人」
と、「新政府軍」の戦力「約5,000人」
を上回っていましたが、「装備」の差
や、「指揮官の不在・逃亡」等々…、
様々な理由があり、軍勢の有利を生か
せず敗走したと言う結果になってしま
ったそうです。
この「旧幕府軍」の敗北の原因につい
て、「会津戊辰戦史」に記載されてい
る内容を紐解くと、以下のような３つ
の理由が挙げられています。
１．「旧幕府軍」には、統一した命令
を出す将帥がいなかったため、各部隊
がバラバラに戦闘して、勝手に退却し
てしまった。
２．「旧幕府軍」が「薩摩郡」と対峙
するのに、道幅の狭い「鳥羽街道」か
らしか「進軍」せず、「丹波口」や
「西国街道」等、複数の方面から「進
軍」しなかった為、「大軍」による
「メリット」が全く発揮する事ができ
なかった。
３．「旧幕府軍」の「指揮官」達が、
「薩摩藩」がずっと以前から「倒幕」
を目的として準備していた事を良く理
解していないまま進軍した為、「入京」
するまでは、全く戦わずに「鳥羽街道」
を進めるとの勘違いみがあり、「未だ
戦う状況では無い」と思い込みながら
進軍していた、「入京」前の「鳥羽街
道」上で、いきなり「戦闘準備」をし
ていた「薩摩藩」から「戦い」を仕掛
けられた事によって、狼狽してしまい、
統制が取れなくなってしまった。
等々…の、3つの理由が挙げられてい
るそうです。
更に、補足として、もし一部の兵を割
いて「丹波口」や「西国街道」からも
進軍していれば、３倍の兵力を持つ
「旧幕府軍」が、壊滅するような混乱
を回避し、「新政府軍」の兵力を更に
分散させる事が出来たとも指摘されて
いるそうで、途中から「新政府軍」に
寝返ってしまった「津藩」等の行動も
防止出来たともできたはずであると指
摘されているそうです。
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現在の日本の状況も、「幕末期」の頃
の日本の状況と良く似ている感があり
ます。
「海外」からの脅威や脅しに対して、
敢えて「戦う」姿勢を示す以前の問題
として、「懐柔策」や「傍観策」を優
先し、周到な用意をしている「敵方」
に対して、戦うための「人材」や「戦
力」等を用意せず、しかも、もし戦う
となっても「策」等、何も無いような、
「戦う前から負けている」状態にしか
見えない、危機的状況である事が見え
隠れしていると思われて仕方ありませ
ん。
私達一人ひとりが、この日本の歴史に
学び、しっかりとした判断が下せるよ
うにする必要があると思われますが、
いかがでしょうか？
↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓
３．約15,000
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD（慢性
閉塞性肺疾患）」の予防効果を有するこ
とを明らかにしました。
食Ｐro．お薦めの「大豆ミート」は、
少量摂取でも人にとって必須な「タン
パク質」「食物繊維」「核酸」などの栄
養素が摂取できるように、大豆の油脂
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