【食育クイズ:Vol.1083】「京都府」の「名物行事」おさらいクイズ! 5月の「嵐山、三船祭」のヒロイン役となる平安時代の女官は?

 

【食育クイズ:Vol.1083】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」をテーマとし

 

た地域社会の在り方や、昔から先人た

 

ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等

 

の素晴らしさを、クイズを楽しみなが

 

ら知見を高め、共有して参りましょ

 

う!

 

さて、本日は、「京都府」の「有名行

 

事」について、おさらいクイズ

 

(Vol.287)にチャレンジ致しまし

 

ょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

5月の「京都」と言えば、「京都三大

 

祭」の一つである「葵祭」が執り行わ

 

れますが、その他にも「鴨川」では京

 

都の夏の風物詩である「納涼床開き」

 

があり、「先斗町」では「鴨川をどり」

 

が、「上賀茂神社」では「競馬会(く

 

らべうまえ)」が、「今宮神社」では

 

「今宮祭」が、「松尾大社」では「松

 

尾大社還幸祭(松尾の葵祭)」が、「藤

 

森神社」では「藤森祭」が、「車折神

 

社」を始めとする「京都、嵐山地区」

 

一帯では「三船祭」等々…、数多くの

 

「祭り」が執り行われます。

 

 

 

 

 

さて、本日は、「三船祭」について、

 

おさらいクイズにチャレンジ致しまし

 

ょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「京都、嵐山地区」の「三船祭」は、

 

「大正天皇」の「喪」が明けた「昭和

 

3年」に、「京都御所」で執り行われ

 

た「昭和の御大典(昭和天皇の即位

 

礼)」を記念して始められた「嵐山、

 

車折神社、例祭」の「延長神事」の事

 

を言うそうです。

 

 

 

 

 

 

 

そもそもは、「平安時代」の「898年

 

(昌泰元年)」、「宇多上皇(第59代

 

天皇)」が「嵐山」に御幸された時に、

 

「大堰川(おおいがわ)」で船遊びを

 

したのが 始まりとされているそうで

 

す。

 

 

 

また、「三船祭」命名の由来とは、そ

 

の後「第72代白河天皇」が御幸され

 

た時に、「和歌」、「漢詩」、「奏楽」の

 

「三つの達人」を「三隻」の船に乗せ

 

て「船遊び」をされた事から名付けら

 

れたと言われているそうです。

 

 

ちなみに、現在では、毎年5月の第3

 

日曜日に行われ、「御座船(ござぶ

 

ね)」、「龍頭船(りゅうずせん)」、 

 

「鷁首船(げきせん)」等々…、「20

 

数隻」が「渡月橋」上流の「大堰川」

 

に浮かべられ、「平安時代」さながら

 

の優雅な王朝文化を再現する舟遊びが

 

繰り広げられているそうです。

 

 

 

 

さて、本日は、「三船祭」の「舟遊び」

 

にまつわる「伝統芸能儀式」について、

 

おさらいクイズにチャレンジ致しまし

 

ょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

問題:「京都」では、毎年5月の第3

 

日曜日になると、「三船祭」と呼ばれ

 

る、「大堰川」に浮かべた船の上で

 

「伝統芸能」を披露する祭りが執り行

 

われるそうです。

 

 

さて、それでは、この「三船祭、伝統

 

行事」のヒロインとなっている「歴史

 

上の女性」とは誰でしょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.清少納言

 

 

2.小野小町

 

 

3.和泉式部

 

 

4.紫式部

 

 

↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓ 

 

【解説】

 

「三船祭」は、「平安時代」の貴族の

 

「船遊び」を再現した祭りで、「御座

 

船(ござぶね)」、「龍頭船(りゅうず

 

せん)」、「鷁首船(げきすせん)」、「御

 

伴船」等々…の「船上」で「伝統芸能」

 

が披露されるのが特徴となっているそ

 

うです。

 

 

 

 

この「祭り」の内容は、「清少納言」

 

に扮した女性を始めとする「参進行列」

 

が「嵐山公園」を出発する事から始ま

 

るそうです。

 

 

「清少納言」は、「車折神社」の「ご

 

祭神」である「清原頼業公」と同族で

 

あり、「車折神社」の境内には「清少

 

納言社」があり、「才色兼備のご利益」

 

があるとされている事から、ちょうど

 

同時期に執り行われる「葵祭」の「ヒ

 

ロイン、斎王代(だいおうだい)」の

 

ように、この「三船祭」のヒロイン役

 

として、「清少納言」に扮した女性が

 

選ばれ、努めているそうです。

 

行列は「渡月橋、上流」の「大堰川

 

(おおいがわ)」まで巡行し、その場

 

所で「神事」が執り行われるそうです。

 

 

その後、「祭りの伝統行事」である

 

「川遊び行事」となり、祭りの舞台が

 

川の上へとなるそうです。

 

祭りの「ヒロイン役」の「清少納言」

 

は、「御座船(ござぶね)」に乗り込み、

 

「雅楽・舞楽」を奉納する「いちひめ

 

雅楽会」は「龍頭船(りゅうずせん)」

 

に、「今様(いまよう):『平安時代』

 

に誕生した『日本歌曲』の一形式で、

 

『現代風、現代的』という意味を表し、

 

当時の『現代流行歌』の事」、を奉納

 

する「日本今様謌舞楽会」は、「鷁首

 

船(げきすせん)」に、乗り込むそう

 

で、こうして、川面の「船上」で、

 

様々な「伝統芸能」を奉納すると言う

 

内容になっているそうです。

 

「三船祭」のクライマックスは、「扇

 

流しの行事」だそうで、「祭」が佳境

 

に差し掛かると、「清少納言」がおも

 

むろに船から「扇」を川へ流し始める

 

のだそうです。

 

 

この「扇流し」は、「室町時代」に

 

「足利尊氏」が「大堰川」近隣にある

 

「天龍寺」へ参詣した時、お供の「童

 

子」が誤って「扇」を川に落としてし

 

まったのを、「尊氏」は怒る事も無く、

 

むしろその扇が川面を流れる様子が実

 

に優美だと言って収めたと言う「故事」

 

にちなんで、現在でも100枚ほどの

 

「扇」が流されているそうで、ご利益

 

を求めて拾い合う人達の争奪戦となっ

 

ているそうです。

 

 

 

こうして「三船祭」は、「清少納言」

 

をヒロインとした「平安絵巻」そのも

 

のの、「京都」らしい優雅な光景を再

 

現したものである訳なのです。

 

 

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1.清少納言

 

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