【食育クイズ:Vol.1211】「京都府」の「小野小町、百夜通い伝説」おさらいクイズ! 京都、随心院の百夜通い伝説を表した春の行事名は?

 

【食育クイズ:Vol.1211】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」

 

をテーマとした地域社会の在り方や、

 

昔から先人たちが培ってきた、「文化」、

 

「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、

 

クイズを楽しみながら知見を高め、あ

 

らためて「日本」や「日本人」が培っ

 

てきた「良きところ」を共有化し、次

 

代に継承して参りましょう!

 

さて、本日は、「京都府」の「随心院」

 

の「小野小町」伝説にまつわる、「伝

 

統行事」について、おさらいクイズ

 

(Vol.415)にチャレンジ致しまし

 

ょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「小野小町(生没年不詳)」は、「平安

 

時代前期(9世紀)」頃の「女流歌人」

 

で、「絶世の美女」として、数々の

 

「逸話」が残っていて、後世になると

 

「能」や「浄瑠璃」等の題材となって

 

いる事で知られ、日本史上においても、

 

歴史に残る女性の一人として知られて

 

いる人物です。

 

 

 

 

 

 

日本では、その後「幕末」から「明治

 

時代」になると、「諸外国」からの

 

「軍事的圧力」や、「植民地侵略」へ

 

の「脅威」が迫った事から、日本国内

 

に「ナショナリズム」への世論が高ま

 

ったそうです。

 

そんな世相に相俟って、「小野小町」

 

が日本の誇る美女の代名詞とされると

 

言う経緯があり、「クレオパトラ」、

 

「楊貴妃」と共に「世界三大美人」の

 

一人として数えられるようになったそ

 

うで、こうして「小野小町」は「美女

 

のブランド」として、広く日本のメデ

 

ィアに登場するようになったと言う経

 

緯があり、日本各地に「○○小町」ブ

 

ランドが登場する由縁になっていった

 

と言う経緯になったそうです。

 

 

「小町ブランド伝説」が現在にも伝わ

 

っているのは確かであり、「小町」の

 

出身が「秋田県」と言う説がある事か

 

ら、「東北・秋田新幹線」の列車名に

 

なった事を始め、「秋田県産の米」の

 

「ブランド名(あきたこまち)」にな

 

った等々…、現在でも「小町ブランド」

 

は健在であると言う訳になるのです。

 

 

 

さて、本日は、この「小野小町」にま

 

つわる「京都、随心院」の「伝統行事」

 

について、おさらいクイズにチャレン

 

ジ致しましょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「百夜通い(ももよがよい)」とは、

 

「室町時代」の頃、「世阿弥」などの

 

「能作者」たちが創作した、「平安時

 

代」を代表する「恋多き女性」であっ

 

たとされる「小野小町」の「恋愛遍歴」

 

を象徴する「伝説」を著した呼称の事

 

を言います。

 

 

「百夜通い」の伝説は、悲哀な物語と

 

して知られ、その内容とは、当時「小

 

野小町」に対して、熱心に求愛する

 

「深草少将」の事を、「小町」は鬱陶

 

しく思った事から、自分の事を諦めて

 

もらおうと思い、「少将」に対して無

 

理難題を要求したそうです。

 

その難題とは、「私のもとへ百夜続け

 

て通ったなら、あなたの意のままにな

 

りましょう」と言う内容だったそうで、

 

勿論の事、「少将」はその言葉を真に

 

受け、それから足繁く「小町」の邸宅

 

へと毎晩通う訳だったのですが、思い

 

を遂げられないまま、最後の回となっ

 

た「大雪の夜」に、息絶えたと言う内

 

容になっていると言われています。

 

 

 

問題:「小野小町」がその晩年を過ご

 

したと言われている「京都、随心院」

 

では、毎年3月になり境内の「紅梅」

 

が満開になる頃に、「小野小町」と

 

「深草少将」との「百夜通い(ももよ

 

がよい)」の伝説をテーマとした、「今

 

様」を踊る「行事」を執り行う事で知

 

られています。

 

 

 

 

さて、それでは、この「踊り名」とは

 

何と呼ばれているでしょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.念仏踊り

 

 

2.はねず踊り

 

 

3.赦免地踊り

 

 

4.花笠踊り

 

 

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【解説】

 

「小野小町」がその晩年を過ごした場

 

所として知られる「京都、随心院」で

 

は、毎年3月になると「はねず踊り」

 

の行事を執り行う事で知られています。

 

 

 

「はねず」とは、この地域独特の「薄

 

紅色」の「紅梅」の色を表した表現だ

 

そうで、やがて「うす紅色」全般の事

 

を「はねず」と言うようになったと言

 

う経緯があるそうです。

 

 

 

 

「はねず踊り」とは、「小野小町」と

 

「深草少将」との「伝説」を主題に、

 

「はねず色」の小袖を着た少女たちが、

 

この時期に咲き誇る「紅梅」を「花笠」

 

にして、「小野わらべうた」を唄いな

 

がら舞うと言う内容だそうで、その呼

 

称の通り、毎年3月の「紅梅」が満

 

開になる時期に執り行なわれていると

 

言う訳になるそうです。

 

ちなみに、この時に唄われる「小野わ

 

らべうた」の歌詞は次の様な内容にな

 

っていて、最後の節が「百夜通い」が

 

成就しなかったのは、99日目に「深

 

草少将」が別人を立てた事がばれてし

 

まった為と言う、「悲劇」にしない内

 

容になっている事が面白いとされてい

 

ます。

 

この「わらべうた」は、

 

~~ あーりゃ  これ  これ これは

 

楽しや 小野のお寺の踊りでござる 

 

はねず踊りと申してござる めでた

 

めでたのこりゃせ おどりでござる 

 

みんなそろうて さぁ おどりはじめ

 

じゃ めでたやな めでたやな

 

少将さまがござる 深草からでござる

 

毎夜よさりに 通うてござる かやの

 

木の実で 九つ十と日かず数えて ち

 

ょいとかいまみりゃ 今日もてくてく

 

よー  おかよいじゃ 

 

少将さまがござる 深草からでござる

 

雪の夜みちを とぼとぼござる 今日

 

でどうやら 九十と九夜 百夜まだで

 

もまぁおはいりと あけてびっくり

 

よー おかわりじゃ ~~

 

以上のように、最後に最後の段階で、

 

「深草少将」は、その時の天候があま

 

りにも悪天候であり、川は氾濫し、大

 

雪であった事から、身代わりを立てた

 

と言う、「笑い話」的な「歌詞」にな

 

っている訳になります。

 

 

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2.はねず踊り

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

大阪市立大学の研究グループが、大豆

 

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