【食育クイズ:Vol.1235】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう!
さて、本日は、「京都府」の「桜の名
所」にまつわる「秋の桜」について、
おさらいクイズ(Vol.440)にチャ
レンジ致しましょう!
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「京都、上京区」にある「妙蓮寺」は、
「鎌倉時代」の1294年に、「日蓮宗」
の僧「日像」によって創建された「寺
院」だそうです。
創建後、焼失等の理由により移転を繰
り返すと言う経緯があったそうですが、
「安土桃山時代」になった「1587年
(天正15年)」に、「天下人、豊臣秀
吉」の「京都改造事業」によって、現
在の場所である「京都、寺之内」地域
に移転したと言う経緯があるそうです。
「妙蓮寺」は、四季折々、色々な花が
咲く事から「花の寺」として知られ、
その中でも「秋」に開花し、その後
「春」までの7ヶ月間に渡り、咲き
続ける「桜」がある事で知られていま
す。
さて、本日は、この「妙蓮寺」の「秋
桜(十月桜)」について、おさらいク
イズにチャレンジ致しましょう!
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問題:「京都、妙蓮寺」の「桜」は、
「秋」になると咲き始め、「春」まで
咲き続ける事で知られています。
さて、それでは、この「桜」は何と呼
ばれているでしょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.魁(さきがけ)桜
2.渓仙(けいせん)桜
3.普賢象(ふげんぞう)桜
4.御会式(おえしき)桜
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「京都」には、「秋」から咲く「桜」
があちこちにあるそうですが、その中
でも最も有名なのが「妙蓮寺」の「御
会式桜(おえしきざくら)」と言われ
ています。
「御会式(おえしき)」とは、仏教の
行事の一つで、その「宗派」の「宗祖」
の命日にちなんで執り行われる「法要」
の事を言い、「日蓮宗」の場合は、「日
蓮上人」の命日である10月13日前
後に執り行われる「行事」の事を言う
そうです。
「妙蓮寺」の「宗祖、御会式」は、毎
年10月12日に執り行われているそ
うで、夜になると「万灯会」も執り行
うそうです。
「御会式桜」命名の由来は、「日蓮上
人」が入滅した日に咲いたと言う「伝
説」から命名されたそうで、「日蓮宗」
の「寺院」では、「日蓮上人」の入滅
地とされる「池上本門寺(東京、大田
区)」を始め、全国にある「日蓮宗の
寺院」へと「御会式桜」が植えられ、
広まっていったと言う経緯があるそう
です。
「妙蓮寺」では、本堂前に2本の「御
会式桜」があり、毎年10月の御会式
の頃から咲きはじめ、「紅葉シーズン
(11~12月)」に一度目のピークを
迎え、「満開」になるそうです。
その後、全て散らずに、一部の「桜」
がずっと咲き続けるそうで、「春の桜
のシーズン(3~4月)」になると、
二度目のピークを迎え、その時には同
じ「妙蓮寺」にある「染井吉野、桜」
と同時に咲き誇るそうで、そのどちら
も見事な咲きっぷりを誇る事で知られ
ているそうです。
ちなみに、「御会式桜」の花びらを持
ち帰ると、「恋愛成就」の「ご利益」
があるとの「言い伝え」があり、春に
なると、散った「花びら」を求めて訪
れる人で賑わうそうです。
こうして「御会式桜」は、「秋(10
月)」の「開花」から、7ヶ月を経て、
翌年の「春(4月)」に全ての花が散
るまでの長い間咲く「桜」として愛さ
れ、散った5ヶ月後には、また、そ
の「花」を見る事ができる「桜」とし
て、数多くの人から愛されていると言
う事になる訳なのです。
↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓
4.御会式(おえしき)桜