【食育クイズ:Vol.1277】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう!
さて、本日は、「京都府」の「花街」
にまつわる、「揚屋文化」について、
おさらいクイズ(Vol.481)にチャ
レンジ致しましょう!
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「揚屋(あげや)」とは、「天下泰平」
の「江戸時代」になった時に、「江戸
幕府」が、長引いた戦乱で社会の規律
が乱れ、街中に散在してしまっていた
「遊女屋」を一箇所に集めて、「江戸、
吉原」等と言った「遊郭」を作り、
「公許」した事をきっかけとして、
「貴人」や「上流客」が「置屋」から
「太夫、天神、花魁」等を呼んで遊興
をたしなむ場所として作られた、現在
で言うところの「料亭」の様な格式の
高いお店の事を言うそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-揚屋.jpg)
「貴人」や「上流客」は、直接「娼家」
に行く事がはばかられたので、「揚屋」
に行って「太夫や花魁」等を呼ぶと言
う仕組みが出来たと言う訳になり、下
級ランクの「遊女」等は「揚屋」入り
は許されなかったと言う事になる訳に
なります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-206太夫.jpg)
「京都」の「花街、○○」にあった
「揚屋」として知られる「角屋」は、
こうした社会の変容にに伴って「江戸
時代初期」の頃に誕生したそうで、現
在では営業活動はしていないものの、
当時に建てられた「揚屋建築様式」の
現存する唯一の「遺構」として、「国
の重要文化財」の指定を受け、保護さ
れていると言う経緯になっているそう
です。
「揚屋」の概念は、今で言う「料亭」
にあたる訳ですが、「京都、角屋」は、
その「座敷、調度、庭」等の全てが
「寺院」の「書院」や「客殿」と同等
の「しつらい」がなされていて、「江
戸時代」当時の「京都」においては、
最大規模の「饗宴の場」であった事で
知られ、「歌舞音曲の遊宴」だけでは
無く、「和歌」や「俳譜」等の「文芸
の席」にも利用されたそうで、一流の
「文化人」達が集まる「文化サロン」
としての役割も果たしていたそうです。
また「幕末期」になると、「勤皇派」、
「佐幕派」双方の会合場所ともなった
そうで、「明治維新」を成し遂げる為
の「旧跡の場」としての存在だったと
も言える訳なのだそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/角屋1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-225済や文化館4.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-225角屋文化館3.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-225角屋文化館.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-角屋2階.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200角屋文化館5.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200角屋文化館3.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200角屋美術館2.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200角屋台所1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200角屋文化美術館1.jpg)
さて、本日は、「江戸時代」の「京都」
の「花街、揚屋文化」にまつわる、唯
一現存し「遺構」となっている「角屋」
について、おさらいクイズにチャレン
ジ致しましょう!
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問題:「京都」にある「角屋もてなし
の文化美術館」は、かつて「花街」の
一つである「○○」にあった「揚屋」
の唯一現存する「遺構」として、現在
「国の重要文化財」に指定され、保護
されている事で知られています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200角屋文化美術館1.jpg)
さて、それでは、この「角屋」があっ
た「花街」とは、どれでしょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.祇園
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200祇園.jpg)
2.島原
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200島原.jpg)
3.上七軒
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200上七軒.jpg)
4.宮川町
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200宮川町.jpg)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「揚屋」は、「江戸時代中期(宝暦7
年(1757年))以降になると、「京都」
の「花街、島原」と「大坂」の「新町」
との2つのみとなったそうで、「江戸、
吉原」の「揚屋」は消滅し、「小部屋
様式」に変容したそうです。
そもそも「揚屋」は、「太夫」や「芸
妓」を抱えておらず、「置屋」から
「上級遊女」を派遣してもらい、「歌
舞音曲」を伴う遊宴をする事によって、
「客」を歓待する場所として定義され
ていた訳であり、「遊郭の店様式」で
は無く、当時の時代においては民間最
大規模の「宴会場」だったと言う事に
なります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200角屋美術館2.jpg)
従って「揚屋建築」は、「遊郭」のよ
うに「小部屋」のみの構造では無く、
「お茶会」や「句会」等も行われる
「大座敷様式」で構成されていた訳で
あり、当時の「文化的サロン」として
の役割を十分果たしていたと言う経緯
になる訳なのだそうです。
その為、「揚屋建築」の「角屋」では、
「大座敷」に面した「広庭」に必ず
「茶席」が設けられていたり、大勢の
客の料理を作る為に、「庫裏」と同規
模の「台所」を備えている事が、その
最大の特徴となっている訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200角屋台所1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/300-200角屋茶室1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/05/420-角屋文化館12.jpg)
↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓
2.島原
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国産の食応援「和乃家(わのか)」は、
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ミートをはじめ、食に関するいろいろ
な情報を発信していますので、よろし
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