【食育クイズ:Vol.1329】「京都府」の「禅林寺(永観堂)」おさらいクイズ! 永観堂にある極楽往生を願う「来迎図」の名称とは?

 

【食育クイズ:Vol.1329】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」

 

をテーマとした地域社会の在り方や、

 

昔から先人たちが培ってきた、「文化」、

 

「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、

 

クイズを楽しみながら知見を高め、あ

 

らためて「日本」や「日本人」が培っ

 

てきた「良きところ」を共有化し、次

 

代に継承して参りましょう!

 

さて、本日は、「京都府」の「禅林寺

 

(永観堂)」にまつわる「来迎図(国宝)」

 

について、おさらいクイズ(Vol.532)

 

にチャレンジ致しましょう!

 

 

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「京都、左京区」にある「禅林寺」は、

 

「第7世、住持」となった「永観(よ

 

うかん)」律師がこの「寺院」に住し、

 

「真言宗、中興の祖」と言われた事から、

 

その後「別名」として、「永観堂(えい

 

かんどう)」と音読みで呼ばれるように

 

なったそうです。

 

 

 

その後時を経て、「平安時代後期」に差

 

し掛かってくると、日本社会は「末法思

 

想」に恐れ慄くようなると言う経緯とな

 

り、「仏教」のあり方も、「真言宗」の

 

「現世」での「救済」を求める形から、

 

「浄土宗」の「来世」での「救済(極楽

 

往生)」を求める形に変容し、「第12世、

 

住持」となった「静遍」僧都は、「浄土

 

宗、法然」に帰依するに至ったそうで、

 

その後「浄土宗」の道場に変容した事で

 

知られている訳になるのです。

 

 

こうして「平安時代」が終焉し、「鎌倉

 

時代」になると、「臨終」の際に「念仏」

 

を唱えると「阿弥陀如来」が「お迎え」

 

に来ると言う、「来迎の思想」が流行し、

 

それに伴ってその様子を描いた「来迎図」

 

が盛んに描かれるに至ったと言う経緯と

 

なった訳なのです。

 

さて、本日は、「平安時代後期」から

 

「鎌倉時代前期」にかけて「日本社会」

 

で流行したとされる、「末法の世」から

 

逃れ「極楽往生」を願うと言う、「来迎

 

図」について、おさらいクイズにチャレ

 

ンジ致しましょう!

 

 

 

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「平安時代後期」の「1052年」は、

 

「末法元年」とされ、人々は「救いよう

 

の無い災い溢れる、現世」を諦め、「極

 

楽往生した、来世」に「救済」を求める

 

ようになったと言う経緯がある訳になり

 

ます。

 

 

問題:「平安時代」が終焉し、「鎌倉時代」

 

になると、世の中の人々の間では、「極

 

楽往生」を願って描かれた「来迎図」が

 

流行し、数多く描かれるようになったと

 

言う経緯があるそうです。

 

「鎌倉時代」になった時、「京都、永観

 

堂、第12代住持、静遍(じょうへん)」

 

は、「真言宗」から離れて「法然」に深

 

く帰依したそうで、それ以降は「極楽浄

 

土」に救済を求める「浄土宗」の「道場」

 

に変容したと言う経緯になったそうで、

 

その流れを受けて、「永観堂」には「国

 

宝」に指定されている「来迎図、○○」

 

が現存されているそうです。

 

 

 

 

 

さて、それでは、その「○○」の名称と

 

は何でしょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.蝦蟇鉄拐(がまてっかい)図

 

 

 

2.釈迦金棺出現(しゃかきんかんしゅ

 

つげん)図

 

 

 

3.両界曼荼羅(りょうかいまんだら)

 

 

 

4.山越阿弥陀(やまごえあみだ)図

 

 

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【解説】

 

「京都、禅林寺」は、「平安時代前期」

 

の「863年」に、「空海」の弟子「真紹」

 

により創建された「真言密教」の「道場」

 

だったのですが、その後「末法の世」が

 

近づくにつれて、「極楽往生」を求める

 

「阿弥陀仏」の猛烈な信者となった「第

 

7代、住持、永観(ようかん)」によっ

 

て中興され、その時から「永観堂」と呼

 

ばれるようになった事で知られています。

 

 

 

この「永観堂」にある「御本尊」の「阿

 

弥陀如来立像」は、「みかえり阿弥陀」

 

と呼ばれているそうで、その「所以」と

 

は、「永観」が日課の「念仏と行道」を

 

していたところ、「阿弥陀如来」が「須

 

弥壇」から下り、「永観」と一緒に「行

 

道」を始めたそうで、驚いた「永観」が

 

歩みを止めると「阿弥陀如来」は「永観」

 

のほうに「振り返った」と言う「伝説」

 

が残されていて、それ以来首の向きが元

 

に戻らず、そのままの姿で安置されてい

 

る事から「みかえり阿弥陀」と命名され

 

たそうなのです。

 

 

こうして「阿弥陀仏信仰」を取り入れる

 

に至った「永観堂」は、「平安時代」が

 

終焉し「鎌倉時代」になると、「第12

 

代住持、静遍」が、「浄土宗、法然」に

 

深く帰依するに至ったそうで、「13代、

 

証空」、「14代、浄音」と続く間に、

 

「浄土宗」の「寺院」へと変容するに至

 

ったと言う経緯になった訳なのだそうで

 

す。

 

 

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

 

「永観寺」にある、「国宝」の「山越阿

 

弥陀図」は、「鎌倉時代」以降に出現し

 

た「来迎図」の一種と言われ、「山の向

 

こう(極楽浄土)」から「阿弥陀如来」

 

が姿を現したところを表現したものだそ

 

うで、緩やかな山間から上半身を現した

 

「阿弥陀如来」の左右の手前には「雲」

 

に乗った「観音菩薩」と「勢至菩薩」の

 

「両脇侍」が上から降りてきたように描

 

かれ、その下部には「四天王」と「童子」

 

が「幡」を掲げていると言う、まさに

 

「往生者」を「極楽浄土」へ連れていく

 

瞬間の様子が描かれている訳になります。

 

 

 

 

現在のように、日本も、世界も、「悪の

 

穢れ」に満ち溢れ、私達一人ひとりにと

 

っても、何が正しくて何が間違っている

 

のかと言う事が分からなくなってしまっ

 

たような社会に生きる命運を背負った人

 

達にとっては、「宇宙の真理」に近いと

 

ころにある「宗教」を選んで帰依する事

 

も、一つの方法かも知れないと思う人も

 

少なくは無いのでしょうか?

 

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4.山越阿弥陀(やまごえあみだ)図

 

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大阪市立大学の研究グループが、大豆

 

などに含まれるイソフラボンが肺気腫

 

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食育&6次産業化推進センターは、食の国家的安全保障をめざし、日本人の命と健康を守るため、真の食の安心・安全とは何かというテーマを、食育活動や6次産業化推進活動をベースに追求する国家戦略プロフェッショナルの仕事をしています。