【食育クイズ:Vol.1456】「京都府」の「智積院の国宝」おさらいクイズ! 「長谷川等伯、久蔵」父子が描いた国宝の障壁画とは?

 

【食育クイズ:Vol.1456】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」

 

をテーマとした地域社会の在り方や、

 

昔から先人たちが培ってきた、「文化」、

 

「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、

 

クイズを楽しみながら知見を高め、あ

 

らためて「日本」や「日本人」が培っ

 

てきた「良きところ」を共有化し、次

 

代に継承して参りましょう!

 

さて、本日は、「京都府」の「安土桃山

 

時代」から「江戸時代初期」にかけて活

 

躍した「絵師」として知られる「長谷川

 

等伯・久蔵、父子」にまつわる「国宝の

 

障壁画」について、おさらいクイズ

 

(Vol.659)にチャレンジ致しましょ

 

う!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

長きに渡った「戦国時代」が終焉に差し

 

掛かった頃、「織田信長」や「豊臣秀

 

吉」がその勢力を広げ、「天下統一」に

 

向かう経緯となり、この「時代」は、

 

「日本史」の中で、最も「豪壮」で「エ

 

ネルギッシュ」な「時代」であったと言

 

われています。

 

 

 

この「豪壮な時代」を「代表する絵画」

 

と言えば、「大画様式」の絵を生み出し

 

た事で知られる「狩野永徳」が描いた

 

「唐獅子図屏風」であると言われていま

 

す。

 

 

 

生まれながらにして「絵師」としての環

 

境と才能に恵まれた「狩野永徳」は、

 

「京」に上った「織田信長」に見込ま

 

れ、「御用絵師」となり、「信長」のスケ

 

ールを象徴するような「大画様式」のス

 

タイルを生み出し、「信長」の築いた

 

「安土城」に、100枚もの「障壁画」

 

を描いたそうで、一躍全国にその名を知

 

らしめすに至ったそうです。

 

その後、「信長」は「明智光秀」の「謀

 

反」によって「京都、本能寺」で亡くな

 

りましたが、その後「天下」を収めるに

 

至った「豊臣秀吉」にも「永徳」は重用

 

され、「大阪城」や「聚楽第」等と言っ

 

た「秀吉」が「造営」した幾多の建造物

 

の「内装画」を手掛けるに至ったそう

 

で、その後「秀吉」の「支配力」が「強

 

大化」するにつれ、「秀吉」の配下の

 

「大名」達からも注文がくるようになっ

 

ていったそうです。

 

 

 

こうして、「永徳」は押しも押されぬ

 

「天下一の絵師」となった訳なのです

 

が、同じ「京都の地」において、虎視

 

眈々と「永徳」の地位を狙っていたの

 

が、「エリート育ち」の「永徳」とは異

 

なり、「叩き上げの人生」を辿って「30

 

歳」で「京」に上った「長谷川等伯」と

 

言う「絵師」だったそうです。

 

 

「等伯」もまた「大画様式」を取り入

 

れ、家族を含めて「門下」の育成にも力

 

を入れ、大規模な仕事の要請にも対応で

 

きる「システム」を構築し、「天下の情

 

勢」が平和に近づけば近づくほど、どん

 

どん注文が増えていったそうで、「千利

 

休」を取り込む事に成功するに至った事

 

で大きく躍進すると言う経緯となった訳

 

なのだそうです。

こうして実績を積み上げていった「等

 

伯」は、「1590年」になると、「秀吉」

 

による「京都、仙洞御所」の造営があっ

 

た時に、いよいよ絶頂の勢力を誇ってい

 

た「永徳」に対して、「下剋上」を挑む

 

に至ったそうで、その「内部装飾」の一

 

部を「長谷川派」にも回してもらうよ

 

う、画策すると言う経緯となった訳なの

 

だそうです。

「永徳」は、自分の地位を脅かそうとす

 

る、この伸長著しい「等伯」の「新勢

 

力」に対して、決して許すまいとして、

 

必死にコネ等を駆使し、「仙洞御所」に

 

ついては、「長谷川派勢力」の割り込み

 

を防いだそうですが、「大画様式」と言

 

う負担のかかる「大仕事」を請け負った

 

事と、「等伯」による「下剋上勢力」の

 

「侵蝕」を防ぐ事との「心労」が重なっ

 

た事によって、「仕事」を請け負った僅

 

か「一ヶ月後」に倒れ、「享年48歳」

 

で亡くなってしまうに至ったと言う経緯

 

となった訳なのです。

こうして「永徳」の突然の死去もあっ

 

て、その後いよいよ「等伯」にも、「秀

 

吉」から、「京都、智積院」の「障壁

 

画」作成の依賴がくるに至った訳であ

 

り、仕事を請け負った「等伯」は、「長

 

男の久蔵」等と共に「障壁画」を描くに

 

至ったと言う経緯となり、その「絵」が

 

現在「国宝」に指定されている「傑作」

 

となったと言う訳なのです。

 

 

さて、本日は、この「長谷川等伯、一

 

派」が描いた、「障壁画(国宝)」につい

 

て、おさらいクイズにチャレンジ致しま

 

しょう!

 

 

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問題:「安土桃山時代」に、「長谷川等

 

伯」と長男の「久蔵」が描いた事で知ら

 

れる「京都、智積院」にある「国宝」の

 

「障壁画」とは、何でしょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

1.松竹梅図

 

 

2.牡丹図

 

 

3.紅白梅図

 

 

4.桜楓図

 

 

 

↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓   

 

【解説】

「長谷川派」で請け負った「京都、智積

 

院」の「障壁画」で「国宝」に指定され

 

ているのは、「大書院、障壁画」の

 

「 25面」だそうで、「 長谷川等伯、久

 

蔵」父子の作とされています。

ちなみに「桜楓図(国宝)」のうちの

 

「楓図」を「等伯」が、「桜図」を「長

 

男、久蔵」が描いたとされていて、その

 

後「久蔵」が「26歳」で急逝してしま

 

った為、「桜図」は、「久蔵の遺作」とな

 

ったと言う事なのだそうです。

 

 

 

以上のように、「永徳」や「久蔵」が相

 

次いで亡くなると言う事態となった事か

 

ら、「大画様式」と言う「障壁画」の作

 

成は、「絵師」から見れば、「心身」とも

 

に大変な心労があったものと推定される

 

と言う事になった訳なのです。

 


↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓

4.桜楓図

 

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