【食育クイズーVol.129】
日本における「箸(はし)」の起源は、
「古事記」や「日本書紀」に記載があり、
これを起源とする説や、7世紀に入って
小野妹子ら「遣隋使(けんずいし)」が
中国から帰国した時にたくさんの中国文
化を日本に持ち帰り、そのなかに中国の
食法「(箸食)(はししょく)」があり、
この食法といっしょに「箸」が伝来した
という説などがあります。早ければ3世
紀頃から、遅くとも7世紀迄には日本に
「箸」が伝来していたことになります。
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さて、本日の問題です。「箸」が日本に
伝わったころ、使うことを許されていた
のは誰だったでしょうか?
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1.貴族
2.大工
3.神様
4.聖徳太子
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】日本人にとって大切な食器であ
る箸の伝来当初は、現在のように二本一
組ではなく、細く削った竹を折り曲げた
ものだったようです。この当時の箸は儀
式などで神様が使うものとされ、貴族で
も使えない「神器」だったと言われてい
ます。
貴族の間に広まったのは聖徳太子のころ
で、隋(ずい:中国)からの使節団が日
本へやってくることになっとき、「箸」
を使って食事をする必要性が生じ、聖徳
太子は使節団をもてなす貴族にも箸を使
うことを許しました。これが公の場で
「箸」を使用した最初の儀式だと言われ
ています。
奈良時代に入ると、一般庶民の間に急激
に広まり、現在使われているような二本
一組の形式になっていきました。しかし、
この時にはまだ一般市民の間には「箸食」
は広まっておらず、一般市民に「箸食」
が広まったのは8世紀になってからのこ
とだったようです。
↓↓↓↓↓↓↓↓正解↓↓↓↓↓↓↓↓
3.神様
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