【食育クイズ:Vol.992】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、和歌
山県、奈良県、兵庫県、京都府、大阪府)」
の主として「食文化」や「歴史」をテーマ
とした地域社会の在り方や、昔から先人た
ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等の素
晴らしさを、クイズを楽しみながら知見を
高め、共有して参りましょう!
さて、本日は、「京都府」の「伏見稲荷大社」
にまつわる「習わし」について、おさらい
クイズ(Vol.198)にチャレンジ致しまし
ょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-200名物行事京都府-4.jpg)
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「稲荷神(いなりのかみ)」は、「天照大御
神」の神話から始まる日本の歴史の原点で
ある「瑞穂の国、日本」の「稲穂」を象徴
する「穀霊神」、「農耕神」である「ウカノ
ミタマ」と同一視された「神様」の事を言
い、「稲荷大明神(いなりだいみょうじん)」、
「お稲荷様」、「お稲荷さん」とも言われ、
昔から数多くの日本人に親しまれてきたと
言う経緯があります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/伏見稲荷大社稲荷神.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/伏見稲荷大社3.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/伏見稲荷大社777.jpg)
そもそも、「ウカノミタマ(宇迦之御魂神
(うかのみたまのかみ)、(倉稲魂命(うか
のみたまのみこと)」とは、「日本神話」に
登場する「女神」であり、「宇迦(うか)」
と言う言葉は「穀物・食物」を意味し、特
に「稲霊」を表す事から、「稲に宿る神秘な
霊」と考えられ、「瑞穂の国、日本」の「稲」
を中心とした「五穀」をつかさどる「御食
津神」の事を言い、「稲荷神社」の「総本宮」
である「京都、伏見稲荷大社」を始め、日
本各地にある「稲荷神社」において「主祭
神」とされていると言う訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/1稲荷大社ごさいしんウカノミタマ.jpg)
現在では、「ウカノミタマ」は、「穀物、農
業」の神としてだけでは無く、「商工業」を
含め「産業全体の神」ともされていて、日
本で最も広範囲に信仰されている「神様」
となっています。
さて、本日は、日本の「稲荷信仰」の「総
本宮」である「京都、伏見稲荷大社」にま
つわる「習わし」について、おさらいクイ
ズにチャレンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-200名物行事京都府-4.jpg)
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その昔、「奈良時代」の和銅4年(711年)、
「京都、伏見区、深草」の地の豪族であっ
た「帰化系氏族」と言われている「秦氏」
が、「伏見、稲荷山、三ケ峰」の平らな処に
「稲荷神」を奉鎮し、「山城(京都)盆地」
を中心にして「伊奈利社(現・伏見稲荷大
社)」を建立したと言う逸話があります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-200京都稲荷山1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-稲荷山地図.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-稲荷山全図1.jpg)
その後「平安京遷都」が行われたとき、こ
のもともとこの地を基盤とした豪族であっ
た「秦氏」が、政治的な力を持つ事となっ
た訳であり、「稲荷神」が広く普及するきっ
かけとなったと言う事になった訳なのです。
更に、「秦氏」は、「平安京」の東端を守る
「東寺」建立に際し、「稲荷山」の木材を提
供したと言う経緯があり、以降、「稲荷神」
は「東寺」の「守護神」ともみなされるよ
うになったと言う経緯があるそうです。
こうして「平安時代」から「江戸時代」に
至るまでの間に、「ウカノミタマ」と同一視
された「稲荷神」は、「食物神」、「農業神」
を始め、「工業神」、「商業神」、「屋敷神」
等々…、「福徳開運」の「万能の神」とみな
されるようになり、農村、町家、武家等の
間にも盛んに分霊され、例えば「江戸時代」
には、「芝居の神様」とも敬われるようにな
ったそうで、「芝居小屋」の「楽屋裏」には
必ず「稲荷明神の祭壇」が設けられるよう
になったと言う逸話も残っている訳なので
す。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/歌舞伎座お稲荷さん.jpg)
「京都、伏見稲荷大社」では、かつて「奈
良時代」において「稲荷山」に「御祭神」
が降りたとされる、2月の最初の「午(う
ま)の日」を「初午」として記念し、毎年
「初午大祭」を執り行っています。
この日には、朝の8時から「しるしの杉」
と呼ばれる「商売繁盛、家内安全」の「護
符」が参拝者に授与されるそうで、この1
年の内のこの日にしか受け取ることができ
ない「護符」を求めて、約10万人規模の人達
が、全国から「伏見稲荷大社」を訪れると
言われています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/しるしの杉1.jpg)
また、「初午の日」に必ず食べると言う「習
わし」も誕生し、「稲荷神」の使いとされる
「キツネ」の好物に由来する言われている
「いなり寿司」や、創建した「秦氏」の名
に由来する「畑菜(=秦家名)の辛子和え」
が有名です。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-225京都のいなり寿司三角1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-225畑なの辛子和え1.jpg)
ちなみに、「油揚げ」だけではなく、「辛子」
も「キツネ」の好物だそうで、「畑菜」が
「辛子和え」となったと言われています。
更に、「きつね面」と呼ばれる「干菓子」も、
「初午大祭」の時に食べると縁起が良いと
され、親しまれているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-きつね煎餅1.jpg)
さて、本日は、こうした悠久の歴史的経緯
の中で誕生した、「伏見稲荷大社」にまつわ
る「習わし」について、おさらいクイズに
チャレンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-200名物行事京都府-4.jpg)
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「京都、伏見稲荷大社」では、毎年2月の
最初の「午(うま)の日」である「初午の
日」になると、「稲荷神」が「稲荷山」に鎮
座した記念日として、「初午大祭」を執り行
っています。
問題:「初午大祭」では、特別な食べ物や、
特別な「護符」等の文化が生まれましたが、
さて、それでは、この日に参拝して、買い
求める事が「習わし」となっている、「火難
除け」の「伏見人形」とは何でしょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.「布袋(ほてい)」さん
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-225ほていさん人形京都.jpg)
2.「お狐」さん
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-225お狐さん11.jpg)
3. 「鍾馗(しょうき)」さん
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/鍾馗さん人形1.jpg)
4.「饅頭喰い」さん
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-225伏見饅頭喰い人形1.jpg)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「初午の日」に、「伏見稲荷大社」に参拝し
て買い求める「火難除け」の「伏見人形」
は、「布袋」さんです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-225ほていさん人形京都.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/ほていさん人形 若冲1.jpg)
「伏見稲荷大社」のある「京都、深草」付
近は古来、「土師(ハジ)氏」が居住してい
た地域で、「土器作り」に従事する人が多か
ったため、「伏見人形」のルーツと言われる
「土人形」も、「土師氏」に由来すると言わ
れています。
「江戸時代末期」頃には、「稲荷大社参道」
周辺に約50軒を超す「人形店」が軒を連ね
るレベルまで繁栄していたそうですが、現
在では1軒のみが伝統を受け継ぐ状況にな
っているそうで、「土人形」は、「型」に
「稲荷山の土」を押し込み、「成形、彩色」
した素朴なものだそうですが、現在でも、
2000種類レベルの「原型・土型」が現存し
ていると言われています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/伏見人形人形店22.jpg)
「伏見稲荷大社」の「初午大祭」に訪れる
参拝者には、この日にしか配布されない
「商売繁盛・家内安全」の「護符」である、
「しるしの杉」を授与されるそうで、この
際に合わせて、「伏見人形」の「布袋さん」
を買い求めるのが「習わし」となっている
そうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/ほていさんとしるしの杉333.png)
「布袋さん」には、「火難防止」の効験があ
りとされ、「火防(ヒブセ)布袋」とも呼ば
れていて、7年間買い続け、「おくどさん
(台所)」に7つ並ぶと縁起が良いとされ
「七つ布袋」という言葉もあるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-225ほていさん人形7こおくどせっと.jpg)
ちなみに、「伏見人形」とは、「京都、伏見
区、稲荷大社」付近で作られている「土人
形」の事を言います。
かつて「奈良時代」において、「稲荷神」が
鎮座したとされている「稲荷山」の「埴土
(はにつち)」を用いて作られるようになっ
たと言われていて、「日本最古」の「土人形」
の歴史を持つと言われているそうです。
この「土人形の型」は、全国に伝えられて
いったと言う経緯があり、日本各地におけ
る「郷土人形」の源流となったとも言われ
ているそうです。
こうして、「稲荷山」付近に「奈良時代以前」
から土着していたと言われる「土師部(は
じべ)氏」による「埴輪」作りや、「土器」
作りから誕生したと言われる「伏見の土人
形」は、「天下泰平」の「江戸時代」になる
と、全国から「伏見稲荷大社」に参拝する
人達に対して「稲荷人形」の名で売られる
ようになったそうで、「幕末」から「明治時
代初期」にかけては、約50余軒の「窯元」
が見られる程の繁栄ぶりを示し、その販路
は、四国、九州まで広まり、それぞれの地
域に「伏見系土人形」文化発生の影響を与
えたとされているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/伏見人形人形店22.jpg)
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4.布袋
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有するこ
とを明らかにしました。
食Pro.お薦めの「大豆ミート」は、
少量摂取でも人にとって必須な「タン
パク質」「食物繊維」「核酸」などの栄
養素が摂取できるように、大豆の油脂
分を除いてから作っています。
必要な栄養素が原料大豆の約1.2倍
以上となり、濃縮された分だけ、多く
含まれています。
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★大豆プロテイン100g中に植物性
たんぱく質が50g!(半分がたんぱ
く質です)
★低脂質(2.7g)です!
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日本の食の安全保障として日本人の命
と健康を守る活動をしています。大豆
ミートをはじめ、食に関するいろいろ
な情報を発信していますので、よろし
かったら一度遊びにきてくださると嬉
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と、情報更新のお知らせが届くように
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