【食育クイズ:Vol.915】「京都府」の「名物グルメ」おさらいクイズ! 「京都、四条河原、南座」に隣接する老舗蕎麦屋「北野」発祥の名物そばとは何?

 

【食育クイズ:Vol.915】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」をテーマとし

 

た地域社会の在り方や、昔から先人た

 

ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等

 

の素晴らしさを、クイズを楽しみなが

 

ら知見を高め、共有して参りましょ

 

う!

 

さて、本日は、「京都府」の「名物グルメ」

 

について、おさらいクイズ(Vol.126)

 

にチャレンジ致しましょう!

 

 

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「京都、四条河原」とは、「京都」市街を

 

流れる「鴨川」に架かる「四条大橋」付近

 

の河原の事を言います。

 

 

この河原では「中世」の頃から「田楽」や

 

「猿楽」の興行が行われていた場所だった

 

そうで、「江戸時代」初期の頃の「慶長年

 

間(1596~1615年)」に、現在の「歌

 

舞伎」の発祥と言われている「阿国歌舞伎

 

(おくにかぶき)」が演じられた事で知ら

 

れています。

 

 

この「出雲の阿国」が始めたと言われてい

 

る「かぶき踊り」は、「江戸幕府」が「京

 

都」の地で、唯一「芝居興行」を許可した

 

芸能活動だったと言われ、当時は「7座

 

(7つの櫓)」あったそうで、「四条河原」

 

は、「祇園、八坂神社」の門前にもあたる

 

立地だった事もあり、「茶店」も出来て、

 

たいそう賑わったと言われています。

 

その後、近世中頃から「芝居小屋」は減少

 

していったそうで、「明治時代」になると、

 

「南座」だけが生き残り、1906年(明治

 

39年)に、「松竹合名社」の経営となり、

 

現在に至っているそうです。

 

 

「かぶき踊り」がその起源とされている

 

「歌舞伎」は、現在では日本の伝統芸能と

 

して確固たる位置を築き上げているだけで

 

なく、日本が世界に誇る「総合舞台芸術」

 

として高く世界から評価され、ユネスコの

 

世界無形文化遺産にも指定されてる訳にな

 

ります。

 

「南座」は、発祥当時の「京都、四条河原」

 

の地で公許された日本の伝統芸能を今に伝

 

える唯一の劇場として知られ、1996年

 

(平成8年)には、国の有形文化財に登

 

録され、その後「京都市」の歴史的意匠建

 

造物にも指定されている由緒ある場所とな

 

っている訳です。

 

 

その「南座」に隣接し、「江戸時代」の

 

「文久元年(1861年)」に、初代「松野

 

与衛門」が創業したと言われている「老舗

 

そば屋」である「松葉」があり、「京都の

 

名物そば」を提供している事でその名を馳

 

せています。

 

 

さて、本日は、この「歌舞伎」発祥の「南

 

座」に隣接する老舗そば屋「松葉」の名物

 

そばについて、おさらいクイズにチャレン

 

ジしましょう!

 

 

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問題:「江戸時代」初期、「京都、四条河原」

 

の地で誕生した「歌舞伎」興行を現在でも

 

行っている「南座」に隣接する、「江戸時

 

代創業」の老舗そば屋「松葉」があります。

 

さて、それでは、この「松葉」が元祖と言

 

われている「名物そば」とは何でしょう

 

か?

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.にしんそば 

 

2.かつおそば

 

3.さばそば    

 

4.たいそば

 

↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓

 

【解説】

 

「松葉」が「麦屋」を開業したのは、「江

 

戸時代、文久元年(1861年)」だそうで、

 

初代「松野与衛門」は、当時18才だった

 

そうです。

 

その後明治15年(1882年)に、二代目

 

である「松野与三吉」と言う人物が「にし

 

ん蕎麦」を発案し、元祖となったそうで、

 

その時に「南座」の一角に場所を移し、

 

「屋号」を「松葉」とし、現在に至ってい

 

ると言う経緯になるそうです。

 

 

 

山に囲まれた盆地である「京都」では、昔

 

は、現在のように保存技術やインフラが確

 

立していなかったので、「保存食」として

 

の「魚の干物」や「塩漬け」にしたものを、

 

貴重なたんぱく源としていた訳になります。

 

「江戸時代」、「にしん漁」が盛んだった

 

「北海道」から「京都」まで運ばれるよう

 

になった「身欠きにしん(にしんの干物)」

 

が入手されるようになると、骨まで柔らか

  

くなるほど甘辛く炊いた「甘露煮」にして

 

食するという食べ方が盛んになり、現在で

 

も「京都のおばんざい」の一つとして伝え

 

られています。

 

 

 

 

「にしん蕎麦」は、「京都、南座」の隣に

 

ある「総本家 にしんそば松葉」が始まり

 

と言われていて、この「にしんの甘露煮」

 

を温かい「かけそば」と合わせたところ、

 

そのおいしさが広まり「京都の名物グルメ」

 

となったと言う経緯があるそうです。

 

 

この元祖と言われている「松葉」で「にし

 

ん蕎麦」を注文すると、「にしんの甘露煮」

 

をかけそばの下に隠して提供さらるそうで、

 

そのほうが、「にしん」の旨味が染み出し

 

やすく、より美味しく食べられるからだそ

 

うです。

 

 

↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓

 

1.にしんそば

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食育&6次産業化推進センターは、食の国家的安全保障をめざし、日本人の命と健康を守るため、真の食の安心・安全とは何かというテーマを、食育活動や6次産業化推進活動をベースに追求する国家戦略プロフェッショナルの仕事をしています。