【食育クイズ:Vol.1458】  「京都府」の「伝統的工芸品」おさらいクイズ! 「伏見深草」の名物となった京都の伝統的工芸品とは?

 

【食育クイズ:Vol.1458】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」

 

をテーマとした地域社会の在り方や、

 

昔から先人たちが培ってきた、「文化」、

 

「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、

 

クイズを楽しみながら知見を高め、あ

 

らためて「日本」や「日本人」が培っ

 

てきた「良きところ」を共有化し、次

 

代に継承して参りましょう!

 

さて、本日は、「京都府」の「伏見深

 

草」にまつわる「伝統的工芸品」につい

 

て、おさらいクイズ(Vol.661)にチャ

 

レンジ致しましょう!

 

 

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問題:「京都、伏見、深草」地区は、か

 

つて「竹の産地」としてその名を馳せて

 

いた事で知られています。

 

 

さて、それでは、「京都、伏見深草」の

 

名物として知られる「伝統的工芸品」と

 

は、何でしょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

1.京扇子

 

 

2.京うちわ

 

 

3.京すだれ

 

 

4.京人形

 

 

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【解説】

 

「うちわ」の起源は古く、「中国」の

 

「周時代(前三世紀)」にはすでに存在

 

していたと言われているそうです。

 

「うちわ」の用途は、その当時から、た

 

だ単に「涼」を取るだけでなく、「祭

 

礼」や「儀式」等で、「貴人」や「女

 

性」が顔を隠す為に用いられた事が分か

 

っていて、また、「虫」を追い払った

 

り、「邪気」や「悪霊」を祓うものとも

 

されてきたと言う経緯もあった事で知ら

 

れているそうです。

 

「うちわ」が「日本」へ伝わったのは、

 

「6、7世紀」頃とされているそうで、

 

「日本」でも「うちわ」で顔を隠すスタ

 

イルは、「宮廷の貴女」達によって模倣

 

されるようになったと言われ、その証拠

 

に、「飛鳥時代」ものとされている「高

 

松塚古墳」の「壁画」には、当時の「う

 

ちわ」を手にした「人物像」が描かれて

 

いる事で知られていると言う事になりま

 

す。

 

 

こうして「中国」に端を発したとされる

 

「うちわ文化」は、「一本の竹」を

 

「柄」の部分を残してその先を細かく割

 

り、放射状に広げ「紙」を貼ったもので

 

あり、「京うちわ」はこの流れを汲むも

 

のとされています。

 

この紙を貼るスタイルが一般的になった

 

のは、「安土桃山時代」から「江戸時

 

代」にかけての頃からだそうで、それま

 

では、紙を貼るものと言うよりは、「鳥

 

獣戯画」に見られる「竹」を「網代型」

 

に編む、「あじろ団扇(うちわ)」の形式

 

や、「武田信玄」等の「戦国武将」が用

 

いた事で知られる、「鉄や皮、木」等を

 

使用して「うちわ形」に作った、「軍配

 

団扇(ぐんばいうちわ)」等が見受けら

 

ると言う経緯だったようです。

 

 

 

 

 

その後、「竹」を割って「骨組」を作

 

り、「紙」を貼ると言う、現在の「うち

 

わ」の基本形が生まれるに至った訳であ

 

り、「京都」では、「細骨」を一本ずつ放

 

射状に並べた「団扇面」に、別に作られ

 

た、「漆」に「金彩」を施す等の優美を

 

極めるレベルまであったとされる、「把

 

手」とを組み合わせる、「差し柄」の構

 

造が大きな特徴となっている「京うち

 

わ」が作られるようになったと言う経緯

 

になったそうです。

 

 

 

「京うちわ」は、「都うちわ」とも呼ば

 

れ、「宮廷」でも用いられ、その「装

 

飾」や描かれる「絵」が「芸術的」であ

 

った為、お土産や装飾品にも使われるに

 

至ったと言う経緯となったそうです。

 

 

 

ちなみに、「平安時代」の頃から「竹

 

藪」が多い地域だった事から、「深草」

 

と言う地名が付けられた「伏見深草」の

 

地では、盛んに「京うちわ」が作られる

 

ようになった訳なのですが、そのきっか

 

けとは、「江戸時代前期」の「1655

 

年」に、この地に「瑞光寺」を開祖した

 

「元政(げんせい)上人」が、「やぶ

 

蚊」が多いと言う弊害があった為に、

 

「涼」を取るだけでは無く「蚊」を追い

 

払う為にも、「地元の竹(真竹)」を使っ

 

て「うちわ」を作ろうと考案するに至

 

り、「歌道」の交流があった地元の「住

 

井家、先祖(現在は10代目、住井啓

 

子)」が、「深草うちわ」の製造をし始め

 

るに至ったと言う「逸話」があるそうで

 

す。

 

 

 

この「うちわ」は、「茶道具」の「夏

 

目」の形をしている事が特徴で、「深草

 

うちわ」と言うブランドになり、現在で

 

は「元政形深草団扇」と分類されている

 

そうです。

 

 

 

「深草うちわ」は、「実用性」を伴う

 

「京みやげ」として、全国的に人気が高

 

かったそうで、「季節」の「草花や水

 

鳥」等の「花鳥風月」を始め、「月」や

 

「すすき」、「蛍」等と言った清楚で上

 

品、風流を感じさせる題材を描いたもの

 

が多く売られていたそうです。

 

「深草うちわ」は、「明治時代末期」に

 

一旦衰退してしまったものの、「うち

 

わ」そのものの生産は、誕生当時から関

 

わってきた「小丸屋(住井家)」が継承

 

し続けてきたそうで、現在でも「祇園」

 

や「先斗町」などの「花街」で「夏」に

 

配られる「芸舞妓」さんの「名前」が書

 

かれた「京丸うちわ」として利用されて

 

いる事で知られている訳になるそうで

 

す。

 

ちなみに、「小丸屋(10代目、住井啓

 

子)」は、「1624年」創業だそうで、

 

「400年」に渡り続いている「老舗う

 

ちわ店」として知られていて、「深草う

 

ちわ」は、一般的な「京うちわ」のよう

 

に、「柄」の「部分」を別に作り、「骨

 

組」の「竹」に差す「差し柄」方式では

 

無く、「竹」の「節目」を中心に、上の

 

部分を細かく割いてうちわの骨とする製

 

法を継承し続けているそうで、「柄」と

 

「骨組」とが「分離」していない為、

 

「耐久性」に優れている事画最大の特徴

 

なのだそうです。

 

 

また、「裏面」が「無地」なので、「芸舞

 

妓」さん達の「名前」や、その他「俳

 

句」や「和歌」等が自由に書き込めるよ

 

うになっている事も特徴なのだそうで

 

す。

 

「小丸屋」は「平成12年」に、「絵

 

柄」に「京都名所図絵」の「挿絵」を使

 

い、「京都」の「ガイドブック」のよう

 

なものを「うちわ」で表現したと言う

 

「新深草うちわ」を発表したそうで、

 

「大阪」、「江戸」、「近江」等を合わせて

 

「全157景」のうち、「京都」を表記し

 

たものは「祇園祭」や「大文字の送り

 

火」、「醍醐の花見」、「東福寺の紅葉」等

 

で、「114景」が鮮やかに彩色され、描

 

かれているそうで、「京土産」として人

 

気を博しているそうです。

 

 

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2.京うちわ

 

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大阪市立大学の研究グループが、大豆

 

などに含まれるイソフラボンが肺気腫

 

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閉塞性肺疾患)」の予防効果を有する

 

事を明らかにしました。

 

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