【食育クイズ:Vol.924】「京都府」の「精進料理」おさらいクイズ! 「京都、宇治」にある「萬福寺」発祥の「中国風精進料理」とは何?

 

【食育クイズ:Vol.924】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」をテーマとし

 

た地域社会の在り方や、昔から先人た

 

ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等

 

の素晴らしさを、クイズを楽しみなが

 

ら知見を高め、共有して参りましょ

 

う!

 

さて、本日は、「京都」発祥の「中国風精

 

進料理」について、おさらいクイズ

 

(Vol.134)にチャレンジ致しましょ

 

う!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「萬福寺(まんぷくじ)」は、「京都、宇治」

 

にある、「臨済宗」、「曹洞宗」と並び、「日

 

本三禅宗」の一つとされている「黄檗宗

 

(おうばくしゅう)」の「大本山」として

 

知られる寺院です。

 

 

「萬福寺」の開祖である「隠元(いんげん)

 

禅師」は、そもそも当時の「中国、福建省」

 

にあった「禅寺」の「黄檗山萬福寺(おう

 

ばくざんまんぷくじ)」の住職であり、中

 

国全土に知名度のある高僧だったと言われ

 

ています。

 

 

それが、「江戸時代初期」の頃、天下泰平

 

となりつつあり、日本の「禅宗」が勢いを

 

無くす傾向があったとき、再び盛り上げた

 

いと思う「後水尾法皇」や「徳川幕府四代

 

将軍、徳川家綱公」等からの崇敬を一身に

 

集め、度重なる招請を受けて渡来したと言

 

う経緯があり、「1661年」、「京都、宇治」

 

に同じ名前の「萬福寺」を創建したと言う

 

経緯があるそうです。

 

 

2021年、「開創360年」を迎えた「萬福

 

寺」は、創建時からの経緯もあり、歴代の

 

住職の多くが「中国」から渡来した僧侶だ

 

ったそうで、それが現在でも「中国様式」

 

を色濃く残す寺として広く知られている由

 

縁となっている訳で、現在でも「境内」へ

 

足を踏み入れた数多くの参拝者が、まるで

 

「中国」のお寺にお参りしているかのよう

 

な非日常の雰囲気に包まれたと言っている

 

事で知られています。

 

 

「萬福寺」を創建した「隠元禅師」は、

 

「桃の実」の彫刻を施した扉や、「蛇腹」

 

の天井、「卍字」をくずしたデザインの

 

「欄干(勾欄:こうらん)」等々…、当時

 

の「中国、萬福寺」にあった種々の「エッ

 

センス」を建造物に取り入れたそうで、特

 

に主要「伽藍」は、「中国」の「明朝」様

 

式に倣って、中心軸に置き、左右対称に講

 

堂を配したと言う事で知られています。

 

 

 

 

 

また、「正方形」の石を「菱形」のように

 

並べて中央に敷いた独特の「参道」は、

 

「龍」の背中を表したものだそうで、当時

 

の「中国」では、「龍」が、「皇帝や太子」

 

の位を表していた事を象徴して作られたと

 

言われていて、この石の上に立つ事が許さ

 

れるのは「隠元」住職だけだったそうです。

 

 

 

「中世」の日本では、「遣隋使」、「遣唐使」

 

の時代から、色々な大陸文化が取り入れら

 

れてきたと言う経緯がありますが、その後

 

「中国」の支配層が変わったり、「江戸時

 

代」のように「鎖国」をしていた時代であ

 

っても、渡来人によってもたらせられる文

 

化は無くならなかった訳であり、特に「江

 

戸時代初期」当時には、為政者が崇敬した

 

と言われる「隠元禅師」のもたらした文化

 

的影響は非常に大きく、「インゲン豆」を

 

始め、「たけのこ(孟宗竹)」、「レンコン」、

 

「スイカ」や「木魚」、「テーブル」、「椅

 

子」、「原稿用紙」等々…、数多くの文化が

 

日本に持ち込まれたと言う経緯があります。

 

更に、「煎茶文化」や、「中国風、精進料理」

 

と言われる「○○料理」等が伝えられた事が、

 

その後の日本の社会文化発展に、大きな影

 

響をもたらしたと言う経緯があると言われ

 

ています。

 

「江戸時代」の人々も、「萬福寺」境内に

 

足を踏み入れた先に広がる景色を見て、何

 

もかもが日本寺院とは全く異なる佇まいで

 

あり、中国風の「異国情緒」をたっぷり味

 

わえた事から、「萬福寺」には数多くの逸

 

話が伝えられているそうです。

 

その中の一例として、当時の「山口県」の

 

「女流俳人」として知られる「菊舎尼(き

 

くしゃに)」が、「萬福寺」を訪れた時に詠

 

んだ「俳句」が、現在でも「寺」に伝わっ

 

ていて、その「俳句」とは、

 

「山門を出れば日本ぞ茶摘うた」

 

と言うものであり、その内容は、

 

『菊舎尼が「萬福寺」を参拝した時に、ま

 

るで「中国」にいるかのような境内から、

 

一歩「門」を出てみると、宇治の「茶つみ

 

歌」が聞こえてきたので、そこで初めて

 

「ここは日本だったんだ」と気づいた』

 

と言う気持ちを表したものだと言われてい

 

ます。

 

 

 

 

さて、本日は、この「京都、宇治」にある

 

「萬福寺」の、中国風「精進料理」につい

 

て、おさらいクイズにチャレンジしましょ

 

う!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

問題:「京都、宇治」にある、「黄檗山(お

 

うばくざん)萬福寺(まんぷくじ)」は、

 

創建した「隠元禅師」の影響で、お寺のあ

 

らゆるところが「中国風」仕様になってい

 

る事で知られています。

 

 

さて、それでは、この「萬福寺」発祥と言

 

われている中国風「精進料理」の事を、何

 

と呼んでいるでしょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.普茶料理

 

 

2.懐石料理

 

 

3.大饗料理

 

 

4.本膳料理

 

 

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【解説】

 

現在の日本の伝わる「茶」の文化は、「平

 

安時代末期」から「鎌倉時代初期」にかけ

 

て、「臨済宗」の開祖である「栄西」によ

 

って、「中国」の「禅宗」からもたらされ

 

たと言う経緯があります。

 

 

日本三大禅宗の一つである「黄檗宗」の

 

「萬福寺」も、例外に漏れず、「茶礼(茶

 

の儀式)」が大切にされていて、新鮮な茶

 

葉を乾燥させて石臼で粉末状にひき、湯を

 

注いで作る「抹茶」は、そもそも「臨済宗」

 

の開祖である「栄西」が「中国」から持ち

 

帰った文化であり、以来、「抹茶」は、「臨

 

済宗」に伝わる「茶礼」で用いられ、これ

 

が後の「茶の湯」文化の原型となったと言

 

う経緯があります。

 

 

その一方で、「黄檗宗、萬福寺」は「茶礼」

 

に「煎茶」を用いる事で知られています。

 

 

この「煎茶」文化は、創建した「隠元禅師」

 

が中国から持ち込んだ、「唐茶」と呼ばれ

 

る「釜で炒った中国風緑茶」から始まった

 

そうで、持ち込んだ当初は、「薬」のよう

 

に大切に扱う貴重品だったそうでが、「黄

 

檗宗」では、当初から「茶礼」に「抹茶」

 

を使用せず、現在でも「煎茶」を使った

 

「茶礼」で始まり、「茶礼」で終わると言

 

う形式を取っていたと言われています。

 

そんな「煎茶」は、当初「高価」だったあ

 

まり、一般庶民には浸透し辛かったのです

 

が、この「煎茶」を、「京都」を中心とし

 

て日本各地に売り歩いて広めたのが、「萬

 

福寺」の僧侶であった「月海元昭(別名:

 

売茶翁(ばいさおう)」だったと言う経緯

 

があり、「萬福寺」では、その偉業を称え

 

て、境内に本人の像を安置する「売茶堂」

 

が建てて祀っている事で有名です。

 

 

 

こうして、古くから「萬福寺」では、「法

 

要」を執り行った後で、「煎茶」を用いた

 

「茶礼」の儀式を行ってきたと言う経緯が

 

ある訳なのですが、次第に、「お茶だけで

 

は物足りないのでは?」と思われるように

 

なっていったそうで、そんな「僧侶」達の

 

「もてなしの気持ち」から生まれた「中国

 

風、精進料理」が、「普茶料理」と呼ばれ

 

るものだったと言う経緯があるそうです。

 

 

「普茶料理」とは、「あまねく人々と茶を

 

供にする料理」と言う、「食の前では、身

 

分は平等なり」という考え方に基づいた

 

「料理」であり、更に、「食べ物を一つ残

 

らず無駄にしない」と言う教えを元に、僧

 

侶達が「法要」後のもてなしとして、調理

 

する料理の事を言うそうです。

 

 

「普茶料理」の内容を例に挙げると、味付

 

きの素材を揚げた「油茲(ユジ)」を始め、

 

ごま豆腐の元祖と言われている「麻腐(マ

 

フ)」や、調理する際に捨ててしまうよう

 

な食材の端切れを細切れにして、「葛」で

 

とろみをつけた「雲片(ウンペン)」等々

 

…、その内容は、「中国」風に「油」を使

 

ってしっかり味付けされたもの多く、且つ

 

ボリュームたっぷりにずらりと並べられる

 

のが特徴だそうです。

 

 

従って、一般的に「淡泊な風味」であると

 

言われている「日本の精進料理」とは、全

 

く異なる「味わい」と「品数の多さ」に驚

 

く人達も多い料理として知られている訳に

 

なります。

 

「萬福寺」の僧侶達は、「法要」の際、「村

 

人」と、宮中に仕える身分の高い人とが、

 

共に食卓を囲んで同じ料理を食べる状況に

 

なった場合でも、会話が絶えないように気

 

を遣った料理を提供していたそうで、親睦

 

を深め易くするために、「精進の食材」で

 

作った「鰻の蒲焼き」もどきや、「カマボ

 

コ」もどきのようなものも作っていたそう

 

で、一同が食卓を囲みながら、「何で作っ

 

てあるんやろう?」等と会話を弾ます事が

 

できるように工夫していたそうです。

 

 

 

ちなみに「萬福寺」では、「昭和時代」以

 

降になると、こうした「黄檗文化」をなお

 

一層広めていきたいとして、一般の参拝者

 

へ向けての提供も開始したと言う経緯があ

 

るそうです。

 

 

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4.普茶料理

 

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