【食育クイズ:Vol.984】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、和歌
山県、奈良県、兵庫県、京都府、大阪府)」
の主として「食文化」や「歴史」をテーマ
とした地域社会の在り方や、昔から先人た
ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等の素
晴らしさを、クイズを楽しみながら知見を
高め、共有して参りましょう!
さて、本日は、「京都府」の「京菓子」につ
いて、おさらいクイズ(Vol.190)にチャ
レンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-200郷土文化京菓子京都府-2.jpg)
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「京都」の夏の風物詩である「祇園祭」は、
「平安時代」の貞観5年(863年)、現在
と同じく「疫病」に悩まされていた事から、
天皇の勅令により、「神泉苑」で「疫病退散」
の「御霊会」が執り行われ、66本の「鉾」
を立て、「牛頭天王」を祀って、疫病をもた
らしている「悪霊」を祓う儀式を執り行っ
た事が、その起源と言われています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/祇園祭○.jpg)
現在にも継承されている「祇園祭」の「山
鉾巡行」は、コロナ禍により中止を余儀な
くされていましたが、今年(2022年)は
3年ぶりに執り行われたと言う経緯があり
ます。
この「祇園祭」の「山鉾巡行」は、一か月
も続く「祇園祭」の中でも、最大の見どこ
ろであると言われ、7月17日の「前祭(さ
きまつり)」と、7月24日の「後祭(あと
まつり)の二日間に分けて行われるそうで
す。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/祇園祭山鉾2.jpg)
「山鉾」の役目は、「前祭」の巡行で「京都」
の町中の穢れを祓ってから、「八坂神社」の
神様を「神輿」で町にお迎えすると言う
「神幸祭(しんこうさい)」と、「後祭」で
再度巡行し、穢れを祓い、神様を「八坂神
社」にお返しすると言う「還幸祭(かんこ
うさい)」と呼ばれる2回の重要な役割があ
ると言われています。
ちなみに、「祇園祭」に登場する「山鉾」の
数は全部で33基あり、最大の特徴は、「釘」
を一本も使わずに、「宮大工」が「縄」のみ
で組み立てるそうです。
そのそれぞれの「鉾」に「ご神体」が祀ら
れていて、全てが揃うと様々なご利益があ
ると言う事になる訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-190山鉾33基祇園祭1-1.jpg)
毎年仕上げられた33基の「山鉾」は、一時
に全て同時に巡行してしまわないようにす
るため、毎年7月2日に「くじ取り式」を
行い、「くじ引き」で巡行の順番を決めると
言う「習わし」になっているそうで、その
中でも、例えば毎年必ず「先頭」を務める
「長刀鉾(なぎなたほこ)」等を始め、いく
つかの「鉾」はその順番が決まっているそ
うで、「くじ取らず(くじ引きをしない)」
と言うそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/くじ取らず2022.png)
ちなみに、「山鉾」33基のうち29基が、
国の「重要有形民俗文化財」に指定されて
いるそうで、「山鉾巡行」そのものが「無形
文化遺産」に登録されているそうです。
さて、本日は、現在まさに真っ最中である
「京都、祇園祭」の「山鉾巡回」で、「くじ
取らず」の先頭を務める「長刀鉾(なぎな
たほこ)」にまつわる「京菓子」について、
おさらいクイズにチャレンジ致しましょ
う!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-200名物行事京都府-2.jpg)
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問題:「京都、祇園祭」の「山鉾巡回」で先
頭を務める「長刀鉾」の祭事で供えられる、
「白味噌」を「求肥」で包んだ「京菓子」
で、7月13日から月末限定で食べる事がで
きると言われている「京菓子」とは、何で
しょうか?
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/祇園祭山鉾2.jpg)
次のうちから選んで下さい。
1.吉兆あゆ
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-200京菓子吉兆あゆ1.jpg)
2.ちご餅
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-200ちご餅11.jpg)
3.行者餅
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-200行者もち2.jpg)
4.したたり
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/300-200したたり1.jpg)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
かって「祇園祭」の時には、6月の初めに、
「社参」と言って、「稚児」による「御位貰
い儀」の行列があったそうで、そのときに
「八坂神社」の帰り楼門の茶店に寄って、
「稚児」に対して「味噌だれ」をつけた
「ちご餅」と飲み物を振舞ったそうです。
そのいわゆる「ちご餅」が、「厄除け」と
「招福」のご利益があると洛中の評判にな
ったと言われています。
「八坂神社」の参道に位置している「中村
楼」の創業は「室町時代」に遡ると言われ
ています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/中村楼稚児餅11.jpg)
古くは、この「参道」の「東西」に、向か
い合って2軒の茶屋が立っていたことから、
2軒を合わせて「二軒茶屋」と称されてき
ましたが、東側の「中村屋」に対して西側
にあった「藤屋」は、残念な事に「明治時
代初年」に無くなってしまったと言う経緯
があるそうです。
「稚児餅」は、「祇園祭、長刀鉾」の「稚児」
が「八坂神社」へのお参りの後に、「中村楼」
に立ち寄り、その時に供される事で知られ
た「特別なお菓子」の事を言うそうです。
毎年7月13日の早朝になると、「精進潔斎」
した「中村楼」の「ご当主」自らが作った
「稚児餅100本」が「八坂神社」の神前に
奉納されるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/稚児餅奉納八坂神社1.jpg)
その後午前中には、「長刀鉾」に乗る「稚児」
の「社参の儀」が執り行われるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/八坂神社稚児社参の儀11.jpg)
この儀式は「お位(くらい)もらいの式」
とも言われているそうで、儀式が終了する
と「稚児」は、「正五位少将」、「十万石大名」
の格式を授かるとも言われているそうで、
その後の「長刀鉾」の巡回に臨む準備を万
全なものにすると言われています。
こうして「社参の儀」が終了すると、「神の
使い」となった「稚児」は、地面を踏むこ
とが許され無くなるそうで、「強力(ごうり
き)」達に担がれて、「南楼門」から退出し、
この後、お昼休憩のため、一向は「中村楼」
に立ち寄る事が「習わし」になっているそ
うです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/稚児剛力にかtがれる.jpg)
その時に供されるのが、「貴人点(きにんだ
て)」のお点前で点てた「お茶」と「稚児餅」
になると言う訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/お茶と稚児餅中村楼1.jpg)
「稚児餅」は、平たく伸ばした「餅」に先
を割った青竹の串を刺し、白味噌を調味し
て作った「味噌だれ」を塗って、炭火で炙
って作るそうで、あくまでも「神事」に直
結したお菓子であって、通常の商売として
作ってはいない性質のものだと言われてい
ます。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/稚児餅11.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/稚児餅1122.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/稚児餅1133.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/稚児餅1155.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/稚児餅1166.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/稚児餅1177.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/稚児餅1199.jpg)
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ちなみに、こうした「稚児」を乗せた「長
刀鉾(なぎなたほこ)」は、「くじ取らず」
の「鉾」として、常に「山鉾巡行」の先頭
を進む事が習わしになっています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/長刀鉾長刀1.jpg)
「長刀」は「疫病邪悪」を祓うものとされ
ていて、「鉾先(鉾頭)」に「大長刀」をつ
けている事から、この名で呼ばれるように
なったと言う経緯があるそうで、その特徴
の一つとして、数有る「山鉾」の中で唯一
本物の「稚児」が乗る「鉾」である事だと
言われています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/なぎなた鉾ちご1.jpg)
巡行中は、町名が変わる度に「稚児舞」が
披露されるそうで、「鉾頭」の「大長刀」は、
かなり大きなもので、高さ25m、重さ11t
もあるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/長刀鉾ちご舞い1.jpg)
「長刀鉾」誕生の由来は、「平安時代」の
「一条天皇の御世(10世紀頃)」、「京の三
条」に住んでいた事から、「三条宗近(むね
ちか)」と言う呼称が付けられた、「刀工」
が、当時の「京都」で「疫病」が流行した
時、病に掛かった「娘」の病気平癒祈願の
ために「長刀」を鍛え上げ、「祇園社(八坂
神社)」に奉納したそうで、1225年(嘉禄
元年)に、この寄進された「長刀」を「鉾
頭」に掲げた「山鉾」が巡回した時から
「長刀鉾」が誕生したと言う経緯になって
いるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/三条宗近画像1.jpg)
ちなみに、「宗近」作の名刀の代表作と言わ
れているのは、「天下五剣」の一つに数えら
れている、「徳川将軍家」に伝来されてきた
「国宝」の「三日月宗近」と言う「名刀」
だそうで、現在「東京国立博物館」が所有
していて、三日月形の「打のけ」と称され
る刃文が見られるのが特徴だそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/三日月宗近三日月文様.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/名刀三日月宗近国宝1.jpg)
こうして「祇園祭」の先頭を巡回する「山
鉾」と「稚児」との関係は、「京都」の悠久
の歴史と、現在にまで繋がる「疫病」と
「京都」の人達との戦いを象徴している訳
なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/07/祇園祭○.jpg)
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2.ちご餅
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有するこ
とを明らかにしました。
食Pro.お薦めの「大豆ミート」は、
少量摂取でも人にとって必須な「タン
パク質」「食物繊維」「核酸」などの栄
養素が摂取できるように、大豆の油脂
分を除いてから作っています。
必要な栄養素が原料大豆の約1.2倍
以上となり、濃縮された分だけ、多く
含まれています。
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たんぱく質が50g!(半分がたんぱ
く質です)
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ミートをはじめ、食に関するいろいろ
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しいです。「いいね」もしてくださる
と、情報更新のお知らせが届くように
なりますのでなお嬉しいです。
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