【食育クイズ:Vol.996】「京都府」の「茶の湯文化」おさらいクイズ! 「京都、大山崎」にある「千利休」作の「国宝の茶室」とは?

 

【食育クイズ:Vol.996】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、和歌

 

山県、奈良県、兵庫県、京都府、大阪府)」

 

の主として「食文化」や「歴史」をテーマ

 

とした地域社会の在り方や、昔から先人た

 

ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等の素

 

晴らしさを、クイズを楽しみながら知見を

 

高め、共有して参りましょう!

 

さて、本日は、「京都府」の「茶道文化」に

 

ついて、おさらいクイズ(Vol.202)にチ

 

ャレンジ致しましょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

日本で、「茶」を飲む習慣は「奈良時代」か

 

ら「平安時代」頃までに始まったと言われ

 

ていますが、伝わった当初の「茶」は、「薬」

 

として捉えられていたそうで、「貴族」や

 

「僧侶」等の間で儀礼的に用いられるだけ

 

で、習慣性は無く、一般的に根付く事は無

 

かったと言われています。

 

その後、「鎌倉時代」になると、「栄西」が

 

「禅宗」と共に「中国」から再び「茶」を

 

持ち帰り、「茶の種」を「京都、宇治」の

 

「明恵上人」にも送った事から、「茶」の栽

 

培が普及するきっかけとなったそうで、そ

 

れが現在の「宇治茶」の起源となったと言

 

われています。

 

 

 

こうして「茶」の栽培が普及すると、「茶」

 

を飲む習慣が次第に普及していく事となり、

 

更に「栄西」は、1214年、「茶」と共に

 

「喫茶養生記」を記して「源実朝」に献上

 

した事もあって、これが「武士階級」に

 

「茶」を広めるきっかけとなったと言われ

 

ています。

 

その後「室町時代」になると、「武士」や

 

「大名」の間で、飲んだ「茶」の産地を当

 

てると言う「闘茶」や、盛大な「茶会」が

 

催される等、「武家社会の台頭」と共に、

 

「お茶文化」が広く流行するようになった

 

と言う経緯があります。

 

こうして流行した「お茶会文化」は、その

 

後「勃発」した「応仁、文明の乱」によっ

 

て、「茶会」どころでは無くなってしまう

 

15世紀後半まで続いたそうですが、この

 

「応仁の乱」によって社会情勢が変容した

 

結果、その後「足利義政」の「茶の師匠」

 

であった「村田珠光」が、「茶会」での「博

 

打事(闘茶)」や「飲酒」を禁止し、「亭主

 

と客との精神的交流」を重視する「茶会」

 

のあり方を説いた事により、これが「わび

 

茶」の源流となっていったと言う経緯があ

 

る訳になります。

 

 

こうして「足利義政」は、1472年、「京都、

 

東山」に隠居し、「東求堂」を建て、その中

 

に「同仁斎」と呼ばれる日本最古の「書院、

 

茶の湯形式の茶室」を設けたそうで、「四畳

 

半」の簡素な小部屋で「禁欲的な茶礼」を

 

行うと言う、「書院茶の湯」としての展開が

 

主流になっていくきっかけとなったと言わ

 

れています。

 

 

この「村田珠光」が提唱した「わび茶文化」

 

の基本精神は、それまでの武士の間で流行

 

していた、高価な中国製の道具である「唐

 

物(特に愛称の付けられた道具を『名物』

 

と呼んだ)」を競って用いる風潮を禁じ、そ

 

れに代わり、敢えて「くすんだ色」の青磁

 

の道具である、「粗製(侘びた)の陶磁器

 

(珠光青磁)」と呼ばれる道具を使用するも

 

のへと変容させ、且つ「信楽焼」や「備前

 

焼」等の高価な道具についても、「茶の道の

 

精神」に至らぬ人達が使用する事が「言語

 

道断」とされたと言う経緯があり、こうし

 

て、いわゆる「詫びの精神」を重視する

 

「お茶文化」へと変容していったと言う事

 

になる訳なのです。

 

 

 

この「わび茶」の精神は、「禅宗」の普及と

 

共に、「村田珠光」の弟子である「武野紹鴎」

 

等によって発展し、「安土桃山時代」になっ

 

て、「武野紹鴎」の弟子であった「千利休」

 

が完成させたと言う経緯になる訳なのです。

 

 

「千利休」の「わび茶」の「精神文化」と

 

は、高価な「中国、唐の道具」では無く、

 

「国産」の道具を用い、更には自身によっ

 

て道具を考案し、職人等に作らせる事から

 

始まったと言われています。

 

例えば、「利休」が作らせた「楽茶碗」は、

 

高価な「唐物」として知られる「天目茶碗」

 

とは異なり、粗末な道具だったそうです。

 

 

 

また、「呂宋壺」や「高麗茶碗」等々…の

 

「輸入品」についても、産地では雑器扱い

 

の大量生産品を用いたそうです。

 

その他にも、「利休」は、自身で「竹」を切

 

って作った簡易な道具を好んで使用したと

 

言われ、また、道具だけでは無く、「茶」を

 

飲む空間にも革新を加え、「数寄屋」と呼ば

 

れる、ただ単に「書院造」の部屋の一部に

 

畳を敷いて「茶席」とするのでは無く、「茶

 

室」を「書院造の建物」から独立させ、「小

 

間の茶室」である「草庵」を生み出した事

 

も、特筆されるべき変容であり、この「利

 

休」が生み出した「侘びの茶湯座敷」は、

 

後に「囲い」とも呼ばれるようになったと

 

言う経緯があるそうです。

 

 

 

さて、本日は、この「わび茶文化」を完成

 

させたと言われている「千利休」の「茶室」

 

について、おさらいクイズにチャレンジ致

 

しましょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「茶室(ちゃしつ)」文化は、「日本の茶道」

 

において、「茶事」の「主催者(主人、亭

 

主)」が客を招き、茶を出してもてなすため

 

に造られた施設の事を言います。

 

 

「茶席」、「囲い」、「数寄屋」等とも呼ばれ、

 

大別すると「草庵風」のものと「書院風」

 

のものとの別れ、独立した建物として造ら

 

れるのが「草庵風」であり、「書院」等の建

 

物内に造り込まれるのが「書院風」である

 

と言う訳になります。

 

「茶室」文化は、「室町時代末期」から「安

 

土・桃山時代」にかけて発展し、「千利休」

 

によって完成されたと言われている「建築

 

様式」であり、「日本」の建築の中でも特殊

 

な位置を占めていると言われています。

 

 

問題:「京都、大山崎」にある仏教寺院であ

 

る「妙喜庵」には、「千利休」の作として唯

 

一現存すると言われている、「国宝の茶室」

 

がある事で知られています。

 

さて、それでは、その「茶室」の名は何と

 

呼ばれているでしょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.待庵(たいあん)

 

2.蜜庵席(みったんせき)

 

3.如庵(じょあん)

 

4.燕庵(えんあん)

 

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【解説】

 

現在、日本国内には、「国宝」の「茶室」が

 

三棟あります。

 

「京都、大山崎、待庵」、「愛知、犬山、如

 

庵」、「京都、大徳寺、密庵」の3つであり、

 

そのうち「千利休」の作として伝えられて

 

いる確かなものは「待庵(たいあん)」のみ

 

となっているそうです。

 

 

「待庵」は、日本最古の「茶室建造物」と

 

され、帯刀していては入れない狭い出入り

 

口である「にじり口」が設けられた「小間

 

(せまい部屋)」の「茶室」であり、日本の

 

「数寄屋造り(小規模な部屋)」の原型とな

 

っている「草庵」の事を言います。

 

 

「待庵」は、「利休」独特の構想で建てられ

 

たもので、日本最古の遺構であると共に、

 

その屋根は「切妻造りこけら葺き」の簡素

 

なものである事が特徴で、重要文化財に指

 

定されている「妙喜庵の書院」の南側に接

 

して建てられているものだそうです。

 

 

 

 この「茶室」は、二畳しかない狭い部屋を

 

広く見せるよう、「掛け込み天井」と「棹縁

 

天井」の組み合わせが特徴であり、「床の間」

 

の隅や「天井」を塗りまわしている「室床」

 

の構造も、広く見せるような構造となって

 

いると言われているそうです。

 

 

 

また、「武士」も「町民」も同等の人間と言

 

う「利休」の考え方により、「帯刀」で「茶

 

室」に入れないように、敢えて狭い「出入

 

り口」にしたと言われる、「にじり口」と呼

 

ばれる構造も、「待庵」が最初だったそうで、

 

当初は、「にじり口」の手前上方には「刀掛

 

け」設けられていたと言われていますが、

 

今は現存していないそうです。

 

 

この「にじり口」の構造は、一節によると

 

「待庵」の「下地」の部分に、「淀川」の

 

「葦(ヨシ)」が使われている事もあって、

 

「淀川」の「屋形船」の入り口がヒントに

 

なったと言う説もあると言われているそう

 

です。

 

 

 

 

「待庵」の内部の最大の特徴は、「二畳敷き」

 

と言う「狭さ」であり、それまでの「茶室」

 

のサイズであった「四畳半」の概念を打破

 

しているところにあります。

 

 

更に、「土壁」が、「ひび割れ防止」の目的

 

で入れる「藁(わら)すさ」を表面に出し

 

た塗り方となっている事や、「柱」が「北山

 

杉の丸太」である事、「大山崎」の地は「竹」

 

が多い事から、二畳しかない狭い部屋の圧

 

迫感を和らげるため、「掛け込み天井」仕様

 

にして、そこに「山崎の竹」を多く使用し

 

ている事等々…、至る所に「簡素な材」を

 

使った、「侘びの精神性」溢れる造りの「茶

 

室」であると言う事が伺い知れる訳なので

 

す。

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「蜜庵(みったん)」は、「京都、大徳寺」

 

の「塔頭(たっちゅう)」の一つである「竜

 

光院」の書院に接続された「四畳半台目

 

(だいめ)」の「茶室」で、これも「待庵」

 

と同様に「国宝」指定となっています。

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「如庵(じょあん)」は、1618年に、「織

 

田信長」の弟である「織田有楽斎」によっ

 

て、「京都、建仁寺」の「塔頭」である「正

 

伝院」の再興に伴って建造された「茶室」

 

で、これも「国宝」指定されています。

 

当初、「京都」の地にあった「如庵」は、そ

 

の後「東京」、「神奈川」に移築された後、

 

現在の「愛知県、犬山市」に移築されてい

 

ます。

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「燕庵(えんあん)」は、「藪内(やぶのう

 

ち)家」を代表する「茶室」の事を言いま

 

す。

 

「大坂の陣」に出征する「古田織部(おり

 

べ)」が、義弟にあたる「藪内家」の初代で

 

ある「剣仲(けんちゅう)」に与えた「茶室」

 

であったと伝えられていますが、「2代目」

 

の「真翁(しんおう)」の時、「西本願寺」

 

の「茶道師家」に迎えられた事により、「西

 

本願寺」の「門前」に、屋敷と共に、この

 

「茶室」も移されたそうで、その後「薮内

 

家」の代表的な「茶室」として尊重されて

 

きたと言う経緯があるそうです。

 

その後、1864年(元治1)の「兵火」に

 

よって、「藪内家」は類焼し、「燕庵」も失

 

われてしまったそうですが、その後「現、

 

神戸市」の「武田儀右衛門」によって、

 

1867年(慶応3)に再興され、現在まで

 

残されている「燕庵」となっているそうで

 

す。

 

 

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1.待庵

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

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