【食育クイズ:Vol.1146】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう!
さて、本日は、「京都、敷地神社(わ
ら天神宮)」にまつわる「ご利益」に
ついて、おさらいクイズ(Vol.350)
にチャレンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/12/300-200-わら天神宮 塔.jpg)
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「京都、北区、衣笠天神森町」にある
「敷地神社」は、「わら天神宮」の通
称で知られていて、古くから「○○の
神様」として信仰され、数多くの人た
ちから親しまれてきた「神社」と言わ
れています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/12/300-200わら天神宮1.jpg)
かつて「北山(丹波高原に連なる山間
部)、衣笠村」には、古くから「天神
地祇(あまつかみ・くにつかみの神様
の事)」が降臨したとされ、この地に
祀られていたそうです。
その後「平安遷都」に伴い、「831年
(天長8年)」になると、「北山」の
地に「氷室(冷温貯蔵庫)」が設けら
れる事になり、その夫役として「加賀
国(石川県)」から数多くの人達が移
住してきたそうです。
移住してきた人達は、彼らが地元で崇
敬していた「加賀国」の「菅生石部神
社(敷地天神)の神」を勧請する事を
望み、以前からあった「北山の神様」
の隣に祀ったと言う経緯があったと言
われています。
その後時が流れ、「室町時代」になっ
た時、当時権力の全盛を誇っていた
「3代将軍、足利義満」が、「北山の
地」に「別荘(後の金閣寺)」を造営
する事になり、「金閣寺」ができると、
極めてその近くにあった「敷地神社」
の参拝に不便が生じてしまう事態にな
ってしまった為に、「足利義満」は、
この2つの「神社」を合祀して、現在
の地に遷座させたと言う経緯になって
いる訳になるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/12/300-180足利義満2-2.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/12/300-200金閣寺22.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/12/300-200-金閣寺わら天神マップ1.jpg)
さて、本日は、この「金閣寺」から徒
歩で行ける距離にある、「敷地神社
(わら天神宮)」にまつわる「言い伝
え」や「ご利益」について、おさらい
クイズにチャレンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/12/300-200-わら天神宮 塔.jpg)
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問題:「京都、北区」にある「敷地神
社」は、参拝すると「御守」として
「藁(わら)」が授与される事から、
別名「わら天神宮」と呼ばれているそ
うです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/12/300-200わら天神宮.jpg)
さて、それでは、この別名に由来する
「言い伝え」や「ご利益」とは何でし
ょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.火除け
2.方除け
3.交通安全
4.安産
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「京都」で「安産祈願」と言えば、ま
ず思いつくのは「わら天神宮」と言わ
れる程その名が知られているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/12/300-200わら天神宮1.jpg)
現在でも「敷地神社」には、「戌の日」
ともなれば、「京都」のみならず、日
本各地から「妊婦さん」が参拝に訪れ
る事で知られているそうです。
「敷地神社」の「主祭神」は、「木花
開耶姫命(コノハナノサクヤヒメ)」
と言う「神様」で、この「神様」は一
夜にして懐妊し、次々と3人の子を出
産したと言う「逸話」がある事から、
「安産、子授け、縁結び」に「ご利益」
がある「神様」として、信仰されてき
たと言う経緯があるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/12/300-225コノハ神.jpg)
「わら天神宮」命名の由来は、「安産
の御守」として「藁」が授与される事
から、「わら天神」の通称が誕生した
と言う訳なのですが、この「藁」を授
与するようになった経緯とは、かつて、
「稲わら」で編んだ「籠」に「お供え
物」を入れて神様に捧げていたのが、
いつの頃から、参拝に訪れた「妊婦さ
ん」達が、たまたまこの「籠」から抜
け落ちた「藁」を、「安産の御守」代
わりとして持ち帰るようになったと言
う経緯があり、それが「習わし」とな
り広がっていった事で、いつしか「わ
ら天神宮」と言う呼称が一般的になっ
ていったと言う経緯があるそうです。
現在では、「わら天神宮」の「安産の
ご利益」は、全国的に評判になってい
る事から、参拝に訪れた妊婦さんに
対して、「神社」から授与される「御
守セット」に中に、あらかじめ、紙に
包まれた一本の「藁」が入っているよ
うになっているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/12/300-200安産御守セット.jpg)
ちなみに、授与された「藁」が入った
紙袋を開封した時に、その「藁」に
「節」があれば「男児」、「節」が無け
れば「女児」が誕生すると言う「言い
伝え」もあるそうで、「赤ちゃん」の
「性別占い」的な扱いもされるように
なった事でも知られているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/12/300-200○節あり藁.jpg)
また、無事出産を終えた人達の「お礼
参」りで奉納するのは、「絵馬」では
無く、「よだれかけ(スタイ)」になっ
ているのも、「わら天神宮」独特の特
徴となっているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/12/300-200わら天神よだれかけ絵馬1.jpg)
↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓
4.安産