【食育クイズ:Vol.1146】「京都府」の「敷地神社(わら天神宮)」おさらいクイズ! 「京都、わら天神宮」の「ご利益」とは何?

 

【食育クイズ:Vol.1146】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」

 

をテーマとした地域社会の在り方や、

 

昔から先人たちが培ってきた、「文化」、

 

「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、

 

クイズを楽しみながら知見を高め、あ

 

らためて「日本」や「日本人」が培っ

 

てきた「良きところ」を共有化し、次

 

代に継承して参りましょう!

 

さて、本日は、「京都、敷地神社(わ

 

ら天神宮)」にまつわる「ご利益」に

 

ついて、おさらいクイズ(Vol.350)

 

にチャレンジ致しましょう!

 

 

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「京都、北区、衣笠天神森町」にある

 

「敷地神社」は、「わら天神宮」の通

 

称で知られていて、古くから「○○の

 

神様」として信仰され、数多くの人た

 

ちから親しまれてきた「神社」と言わ

 

れています。

 

 

かつて「北山(丹波高原に連なる山間

 

部)、衣笠村」には、古くから「天神

 

地祇(あまつかみ・くにつかみの神様

 

の事)」が降臨したとされ、この地に

 

祀られていたそうです。

 

その後「平安遷都」に伴い、「831年

 

(天長8年)」になると、「北山」の

 

地に「氷室(冷温貯蔵庫)」が設けら

 

れる事になり、その夫役として「加賀

 

国(石川県)」から数多くの人達が移

 

住してきたそうです。

 

移住してきた人達は、彼らが地元で崇

 

敬していた「加賀国」の「菅生石部神

 

社(敷地天神)の神」を勧請する事を

 

望み、以前からあった「北山の神様」

 

の隣に祀ったと言う経緯があったと言

 

われています。

 

その後時が流れ、「室町時代」になっ

 

た時、当時権力の全盛を誇っていた

 

「3代将軍、足利義満」が、「北山の

 

地」に「別荘(後の金閣寺)」を造営

 

する事になり、「金閣寺」ができると、

 

極めてその近くにあった「敷地神社」

 

の参拝に不便が生じてしまう事態にな

 

ってしまった為に、「足利義満」は、

 

この2つの「神社」を合祀して、現在

 

の地に遷座させたと言う経緯になって

 

いる訳になるそうです。

 

 

 

 

さて、本日は、この「金閣寺」から徒

 

歩で行ける距離にある、「敷地神社

 

(わら天神宮)」にまつわる「言い伝

 

え」や「ご利益」について、おさらい

 

クイズにチャレンジ致しましょう!

 

 

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問題:「京都、北区」にある「敷地神

 

社」は、参拝すると「御守」として

 

「藁(わら)」が授与される事から、

 

別名「わら天神宮」と呼ばれているそ

 

うです。

 

 

さて、それでは、この別名に由来する

 

「言い伝え」や「ご利益」とは何でし

 

ょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.火除け

 

2.方除け

 

3.交通安全

 

4.安産

 

↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓ 

 

【解説】

 

「京都」で「安産祈願」と言えば、ま

 

ず思いつくのは「わら天神宮」と言わ

 

れる程その名が知られているそうです。

 

 

現在でも「敷地神社」には、「戌の日」

 

ともなれば、「京都」のみならず、日

 

本各地から「妊婦さん」が参拝に訪れ

 

る事で知られているそうです。

 

「敷地神社」の「主祭神」は、「木花

 

開耶姫命(コノハナノサクヤヒメ)」

 

と言う「神様」で、この「神様」は一

 

夜にして懐妊し、次々と3人の子を出

 

産したと言う「逸話」がある事から、

 

「安産、子授け、縁結び」に「ご利益」

 

がある「神様」として、信仰されてき

 

たと言う経緯があるそうです。

 

 

「わら天神宮」命名の由来は、「安産

 

の御守」として「藁」が授与される事

 

から、「わら天神」の通称が誕生した

 

と言う訳なのですが、この「藁」を授

 

与するようになった経緯とは、かつて、

 

「稲わら」で編んだ「籠」に「お供え

 

物」を入れて神様に捧げていたのが、

 

いつの頃から、参拝に訪れた「妊婦さ

 

ん」達が、たまたまこの「籠」から抜

 

け落ちた「藁」を、「安産の御守」代

 

わりとして持ち帰るようになったと言

 

う経緯があり、それが「習わし」とな

 

り広がっていった事で、いつしか「わ

 

ら天神宮」と言う呼称が一般的になっ

 

ていったと言う経緯があるそうです。

 

現在では、「わら天神宮」の「安産の

 

ご利益」は、全国的に評判になってい

 

る事から、参拝に訪れた妊婦さんに

 

対して、「神社」から授与される「御

 

守セット」に中に、あらかじめ、紙に

 

包まれた一本の「藁」が入っているよ

 

うになっているそうです。

 

 

ちなみに、授与された「藁」が入った

 

紙袋を開封した時に、その「藁」に

 

「節」があれば「男児」、「節」が無け

 

れば「女児」が誕生すると言う「言い

 

伝え」もあるそうで、「赤ちゃん」の

 

「性別占い」的な扱いもされるように

 

なった事でも知られているそうです。

 

 

また、無事出産を終えた人達の「お礼

 

参」りで奉納するのは、「絵馬」では

 

無く、「よだれかけ(スタイ)」になっ

 

ているのも、「わら天神宮」独特の特

 

徴となっているそうです。

 

 

↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓

 

4.安産

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食育&6次産業化推進センターは、食の国家的安全保障をめざし、日本人の命と健康を守るため、真の食の安心・安全とは何かというテーマを、食育活動や6次産業化推進活動をベースに追求する国家戦略プロフェッショナルの仕事をしています。