【食育クイズーVol.64】
焼き鳥屋さんの定番に「ねぎま」があります。
さて、この名前の由来はどれでしょうか?
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1.元々はねぎとまぐろの料理だったから
2.元々は鶏肉とねぎの順番が逆だったから
3.ねぎが焼けるのを「ねぎ待ち」と呼んだから
4.鶏肉の間にねぎが挟まっているから
↓↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓↓
【解説】「ねぎま」の由来を辿ると江戸時代
に遡ります。江戸時代、人気の鍋料理があり
ました。それは「ねぎとマグロ」を一緒に煮
たもので「ねぎま(鍋)」と呼ばれていまし
た。これが焼き鳥のねぎまの由来と関係して
いると言われています。鍋料理の「ねぎま」
が広まると、その「簡略版」としてねぎとマ
グロを串に刺して炙り焼きにした「ねぎまぐ
ろ」が登場しました。この「ねぎまぐろ」も
人気となりましたが、マグロが値上がりし高
価な食材となってしまったため、マグロの代
わりにキジやカモなどの鳥肉を使って焼いた
ことから、焼き鳥としての「ねぎま」が誕生
しました。このようにいつの間にか「マグロ」
が「鳥」になっても、「ねぎま」の名称だけ
が受け継がれて現在まで続いています。
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【「鳥」と「鶏」の字の使い分けについて検
証しましょう】
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焼き鳥の歴史は古く、平安時代の書物に宴の
料理「鶏焼物」として登場したことが確認さ
れています。でも、6世紀に仏教が日本に伝
来してから「殺生を禁止」する教えもあって、
長く肉食を禁忌とした時代が続きました。
もともと日本人の食文化は「農耕」が主体で
あったため、牛や豚、鶏は家畜であり、あま
り食べることはありませんでした。そのため、
焼いて食べる鳥といえば、キジやカモなどの
野鳥、そしてスズメなどの小鳥が主流とされ
ていたようです。「焼き鳥」に「鶏」の文字
を使わないのも、焼き鳥に使う肉が野鳥や小
鳥などの「鳥」が一般的だったことに由来し
ています。
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江戸時代が終わり、明治維新とともに日本に
肉食の文化が到来し、鶏肉も食べられるよう
になりました。ただ、このときにはまだまだ
鶏肉は高価な食材であり、高級料理として提
供されていたため庶民の口には入りませんで
した。そこで、高級料理では使われない鶏の
ガラやスジを使って串に刺して焼いたものを
屋台で販売したところ、箸もいらず歩きなが
らでも食べられるとあって庶民のグルメとし
て定着しました。これが現在まで続く鶏肉を
使った「焼き鳥」の歴史のはじまりといわれ
ています。今は「鶏肉」を使用する焼き鳥が
ほとんどですが、昔は野鳥などの「鳥肉」を
使っていたので、「焼き鳥」という名称だけ
が今でも残っているのです。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓正解↓↓↓↓↓↓↓↓↓
1. 元々はねぎとまぐろの料理だったから
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