【食育クイズ:Vol.1450】「京都府」の「坂道」おさらいクイズ! 清水焼発祥の地で陶器祭りが行われる坂道は?

 

【食育クイズ:Vol.1450】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」

 

をテーマとした地域社会の在り方や、

 

昔から先人たちが培ってきた、「文化」、

 

「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、

 

クイズを楽しみながら知見を高め、あ

 

らためて「日本」や「日本人」が培っ

 

てきた「良きところ」を共有化し、次

 

代に継承して参りましょう!

 

さて、本日は、「京都府」の「清水焼発

 

祥の地」にまつわる「坂道」について、

 

おさらいクイズ(Vol.653)にチャレン

 

ジ致しましょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

問題:毎年「8月」になると、「京都、

 

清水寺」に向う「坂道」周辺では、「京

 

水焼き発祥の地」として、「お皿」等の

 

「陶器」で飾られた「陶器神輿」が巡行

 

する「陶器祭」が執り行われる事で知ら

 

れています。

 

 

さて、それでは、その「坂道」周辺で

 

は、大規模な「陶器市」も開催される事

 

でも知られている「京都」の「坂道名」

 

とは何でしょうか?

 

 

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.二寧坂

 

 

 

2.産寧坂

 

 

 

3.五条坂

 

 

 

4.清水坂

 

 

 

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【解説】

 

「京都、大和大路」の「五条東北角」に

 

は、「ここよりひがし五条坂」と言う

 

「石碑」がある事で知られていて、ここ

 

から、つま先上がりの「坂道」を登って

 

行くと、「清水坂」に至り、その先には

 

「清水寺」があると言うロケーションに

 

なっている事で知られています。

 

 

この「石碑」からスタートして、「清水

 

坂」までの「坂道」が、「清水焼発祥の

 

地」として知られている「五条坂」と言

 

う事になります。

 

 

この「なだらか」な、「つま先上がり」

 

で歩く「五条坂」の中程に「若宮八幡宮

 

(陶器神社とも言われています)」があ

 

り、その「入り口」には、「清水焼発祥

 

之地、五条坂」という大きな石碑が立っ

 

ている事で知られていて、「京都、五条

 

坂」とは、「西陣織、京友禅」と並び、

 

「京都」の代表的「伝統産業」として知

 

られる「清水焼」発祥の地として、その

 

名を馳せる「有名な坂」として知られて

 

いる訳になるのです。

 

 

また、この「五条坂」の中程付近には、

 

「高札」が建っていて、その「高札」か

 

ら見て、「西側」に行くと「大和大路

 

通」に行き着き、「東側」に更に「坂」

 

を登って行くと、「清水坂」に行き着く

 

と言うロケーションと言う事になり、従

 

って「五条坂」とは、「大和大路」から

 

「清水坂」に至るまで間の「坂道」の事

 

を言う訳になるのです。

 

 

 

「五条坂」では、毎年「夏(8月)」に

 

なると、「清水焼発祥の地」である事を

 

記念して、「京都五条坂、陶器まつり」

 

を執り行っているそうで、期間中は

 

400店を越える陶器商の出店で大いに

 

賑わい、現在では「京都の夏の風物詩」

 

の一つとして、数多くの人々が集まイベ

 

ントとなっているそうです。

 

 

しかしながら残念な事に、近年におい

 

て、道路の整備拡張が行われた事によっ

 

て、「五条坂」は昔の姿を失ってしまう

 

に至ったそうで、以前には「清水焼、独

 

特」の「登り窯」を焚いている「煙」が

 

「五条坂一帯」に漂っていた風情を始

 

め、「窯炊き」用の「松割木」が積んで

 

ある広場があって、その中で「職人さ

 

ん」達が、焚きやすい大きさに手際よく

 

「手斧」で割っている風景が、「焼き物

 

の街、五条坂」としての風物詩だったの

 

が、すっかり無くなってしまったそうで

 

す。

 

 

「清水焼」は、「室町時代中頃」に始ま

 

ったと言われていて、その後「江戸時代

 

の寛永年間(1624~1644)」になる

 

と、当時「名陶工」としてその名を馳せ

 

ていた「野々村清右衛門(仁清:にんせ

 

い)」が出現し、「清水焼」の名を、天下

 

に広しめる事になったそうです。

 

 

こうして「清水焼」を天下に広め、「京

 

焼色絵の祖」とも言われた「野々村仁

 

清」と言う人物は、「京都、丹波国」の

 

生まれで、名前を「清右衛門」と言って

 

いたそうです。

 

「仁清」は、若くして「丹波、立杭窯」

 

や「京都、粟田口」等で「陶芸」の修業

 

をした後、「正保4年(1647年)」

 

に、「京都、仁和寺」の「御用窯」とし

 

て、「仁和寺、門前」に、「御室窯(おむ

 

ろがま)」を開くに至ったそうです。

 

 その後その実績を高く評価された「清右

 

衛門」は、「明暦2年(1656年)」

 

に、「仁和寺、門跡」の「性承法親王

 

(後水尾院の第七皇子)」から「受領

 

号」として「播磨大掾」を、更に「仁」

 

及び「藤原姓」を授けられるに至ったそ

 

うで、その以降「清右衛門」は、「仁和

 

寺」の「仁」と、「清右衛門」の「清」

 

を併せて「仁清」と号すようになったと

 

言う経緯となった訳なのだそうです。

 

「仁清」は、それから「約40年間」に

 

渡り、自身の作品に「仁清」の印を捺す

 

と言う手法で、「焼物」を焼き続けたそ

 

うで、こうして「仁清ブランド」が構築

 

され、全国各地に行き渡っていったと言

 

う経緯になる訳なのです。

 

 

 

ちなみに「出題」の「坂道名」は、全て

 

「清水寺」へ至る「坂道」なのですが、

 

「産寧坂」命名の由来は、諸説あります

 

が、「清水寺、境内」にある安産に御利

 

益がある「子安の塔」に続く坂であるか

 

ら「産(生む)寧(やすき)坂」と言う

 

事で命名されたと言うのが一般的な説だ

 

そうで、この「坂道」を通って「清水

 

寺」へ「参詣」すると「安産」になると

 

されているそうです。

 

また、「二寧坂」は、「産(三)寧坂」の

 

前にあるので、命名されたと言われてい

 

るそうです。

 

また、「五条坂」を登って「清水寺」に

 

行くのに、「清水坂」経由では無く、途

 

中にから右手に分岐する「ちゃわん坂」

 

があり、この坂道を登っていったほう

 

が、「ショートカット」となり、早く

 

「清水寺」に辿りつけるのだそうです。

 

 

 

 

 

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3.五条坂

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