【食育クイズ:Vol.1460】「京都府」の「草庵の茶」おさらいクイズ! 「侘び茶」の創始者として知られ、「草庵の茶」を創始した茶人とは?

 

【食育クイズ:Vol.1460】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」

 

をテーマとした地域社会の在り方や、

 

昔から先人たちが培ってきた、「文化」、

 

「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、

 

クイズを楽しみながら知見を高め、あ

 

らためて「日本」や「日本人」が培っ

 

てきた「良きところ」を共有化し、次

 

代に継承して参りましょう!

 

さて、本日は、「京都府」の「茶の湯」

 

にまつわる「茶人」ついて、おさらいク

 

イズ(Vol.663)にチャレンジ致しまし

 

ょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

「室町時代」の「茶の湯文化」は、「貴

 

族」や「武家社会」と言う「上流社会」

 

で定着した事から、「殿中の茶」と呼ば

 

れていたそうです。

 

 

 

特に「禅」と結びつきの深い「茶の湯文

 

化」が、「武家社会」と結びついた事に

 

よって、「茶の湯」は、「会合」等を行う

 

「会所」で行われる「催し物」となり、

 

こうして「殿中の茶」の「特徴」は、

 

「豪華」である事を始め、「格式の高

 

さ」や「高級志向」である事だったと言

 

う訳になります。

 

「殿中の茶」は、「上流階級」の人達が

 

「遊行」にふける性質であった事から、

 

「茶道具」も競い合うように「豪華」な

 

ものを使用するようになり、「舶来品」

 

や、特に「中国・唐物」の「茶道具」を

 

愛でる事が流行したそうで、こうして

 

「上流階級の遊行の場」に相応しいもの

 

がもてはやされる時代だったと言う事な

 

のだそうです。

 

 

「室町時代中期」になると、「京都」を

 

中心に「応仁の乱」が勃発し、「奈良」

 

から「京都」へ移り「茶の湯文化」を学

 

んでいた「◯◯」は、「奈良」へ逃げ帰

 

らずを得なくなり、「奈良、東大寺」近

 

くの田園の中に「草庵」を営むに至った

 

そうです。

 

 

 

当時「僧侶」の身である事から、「妻

 

帯」をしていなかった「◯◯」は、「独

 

り住まい」であり、自ら「お茶」を点て

 

る暮らしぶりになったと言う訳なのです

 

が、「京都」では当たり前であった「殿

 

中の茶」のような「豪華な茶道具」は使

 

用せず、「蓋」の割れた「陶製」の「風

 

炉釜」を始め、継ぎのある「茶碗」や、

 

「竹の茶器」、「竹柄杓」を使うようにな

 

るに至っていった訳であり、狭い「草

 

庵」の暮らし故に、これらの「茶道具」

 

は部屋から見える手の届くような場所に

 

置かれるようになっていったと言う経緯

 

になるそうです。

 

このような状況の中で、「来客」があっ

 

た時に「お茶を点てる」際には、「客」

 

の眼の前で使われる「風炉釜」や、その

 

他の「和物茶道具」が上記のようなもの

 

が使われていた為に、それらのものと調

 

和を図る為には、後世になって「◯◯茶

 

碗」と呼ばれるような、決して豪華とは

 

言えない「下手の唐物」の「茶碗」を使

 

う必要がありと言う事になり、こうして

 

「◯◯」の「草庵」では、豪華な「唐物

 

名物」を多く持つと言う「殿中の茶」の

 

風潮を否定し、「和漢この境を紛らわ

 

す」と言う考え方に徹するようになった

 

と言う経緯になった訳なのです。

 

こうして、「殿中の茶」が大流行してい

 

た「室町時代」の「茶の湯文化」の中

 

に、「応仁の乱」勃発をきっかけとし

 

て、「豪華」を排して「簡素」で「シン

 

プル」な美を重んじると言う「侘び茶」

 

文化が誕生するに至った訳であり、やが

 

て「安土桃山時代」になると大流行する

 

事になったと言う経緯となった訳なので

 

す。

 

さて、本日は、日本の「侘び茶」文化に

 

ついて、おさらいクイズにチャレンジ致

 

しましょう!

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

問題:「室町時代中期」頃になると、「茶

 

の湯」に「禅の精神」を取り入れた事に

 

よって、「武家社会」や「貴族」を中心

 

に、「殿中の茶」が大流行するに至る

 

と言う経緯になりましたが、その一方

 

で「豪華」であり、「格式」の高い、「茶

 

の湯」を追求する「殿中の茶」とは正反

 

対の、「草庵の茶」を創始し、「豪華」を

 

排して「簡素でシンプルな美」を重んじ

 

る「茶人」の登場と共に、「侘び茶」と

 

呼ばれる新しい「茶の湯文化」が誕生す

 

るに至ったと言う経緯があります。

 

さて、それでは、この「侘び茶文化」発

 

祥のきっかけとなった、「草庵の茶」を

 

創始した「室町時代」の「茶人」とは、

 

誰でしょうか?

 

次のうちから選んで下さい。

 

1.一休宗純(いっきゅうそうじゅん)

 

 

 

2.村田珠光(むらたじゅこう)

 

 

 

3.三条西実隆(さんじょうにしさねた

か)

 

 

 

4.武野紹鴎(たけのじょうおう)

 

 

 

↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓   

 

【解説】

 

「侘び茶文化」の創始者として知られる

 

「茶人」とは、「室町時代中期」頃から

 

活躍した、「僧呂」の「村田珠光」の事

 

を言います。

 

 

「奈良」で生まれた「珠光」は、11歳

 

で「出家」し、「奈良、浄土宗、称名

 

寺」に入り、「珠光」と言う「僧名」を

 

授かるに至ったそうです。

 

ところが「珠光」は「出家」を嫌がって

 

「奈良」を脱出し、「京」で「茶の湯」

 

を学ぶようになるに至ったそうです。

 

「京都」に行った「珠光」は、大流行し

 

ていた「殿中の茶」を学び、「能阿弥」

 

から指南を受けて「能や連歌」も親しむ

 

に至ったそうです。

 

 

また、「能阿弥」が「8代将軍、足利義

 

政」に仕えていたため、「珠光」も「義

 

政」の主催する「茶会」に参加し、「殿

 

中の茶」で使用される「豪華」な「唐物

 

の茶道具」等に触れる事になったと言う

 

経緯に至ったそうです。

 

 

更に「一休さん」と呼ばれ、親しまれ、

 

当時数多くの「禅士」を集めた事で知ら

 

れている、「臨済宗、一休宗純」とも交

 

流が出来た事によって、「茶道」に繋が

 

る「禅の精神」を学んだそうで、30歳

 

の時には「禅僧」にもなるに至ったと言

 

う経緯になった訳なのだそうです。

 

 

こうして「京都の地」で、「茶の湯」を

 

始めとして「能」、「連歌」、「禅の精神」

 

学んだ「珠光」は、その後勃発した「応

 

仁の乱」によって、「京都」を脱出し、

 

「奈良」の地で「草庵」を営むに至ると

 

言う経緯となった訳なのであり、この

 

「草庵」で、「殿中の茶」とは全く異な

 

る「侘び茶」の美を創始するに至った訳

 

なのです。

 

「草庵の茶」を創始した「珠光」が好ん

 

だ「茶道具」は、「殿中の茶」で使用さ

 

れる「唐物の美しい磁器」では無く、

 

「日本」に古くからある「粗末な茶碗」

 

であり、「中国製」の「磁器」では無

 

く、いわゆる「土もの(和物)」だった

 

そうで、「珠光」が残した言葉で、

 

~『和漢この境を紛らわす』~

 

と言う言葉があり、その意味は、

 

~『日本(和)と中国(漢)との「境」

 

を「融和(紛わす)」させる』~

 

と言う意味であり、具体的には「和物」

 

と「唐物」の両者の「茶の湯道具」を

 

「渾然一体」とした「境地」を作る事が

 

大切であると言う意味になる訳なのです。

 

 

「和漢一体化」の「茶道具」を愛で、そ

 

こに新たな「茶の湯文化」の「美意識」

 

をもたらす事を提唱した「珠光」が愛し

 

たと言われる「秘蔵の茶道具」は、後世

 

になって「珠光名物」と呼ばれるように

 

なるに至ったそうで、それらは押し並べ

 

て「唐物」の「青磁器」のように「光る

 

美しさ」は無く、「茶色(土もの)」が主

 

体の、とても控え目な印象となっている

 

事で知られている訳なのです。

 

 

しかしながら「珠光」は、この境地に至

 

るには、誰でもそう簡単に許されるもの

 

では無いと言う、以下のような内容の

 

「言葉」を残している事で知られていま

 

す。

 

~『初心の人体が、備前物、信楽物など

 

を持ちて、人も許さぬたけくらむこと、

 

言語道断なり』~

 

この言葉の意味は、

 

~『初心者が和物の備前や信楽の焼き物

 

を茶の湯に用いて、それがあたかも「わ

 

び」であるかのように思うのは大きな間

 

違いである』~

 

と言うものであり、「唐物」等の「良き

 

道具」を十分に味わい尽くしてから得ら

 

れる「境地」であると言う事を言ってい

 

る訳なのだそうです。

 

以上のように「和漢」を一体化した「新

 

しい美意識」を創出した「珠光」は、

 

「侘び茶」の「創始者」とされるに至っ

 

た訳であり、その後「安土桃山時代」に

 

なってから、「千利休」によって大成さ

 

れるに至った「茶の湯」の世界の「祖」

 

とも言われる由縁となった訳なのです。

 

 

ちなみに、「珠光」が好んだとされる

 

「茶道具」は、「珠光名物」と呼ばれる

 

ようになるに至り、「和漢両者」のもの

 

を含めて、数多くの「伝承」があると言

 

われているそうです。

 

ちなみに「唐物茶碗」で言えば、「還元

 

焼成」で青くなるべき「青磁」が、技術

 

的な不備で「酸化焼成」となってしま

 

い、「赤褐色」で仕上がってしまった事

 

で知られている、「中国民窯製雑器」等

 

を始めとして、「投頭巾茶入」、「珠光文

 

琳」、「珠光香炉」、「圜悟墨蹟」、「徐熙の

 

鷺の絵」等々と、数多く伝承されている

 

事で知られている訳なのです。

 

 

しかしながら、「珠光」が活躍した「時

 

代」は、依然として「殿中の茶」が主流

 

だった「時代」だった事であり、「侘び

 

茶」は「完成の域」では無く、その後に

 

登場する「武野紹鴎」に引き継がれてい

 

った訳なのです。

 

 

 

「堺」の「豪商」として生まれた「紹

 

鷗」は、「31歳」の時「剃髪」して

 

「紹鷗」と名のり、公家の「三条西実

 

隆」から和歌を学んだ事によって、古き

 

「藤原定家」の歌である

 

~『みわたせば 花ももみぢも なかりけ

 

り 浦のとまやの 秋の夕暮』~

 

等の「古き良き和歌」に触れる事によっ

 

て、「侘び茶」の「美意識」に辿り着く

 

に至ったそうで、

 

その「美意識」を再現する為に、「草

 

庵」で「茶の湯」を行うようになったそ

 

うで、「2畳半」から「3畳半」程の

 

「小さな茶室」を考案して、「侘敷(わ

 

びしき)」と呼んで、好んで使用するに

 

至ったそうです。

 

それ以降「紹鷗」は、「詫敷」に比して

 

「4畳半以上」の「茶室」の事を「寂敷

 

(さびしき)」と呼んで明確に区別する

 

ようになったそうで、「侘び茶」は「小

 

さくて狭い茶室」だからこそ、「美意

 

識」が強調できるとしたそうです。

 

更に「紹鷗」は、辿りついた「美意識」

 

を表す「器」として、豪華で光り輝く

 

「唐物」では無く、「土もの(和物)」を

 

好むようになるに至ったそうで、当時の

 

「日本の六古窯(ろっこよう)」と言わ

 

れていた、「瀬戸焼、常滑焼、越前焼、

 

信楽焼、丹波立杭焼、備前焼」の「6種

 

類の土もの」が、広く「茶の湯」の世界

 

に持ち込まれるに至ったそうで、豪華な

 

「唐物」と一体化させ、排除する事をし

 

なかった「珠光」の「時代」から見れ

 

ば、「茶の湯」の世界は、大きく「土も

 

の」主体のものへと移り変わっていくと

 

言う経緯となった訳なのです。

 

こうして「珠光」が創立し、「紹鴎」を

 

始めとする、その後に登場した「茶人」

 

達が受け継ぎ、発展させた「侘び茶」の

 

世界は、その後登場する「千利休」によ

 

って完成されるに至ると言う経緯となっ

 

た訳なのです。

 

 

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2.村田珠光

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

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