【食育クイズ:Vol.1554】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう!
さて、本日は、「京都府」の「修学院離
宮」を出発点とする、「京都」側からの
「比叡山、延暦寺」への「登山道」につ
いて、おさらいクイズ(Vol.756)にチ
ャレンジ致しましょう!
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問題:「京都」の「修学院離宮」の脇か
ら「比叡山、延暦寺」の「根本中堂」に
至る「登山道」は、「洛中」から最短距
離で行ける為、「朝廷」からの「勅使」
の「参向」にも用いられた事から、「勅
使坂」とも呼ばれたそうです。
さて、それでは、この「坂」の通常名称
とは、何でしょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.雲母(きらら)坂
2.夢見坂
3.台所坂
4.無動寺坂
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「雲母坂(きららざか)」は、「京都、左
京区、修学院」にある「修学院離宮」の
「脇」からスタートして、「比叡山」の
「山頂」に至るまでの「古道」の「登山
道」の事を言います。
「雲母坂」は、「平安時代末期」の
「1181年」に、「浄土真宗」の「宗
祖」として知られる「親鸞聖人」が、僅
か「9歳」で「青蓮院」で出家し、修学
の為に「比叡山、延暦寺」に登った「登
山道」だったそうで、その後「鎌倉時
代」となった「1201年」に、「29歳」
で「比叡山」を下山し、「六角堂」へ向
かい、「百日参籠」を行った時の「下山
道」だったと言う事になるそうです。
ちなみに「雲母坂」は、「延暦寺」の
「千日回峰行」の時の「行者道」となっ
た訳なのだそうです。
また、「鎌倉幕府滅亡」後の「1336年
(北朝3年、南朝元年)」に、「延元の
乱」が勃発した時には、「宮廷」を脱出
し、「比叡山」に篭った「後醍醐天皇」
が率いる「千種忠顕」の「兵」が、「足
利直義」が率いる「軍」と対峙した場所
としても知られているそうです。
現在の「雲母坂」は、道が細く険しい
為、あまり使われてはいないそうです
が、そのスタート地点は、「修学院離
宮」の脇からだそうで、「音羽川」に沿
って住宅街を抜けると、「雲母橋」があ
り、そこが「登山口」とされているそう
で、「親鸞聖人」ゆかりの「石碑」も立
っているそうです。
ちなみに、「雲母(きらら)」命名の由縁
とは、「京都」側から見ると、この
「坂」から雲が生じるように見えたか
ら、とする「説」や、この坂道に「雲
母」を含む「花崗岩」の砂が多かったか
らとする「説」等、諸説あるそうです。
↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓
1.雲母(きらら)坂
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