【食育クイズーVol.176】

【食育クイズーVol.176】

 

 

 

「甘酒」は飲む点滴と呼ばれるぐらい、

 

 

 

健康や美容にいい「瑞穂の国」コメ食文

 

 

 

化である日本ならでは飲み物です。「甘

 

 

 

酒」の歴史は古く、古墳時代にさかのぼ

 

 

 

ります。「日本書紀」には「天甜酒(あ

 

 

 

まのたむざけ)」という飲み物に関する

 

 

 

記述があり、これが甘酒の起源と考えら

 

 

 

れています。

 

 

 

「甘酒」を作る場合、「コメと米麹」を

 

 

 

使用した作り方と、「酒粕」を使用した

 

 

 

作り方と2通りあります。「甘酒」はお

 

 

 

酒なの?と思われる方が多いですが、

 

 

 

「コメと米麹」で作ったものは、アルコー

 

 

 

ル成分はゼロなので、「酒税法」で定め

 

 

 

る「酒類」の定義はアルコール度数が1

 

 

 

度以上の規定外であり、お酒ではありま

 

 

 

せん。

 

 

 

ただし、「酒粕」使用「甘酒」の場合には、

 

 

 

清酒作りの工程で「もろみ」を濾して

 

 

 

「原酒」と「酒粕」に分けることから、

 

 

 

「酒粕」自体に8度程度のアルコール成

 

 

 

分が残っていますので、特にご家庭で手

 

 

 

作り「甘酒」を作る場合には、「酒類」

 

 

 

のアルコール含有量1度以上になる場合

 

 

 

があるので、お子様には飲ませない様に

 

 

 

したほうが良いとされています。市販の

 

 

 

ものは裏面の表示に「酒粕」使用があっ

 

 

 

てとしても、「酒類」の規定であるアル

 

 

 

コール度数が1度未満であれば、「清涼

 

 

 

飲料水」表記になっているので、お酒で

 

 

 

は無いということになります。

 

 

 

このように、そもそも「甘酒」と呼ばれ

 

 

 

るようになったのは、「甘酒」の製造工

 

 

 

程が、日本酒の製造工程と類似している

 

 

 

ことや、昔は酒蔵が甘酒も一緒に造り、

 

 

 

「甘い飲み物」として販売していたから

 

 

 

という経緯があります。

 

 

 

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さて、本日は「甘酒」の「季語」につい

 

 

 

ての問題です。

 

 

 

「小林一茶」の俳句に、

 

 

 

「一夜酒隣の子迄来たりけり」

 

 

 

という句があります。

 

 

 

この様に甘酒は一夜で出来ることから

 

 

 

「一夜酒」とも称されています。

 

 

 

江戸時代には◯◯を散ずるとして◯に好

 

 

 

んで飲まれていたという記録があります。

 

 

 

問題:「甘酒」の季語はいつでしょうか?

 

 

 

1.春

 

 

 

2.夏

 

 

 

3.秋

 

 

 

4.冬

 

 

 

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【解説】米麹で作る甘酒が甘いので、た

 

 

 

くさん砂糖が使用されていると思ってい

 

 

 

る人もいるかもしれません。しかし実際

 

 

 

には、砂糖は一切使用されず、麹菌によっ

 

 

 

てデンプンが分解され、糖化され「ブド

 

 

 

ウ糖」になるため甘くなるのです。

 

 

 

甘酒には、麹菌や乳酸菌などが多く含ま

 

 

 

れるため、腸内環境を整える効果があり

 

 

 

ます。腸内環境が整い、便秘が改善され

 

 

 

る事で、老廃物が体外に排出され、美肌

 

 

 

効果も期待できます。

 

 

 

また甘酒は非常に栄養価が高く、ブドウ

 

 

 

糖、タンパク質、ビタミン、パントテン

 

 

 

酸など様々な栄養素を含みます。そのた

 

 

 

め夏バテや食中毒予防、疲労回復目的で、

 

 

 

昔は夏にこそ甘酒が飲まれていたのです。

 

 

 

また甘酒は「一夜酒」という別名もあり、

 

 

 

たった一晩で作る事が可能です。炊飯器

 

 

 

を使用すれば簡単に発酵させる事も可能

 

 

 

で、自分の好みの味で造る事が出来ます。

 

 

 

身体を内側から綺麗にしたい、健康で長

 

 

 

生きしたい、そう思っているのなら、甘

 

 

 

酒を飲む習慣を身に着けてみてはいかが

 

 

 

でしょうか?

 

 

 

江戸時代には「暑気を散ずる」として

 

 

 

「夏」に好んで飲まれていたということ

 

 

 

もあり、俳句の季語では「夏」になって

 

 

 

います。

 

 

 

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【「米麹」甘酒の作り方:例】

 

 

 

1.コメ1合柔らかめに炊く。

 

 

 

2.炊けたら保温状態で水360ml入

 れて冷ます。

 

 

 

3.気温計で60℃以上にならないよう

 に水を足しながら調整する。

 

 

 

4.生の米麹400g(乾燥なら200

 g)加えてしっかりと混ぜる。

 

 

 

5.保温状態のまま濡れ布巾をかぶせて

 8時間程度発酵させる(途中で濡れ布巾

 が乾いたら湿らせること)。

 

 

 

6.ヘラですくってトロッとするぐらい

 のペースト状になったらできあがり!

 

 

 

7.粒感のない甘酒を好むなら水の分量

 を100ccほど多めにします。あるいは、

 飲む際にブレンダー(スティックミキサー)

 でなめらかに仕上げるのも良いでしょう。

 

 

 

8.清潔な密閉容器に入れ、粗熱が取れ

 たら冷蔵庫で保存をしてください。手作

 り甘酒の消費期限は約1週間なので、使

 いきれなければ密閉保存袋に入れて冷凍

 しましょう。

 

 

 

9.夏場に冷たくして飲むなら、大さじ

 1の「ゆず果汁」など、お好みの「果汁」

 を加えるとさわやかで美味しくなります。

 

 

 

10.麹には「生」と「乾燥」がありま

 す。どちらを使ってもできあがりの味は

 変わりません。生の方が水分量が多くて

 しっとりしていて、乾燥はカラカラに干

 された状態です。見た目にはわかりにく

 いですが、パッケージに表示されてある

 ので購入の際にはチェックをしてくださ

 い。使用する分量には違いがあり、今回

 は生の麹を使うので米1合に対して40

 0gですが、乾燥の場合はその半量の2

 00gくらいが適量です。板状になって

 いる麹は手でパラパラとほぐしてから使

 いましょう。

 

 

 

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【「酒粕」甘酒の作り方:例】

 

 

 

1.800cc水を沸騰させる。

 

 

 

2.火を止め、酒粕100gをちぎって

 入れ、10分放置する。

 

 

 

3.酒粕が柔らかくなったら、再び火に

 かけ、撹拌しながら酒粕を溶かす。

 

 

 

4.砂糖70g、生姜や塩をひとつまみ入

 れて撹拌し、一煮立ちさせたら出来上がり。

 

 

 

5.沸騰させることによりアルコール度数

 が減少するが、場合によっては5度前後の

 度数があることもあるので注意すること。

 

 

 

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2.夏

 

 

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

 

 

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性気管支炎などの「COPD(慢性閉塞性肺

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

食育&6次産業化推進センターは、食の国家的安全保障をめざし、日本人の命と健康を守るため、真の食の安心・安全とは何かというテーマを、食育活動や6次産業化推進活動をベースに追求する国家戦略プロフェッショナルの仕事をしています。