【食育クイズ:Vol.913】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」をテーマとし
た地域社会の在り方や、昔から先人た
ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等
の素晴らしさを、クイズを楽しみなが
ら知見を高め、共有して参りましょ
う!
さて、本日は、「京都府」の「酒器」文化
について、おさらいクイズ(Vol.124)
にチャレンジ致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-225郷土文化歴史-1.jpg)
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「酒器」とは、酒を入れて注いだり、酒を
飲むための容器の総称の事を言います。
「古代」の酒器は、「木の葉」、「木の実」、
「牛の角」、「竹筒」等々…、自然のものを
使用していた事から始まったと言われてい
ますが、日本では、主として「カシワの葉」
が「食器」や「杯」として使用されていた
ようです。
その後、「土器」が作られるようになると、
音読みで言うと「かわらけ(土器)」と呼
ばれるものに変わっていったと言われてい
ます。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/かわらけ5.jpg)
以来、「かわらけ(土器)」は、「古墳時代」
以降の「遺跡」から出土する「土師器(は
じき)系統」の「皿形」や「碗形」の土器
に対する用語としても使われていて、現在
でも、「神事」の際に「かわらけ」と言う
言葉が用いられる事があるのは、昔ながら
の名残であると言う事になります。
「奈良時代」になると「金、銀、金銅(こ
んどう)、めのう」等の素材を使った「酒
器」が見られるようになり、「平安時代」
になると、「木製」の「朱漆塗り」の「杯」
が登場し、それが次第に一般化していき、
現在では「杯」と言えば、「朱塗りの木杯」
を指すようになっていると言う経緯があり
ます。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/三々九度の漆器の盃.jpg)
さて、本日は、「京都」の「神事」や「行
事」等で使用されてい「酒器」について、
おさらいクイズにチャレンジしましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-225郷土文化歴史-1.jpg)
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一般的に素焼きの「土器(かわらけ)」で
作った「酒杯」は、古代から「室町時代」
頃までの間、広く使われていたと言われて
います。
「平安時代」以降になると、「貴族」や
「武家」の社会では、基本的な「酒杯」の
「献立や作法」として、「式三献」と呼ば
れる儀礼が定着するようになり、これは、
一つの「肴の膳」と、三口で飲む「酒」と
の組み合わせを一献として、これを三度繰
り返す儀礼の事を言うそうです。
ちなみに、現在でも「神前の結婚式」では、
「杯」をやりとりして契りを結ぶ「三三九
度」の儀式をしますが、これはこの「中世」
の儀礼だった「式三献」を習ったものであ
り、杯に「三回」酒を注ぎ、その酒を「三
口」で飲み、さらに杯を変えて「三度」繰
り返すと言うものです。
この婚礼の「三三九度」の儀式や、新年の
「屠蘇」等には、現在でも「蒔絵」で「吉
祥文様」を施した朱塗りの重ね杯が用いら
れているのは、中世以降から継承されてき
た「儀礼」が元になっている訳になります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/三々九度2.jpeg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/三々九度2.jpg)
さて、それでは、「京都」で使われていた
「酒器」について、おさらいクイズにチャ
レンジしましょう!
問題:日本酒を注ぐための「酒器」は色々
ありますが、その中でも、「中世」の「京
都」で、「神事」や「宮中儀式」等で使用
されていた、日本酒を注ぐための「酒器」
とはどれでしょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.銚子
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-200銚子1.jpg)
2.徳利
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-210徳利1.jpg)
3.片口
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/片口.jpg)
4.ちろり
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-200ちろり1.jpg)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「銚子(ちょうし)」とは、長い柄のつい
た「酒器」の事を言い、中に「お酒」を入
れて「盃」に注ぐ際に使われるもので、
「神事」を始め、あらたまった「酒宴」や、
「三三九度」等の儀式に用いる、長い柄
(え)のついた金属や木製の器の事を言い
ます。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-200銚子1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/銚子平安時代2.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/銚子3-256x300.jpg)
かつて「宮廷」の「祝宴」で使われていた
「銚子」は、一箇所に注ぎ口のある「片口」
と呼ばれるものだったそうで、その一方、
大勢で酒盛りをする時等では、略式として
「両口」のもの使用し、効率良く左右の口
から盃に注げるものを使用していたと言わ
れています。
「銚子」は、主に「金属製」のものが多か
ったそうですが、「木製」のものや「磁器
製」のものも珍しくは無く使われていたと
言われているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/銚子木製.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/銚子陶器.jpg)
ちなみに、現在では、宴席等で「お銚子一
本!」とオーダーする様子が見受けられま
すが、実際にこのように頼んでも、古来か
らある本来の「お銚子」が出てくる訳では
無く、いわゆる「徳利」で出てくる事が多
いので、「銚子」と「徳利」とは、本来的
に別の酒器であるのに、混同されて呼ばれ
ていると言う訳になります。
また、急須のような形をしたものについて
は、本来「提子(ひさげ)」と呼ばれてい
たものが、「江戸時代」頃から「銚子」と
も呼ばれるようになっていったそうで、現
在では「お正月」の「お屠蘇」を飲む時等
に多く使われています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/ひさげ江戸時代1.jpg)
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「徳利」とは、首が細くて胴体が膨らんだ
独特の形状が特徴の「酒器」です。注いだ
時に「とくとく」という音がすることから
名が付いたという説もあるそうです。
かつては小さなものから一升瓶までのサイ
ズが揃い、「醤油」や「酢」等の貯蔵や運
搬にも幅広く使われていましたが、現在で
は、1~2合(180~360ml)程度の容量
のものが主流となっています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-210徳利1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/かわらけ神事.png)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/一升徳利5.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/徳利一般.jpg)
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「片口(かたくち)」とは、口縁の片側に
注ぎ口がある「酒器」の事を言います。そ
の歴史は古く、「縄文土器」や「弥生土器」
にも見受けられています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/縄文式土器片口-288x300.jpg)
日本酒を「盃」に注ぐ容器として使われて
きたと言う経緯がありますが、口径が広く
蓋がないので、熱が冷めやすく燗酒には不
向きですが、ひや酒や冷酒には使いやすい
酒器と言う事になります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/片口.jpg)
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「ちろり(銚釐)」とは、日本酒を温める
容器の事を言います。
真鍮や銅、錫などの素材を使い、熱伝導性
が良く、「ちろり」とすぐ温まることから
命名されたと言われているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-200ちろり1.jpg)
「京都」では「たんぽ」と呼ばれることも
あるそうで、「徳利」のように鍋に入れて
温めたり、氷に埋めて「冷酒」にして酒を
楽しめる「酒器」として重宝されている
「酒器」だと言われています。
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1.銚子
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有するこ
とを明らかにしました。
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