【食育クイズ:Vol.355】
10月24日は「マーガリンの日」だ
そうです。明治2年、フランスにおい
て深刻なバター不足があり、「代替品」
を一般募集したところ、化学者の「イ
ポリット・メージュ=ムーリエ」博士
が、「マーガリン(当時の名称は人造バ
ター)」を考案したという記録が残って
いることから、同氏の誕生日である1
0月24日が記念日として制定された
そうです。
「バター」と「マーガリン」との決定
的な違いは、「バター」がその成分の8
0%以上が「牛乳」などの「動物性脂
肪」を固めて作られるのに対して、「マ
ーガリン」はその成分の80%以上が
「植物性油」などの「植物性脂肪」か
ら作られているというところになりま
す。
さて、本日は「マーガリン」にちなん
だおさらいクイズにチャレンジしまし
ょう!
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問題1.次のうち「パン」づくりに使
われる油脂で、「仲間はずれ」と思われ
るものはどれですか?
1.マーガリン
2.オリーブオイル
3.バター
4.ショートニング
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問題2.「マヨネーズ」の油脂分と水分
が混ざり方は「水中油型」で、乳化状
態の外側が「水の層」なので、水に入
れてかき混ぜると簡単に分散し、牛乳
状になります。一方、「油中水型」であ
る「マーガリン」は、「箸やコップ」な
どにくっついてしまい、分散しません。
そこで問題です。食器などに付いた「マ
ヨネーズ」や「マーガリン」を、台所
の流しで捨てたいのですが、どうした
ら良いですか?
1.「マヨネーズ」はそのまま流せるが、
「マーガリン」は水に溶けないので、
紙で拭き取ってから流す
2.「マヨネーズ」も「マーガリン」も
そのまま流さず、紙で拭き取ってから
流す
3.「マヨネーズ」も「マーガリン」も
洗剤を使用してそのまま洗い流す
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問題3.「油脂」には「飽和脂肪酸」と
「不飽和脂肪酸」があり、「飽和脂肪酸」
は「悪玉コレステロール」を増やすが、
「不飽和脂肪酸」にはそのような作用
がないと言われていて、一般的に、「飽
和脂肪酸」は「悪玉」で、「不飽和脂肪
酸」は「善玉」とされています。
最近、肉食文化が中心のアメリカにお
いて、死亡原因のトップが「動物性コ
レステロール」の摂取過多による「心
疾患」であることの研究から、「不飽和
脂肪酸」の一種である「トランス脂肪
酸」が「悪玉コレステロール」を増や
すことがわかり、健康への悪影響が心
配されるようになりました。それまで
は、「コレステロール」の過剰摂取が気
になる人にとって、「バター」より、「コ
レステロール値」が低い「マーガリン」
のほうが健康に良いとされていたのが、
液体の植物油を加工して固めたときに
できる「トランス脂肪酸」を多く含んで
いたため、これも悪玉コレステロール
を増やし、心臓病の原因になるとされ
てしまったのです。
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さて、そこで現状でどうなっているの
かをおさらいクイズです。
「トランス脂肪酸が気になるから、マ
ーガリンの代わりにバターを使う」と
言う意見について、もっとも間違って
いる文章は、次のうちどれですか?
1.「マーガリン」のほうが「バター」
より「トランス脂肪酸」が多い
2.「マーガリン」のほうが「バター」
より「トランス脂肪酸」が少ない
3.「マーガリン」も「バター」も「ト
ランス脂肪酸」はWHOの基準より低
いので安心して利用して良い
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
問題1.仲間はずれは「バター」です。
「バター」だけが、「動物性油脂」から
作られていて、他の物はすべて「植物
性油脂」から作られているからです。
↓↓↓↓↓↓↓正解↓↓↓↓↓↓↓
3.バター
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問題2「油中水型」である「マーガリ
ン」は、乳化状態の外側が「油の層」
なので、食器にくっついてしまい、分
散しません。このように「バター」や
「マーガリン」などは水に溶けないの
で、排水管が詰まる原因になります。
台所の排水で流さないほうがいいの
です。では、水に分散する「マヨネー
ズ」はそのまま流していいかというと、
答えはノーです。マヨネーズには「酢」
が入っています。「台所用石けん」を使
っている家庭では、「酢」を台所から石
けんと一緒に流すことは厳禁です。「酢」
によって「石けん」が分解され、もと
の「脂肪酸」に戻ってしまうのです。
この脂肪酸が、排水管にくっついてし
まい詰まる原因になります。
以上のように、「油」をそのままシンク
に捨てるのは「NG」ということになり
ます。捨てられた「油」は、「ゴミ」や
「汚れ」を巻き込みながら、いずれ排
水溝の内側にくっついてしまいます。
「凝固」する性質を持っているので、
一度くっついてしまったら専門業者で
しか剥がすことができないと言われて
います。「廃油」以外でも、「ドレッシ
ング」や「シーチキンの缶詰」など、
油分を多く含んだ食材も、少しの量だ
からいいというわけではなく、配水管
のなかで凝固し、少しずつ堆積し、い
ずれは大きな塊になり、配水管を詰ま
らせる原因になってしまうと言われて
いるので要注意です。
↓↓↓↓↓↓↓正解↓↓↓↓↓↓↓
2.「マヨネーズ」も「マーガリン」も
そのまま流さず、紙で拭き取ってから
流す
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問題3.「トランス脂肪酸」については、
過剰に摂取すると「冠動脈疾患」のリ
スクが高まるとの報告がなされ、
「WHO(世界保健機関)」でも摂取量
を「総エネルギー摂取量の1%未満(平
均的な日本人で約2g未満)」にするよ
う勧告しています。しかしながら、欧
米に比べ、日本人の平均的食事内容で
は、「トランス脂肪酸」の摂取量は少な
い傾向にあり、一般的な「日本食生活」
では健康への影響は小さいとされてい
ます。
また、食品メーカーの取り組みと努力
により、「食用油脂」に含まれる「トラ
ンス脂肪酸」の量は、これまでのもの
から比べると大幅に低減されていて、
現在では「マーガリン」に含まれる「ト
ランス脂肪酸」は、「バター」の約半分
にまで低減されています。ちなみに
100gの「バター」には1.9gの「ト
ランス脂肪酸」が含まれていますが、
同じ100gの「マーガリン」には
0.99gしか入っていません。従って
「バター」も「マーガリン」も、現在
の日本人の食生活において、安心して
利用できる食品と思って良いでしょう。
↓↓↓↓↓↓↓正解↓↓↓↓↓↓↓
1.「マーガリン」のほうが「バター」
より「トランス脂肪酸」が多い
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有するこ
とを明らかにしました。
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少量摂取でも人にとって必須な「タン
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