【食育クイズーVol.132】
野菜は、野原に生えていた草の中から、
人が食べられるものを選んで畑で栽培し
改良してきたものと定義されます。
江戸時代、少なくとも元禄頃までは、日
本の野菜の種類は大変少なく、野菜とい
うと、ナス、シロウリ、ダイコン、カブ、
ネギ、サトイモ、ヤマイモ、ソラマメ、
カボチャ、サツマイモ程度だったと言わ
れています。
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さて、本日の問題は「江戸野菜」の代表
格である「大根」についてです。
次のうち、江戸町民に最も好まれた大根
の調理法はどれでしょうか?
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1.大根の浅漬け
2.ふろふき大根
3.切り干し大根
4.大根のおでん
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】江戸の野菜の代表といえば大根
です。江戸時代には、生干しの大根を甘
塩と麴(こうじ)であっさりと漬けた浅
漬けが、特にもてはやされました。この
浅漬けは「べったら」ともいい、日本橋
旅籠町、人形町、小伝馬町、通油町にか
けて立っていた「えびす講」の宵宮の市
(よみや:祭りの前日に立つ市のこと)
で売られていたので、この市のことを
「べったら市」とも言うようになりまし
た。ちなみに「べったら市」は、江戸中
期の中ごろから、宝田恵比寿神社(東京
都中央区日本橋)の門前で10月20日
の恵比寿講(商家で恵比須をまつり、親
類・知人を招いて祝う行事)にお供えす
るため、前日の19日に市が立ち魚や野
菜、神棚などが売られるようになったの
がその起源であり、そのときに「浅漬け
大根のべったら漬け」がよく売れたこと
から「べったら市」と呼ばれるようにな
りました。「べったら市」の風物詩とし
て、若者が「べったりつくぞぉ~、べっ
たりつくぞぉ~」と叫びながら縄に縛っ
た大根を振り回して参詣客の着物の袖に
つけてからかったそうで、このように
「べったら漬け」は飴(アメ)と麹で大
根を漬け込んでいるため、衣服にべった
りとついてしまうことから「べったら漬
け」という名になったと言われています。
↓↓↓↓↓↓↓↓正解↓↓↓↓↓↓↓↓
1.大根の浅漬け
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