【食育クイズ：Vol.２４３】
７月４日は「もずく」がワカメなどの
「褐藻類」として農林水産省に初めて
品種登録された日だそうです。主要生
産地域の名称にちなんで「恩納もずく」
の記念日に制定されました。
さて、本日の問題です。この「恩納も
ずく」の生産県はどこですか？
１．鹿児島県
２．沖縄県
３．山口県
４．石川県
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】「もずく」は一年中出回ってい
ますが、「天然もずく」の本来の旬は春
だそうです。現在国内で流通している
「もずく」のほとんどは、大規模な養
殖に成功している沖縄県産です。山口
県や石川県などの「天然もずく」は、
植物分類で言えばモズク科モズクで、
沖縄県の「養殖もずく」はナガマツモ
科オキナワモズクや、フトモズクだそ
うで、そもそも異なる植物で形状や食
感、ぬめりなども微妙に異なるようで
す。
「沖縄もずく」の生産量は、養殖に成
功した結果、全国シェアの９９％を占
めています。
「沖縄もずく」は、そもそも自然豊か
な「イノーの海（珊瑚礁池、内海）」で
自生していました。「もずく」を育てる
には、充分な太陽光ときれいな海が必
要です。「沖縄県恩納村」には、「もず
く」の養殖に最適な条件が整っていま
した。さんご礁に囲まれた太陽の光が
海底まで届くような、浅く、平らな海
が広がっていること、更にさんご礁の
沖合が急激に深くなり、海水の交流が
良好なため、澄んだきれいな海が保た
れていることなどがあげられます。
沖縄県では１９７８年から養殖への取
り組みが始まり、わずか２、３年で全
県の「海人」に広がったそうです。３
０年後の２００７年には、２０余りの
漁協の海で年間約2万トンレベルまで
成長した経緯があります。
ところが、近年では、１１月～１月に
おける海水の高水温現象や日照不足な
ど、海洋条件や気象に恵まれないダブ
ルパンチが影響し、１５，０００tレベ
ルまで激減してしまいました。世界的
な温暖化による平均気温の上昇（2度
c）や、海水温の上昇、日照量不足と言
う問題は「もずく」養殖にも深刻な影
をもたらしていると言えます。
↓↓↓↓↓↓↓正解↓↓↓↓↓↓↓
２．沖縄県
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