【食育クイズ：Vol.４１７】
１２月２５日は「クリスマス」の日で
す。「クリスマス」は今では「宗教・宗
派」や「文化・国境」の領域を超えて、
世界のいたるところで、年末の一大イ
ベントとなっています。
さて、本日は世界各国の伝統的なクリ
スマス菓子について、おさらいクイズ
にチャレンジしましょう！
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問題１．「フランス」の伝統的なクリス
マス菓子に「ブッシュ・ド・ノエル」
があります。これを日本語に直訳する
とどんな言葉になるでしょうか？次の
うちから選んで下さい。
１．クリスマスの薪
２．雪の中の切り株
３．雪の中の冬の丸太
４．雪を見立てた砂糖の家
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問題２．「イタリア」の伝統的なクリス
マス菓子パンである「パネットーネ」
は「ミラノ」が発祥の地とされていま
す。この菓子パンは、イタリア国外で
の製造が難しいとされていますが、そ
の主な理由は何故でしょうか？次のう
ちから選んで下さい。
１．イタリアの家庭の味であり、他国
では再現が難しい為
２．製造に必要な「パネットーネ菌」
がほぼ流通していない為
３．「パネットーネ」の製造方法が門外
不出とされている為
４．「パネットーネ」の製造が熟練を要
するため、製造できる職人がイタリア
国外にはいない為
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問題３．ドイツの伝統的なクリスマス
菓子「シュトレン」について、そのレ
シピを定義を規定しているものはどれ
でしょうか？次のうちから選んで下さ
い。
１．現在のドイツ国内のパティシエの
トップのレシピ
２．各家庭に伝わるレシピ
３．伝統的調理法を守るマイスターの
レシピ
４．ドイツ国内の法律
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問題４．「イギリス」の伝統的なクリス
マス菓子に「クリスマスプディング」
があります。このお菓子は独特の伝統
的な調理方法があると言われています
が、その説明として間違っているもの
はどれでしょうか？次のうちから選ん
で下さい。
１．生地を混ぜ合わすときに、「願い事」
を唱えながらかき回す
２．蒸しあがったものを最低でも1ヶ
月間以上「熟成」させる
３．生地を混ぜ合わすときは必ず「反
時計回り」にかき回す
４．食べる前に「ブランデー」をかけ
て「フランベ（アルコール度数の高い
酒を落とし、一気にアルコール分を飛
ばす調理法）」する
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
問題１．「「ブッシュ・ド・ノエル」と
は、「ブッシュ＝薪」、「ノエル＝クリス
マス」の意味で、「ビュッシュ・ド・ノ
エル」とも言います。
なぜ、「薪」や「樹木」をかたどるよう
になったのかは、「クリスマスの時期に
大きな丸太を焼く儀式が行われるから」
や、「キリストの生誕を祝い、夜通し暖
炉に薪をくべて燃やすから」や、「貧し
い青年が恋人に薪をプレゼントしたか
ら」等々…、諸説あるそうです。
「ブッシュ・ド・ノエル」は、主に「ロ
ールケーキ」の表面をチョコレートク
リームなどのクリームで塗ったものを
言います。ケーキを「薪」や「樹木」
のように見立てるために、クリームの
表面をフォークなどで引っかき模様を
付けて、より本物の「薪」のような形
状に仕立てるのが特徴です。
また、粉砂糖やクリームなどで雪を表
現したり、雪だるまやキノコや小屋な
どを砂糖菓子でデコレーションしたも
のや、近年ではチョコレートの茶色い
デコレーションの他に、ホイップクリ
ームの白やベリーピューレなどの赤い
クリームなどでデコレーションしたも
のもあり、多彩になってきています。
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１．クリスマスの薪
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問題２．「ミラノ」発祥のイタリアの伝
統菓子である「パネットーネ」は、「卵」
をたっぷりと使った生地に、「小麦粉」
と「パネトーネ種」という「酵母」を
加え「発酵」させて生地を休ませると
いう工程を繰り返してつくるため、大
変手間がかかる菓子パンだと言われて
います。
こうしてできあがった生地に、レーズ
ンや、オレンジピール、レモン、プラ
ムなどのドライフルーツをラム酒に漬
けたものを練り込んで、ドーム型に焼
き上げて完成させます。
イタリアでは「イエスキリスト」の降
誕を待ち望む期間である「待降節」か
らクリスマスが終わるまでの間、1日
の3食の他、おやつに至るまで、いろ
いろなパネトーネを食べる習慣がある
そうです。食べ方は、ケーキのように
放射線状にカットしていただきます。
「ドライフルーツ」を使うのは、熟成
が進むにつれ、少しずつ味が変化して
いくので、毎日食べても飽きない利点
があるからだとされています。
ちなみに入手しにくいと言われている
「パネトーネ種」とは、イタリアの北
部・コモ地方で100年以上も続く天然
酵母の事を言います。この「菌」は、
「初乳」を飲んだ後の、「子牛」の「腸
内物質」から取り出された「自然種」
の、とても貴重な「酵母菌」と言われ
ています。
その「酵母菌」と「小麦」を混ぜ合わ
せて作られる、「パネットーネ」の生地
種には、1gにつき、何と1億個以上
の乳酸菌が生息しているため、乳酸菌
の働きで発酵した生地を焼き上げると、
独特の風味と口当たりの良さが魅力と
なるそうです。
また、「パネットーネ」種を使うと水分
量含有量が少ない生地を作ることがで
きるので、カビなどの微生物が活動し
にくく、保存添加物などを加えなくて
も、長期保存が可能になるのが特徴で、
何日も食べ続けることが出来ると言わ
れています。
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２．製造に必要なパネットーネ菌がほ
ぼ流通していない為
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問題３．「シュトレン」は、ドイツのク
リスマス定番の「発酵菓子」です。「シ
ュトレン」は、酵母菌で発酵させた種
生地に、ブランデーなどに漬け込んだ
「ドライフルーツ」や「ナッツ」を練
り込んで焼き上げます。焼き上がった
表面には、幼いキリストが白いおくる
みの包まれていた姿に見立て、たっぷ
りの粉砂糖がまぶされます。
たっぷりのバターを一緒に練りこんで
焼いた長細い形をした「発酵菓子パン」
なので、ずっしりと重くて日持ちする
のが特徴です。
「ドイツ」では、クリスマス前の4週
間を「アドベント」と呼び、この間の
週末には「シュトレン」を薄くカット
し、家族や親しい友人と一緒に食べな
がらお祝いをするという風習があるそ
うです。
「シュトレン」は寝かすとドライフル
ーツなどの味がなじんで美味しくなる
ので、焼き立てから少しずつ味が変わ
っていくのを味わうのも楽しみの一つ
となるので、イタリアの「パネットー
ネ」とその特徴が良く似通っていると
言われています。
ドイツでは「シュトレン」の内容につ
いて、法律で定めています。
小麦粉100％に対し、バター（82%以
上のバター） が最低30－50%の分量
含まれているもの、または、純正バタ
ー（バター100%）が最低24.6%、
マーガリンでは30.75%の脂肪分が
含まれているものと「食品法」で規定
されています。
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４．ドイツ国内の法律
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問題４．「プディング」とはいっても日
本の一般的な「プリン」とは違います。
イギリスで昔から愛されてきた「クリ
スマス菓子」で、ドライフルーツがぎ
っしりと詰まったスポンジケーキを圧
縮したようなものです。大きなプリン
型で蒸し固めて作るので、「プディング」
と命名されています。
「クリスマスプディング」は、小麦粉、
牛脂、卵、砂糖、ラム酒、ブランデー、
ドライフルーツ、ナッツなどを、「願い
事をしながら」、「時計まわり」に混ぜ
て焼き上げ、クリスマスまで最低１ヶ
月以上は寝かせます。ブランデーなど
強いお酒にどっぷりとつけ込んでおき、
食べるときに火をつけ、「フランベ」を
してから食べますが、メラメラと青い
炎がしばらく立つ程のアルコール度が
あるのが、一般的と言われています。
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３．生地を混ぜ合わすときは必ず「反
時計回り」にかき回す
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD（慢性
閉塞性肺疾患）」の予防効果を有するこ
とを明らかにしました。
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