【食育クイズ:Vol.616】
本日も「関西地方(三重県、滋賀県、
京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和
歌山県)」の「食や地域」の文化につい
て、おさらいクイズにチャレンジしま
しょう!
本日は、「滋賀県」(Vol.5)の「食
文化」や「郷土文化」、「歴史」などに
ついて、食の観点からのクイズです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/静岡B級ぐるめ.jpg滋賀県.jpg)
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「滋賀県、高島市」は、2005年、6
町村(マキノ町、今津町、朽木村、安
曇川町、高島町、新旭町)が合併して
誕生しました。人口は約4万8,600
人(2019年4月現在。同市調べ)で、
市の面積は琵琶湖を含めると約693
㎢と県内一になります。南西は「比良
山」系を境に「京都府」に、北西は「福
井県」に接していて、「近畿」、「中京」、
「北陸」3地方を結ぶ地域です。
都市部への通勤、通学のアクセスが良
く、「京都」までは1時間の距離であり
ながら、陸地の約72%が森林で、東部
には「琵琶湖」に面した豊かな自然環
境を有するという、まさに「利便性」
と「豊かな自然」とをあわせもった、
都市部の「ベットタウン」として、子
育て地域として最適な環境があります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/unnamed.gif高島市2-288x300.gif)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/takashimamap.jpg高島市.jpg)
高島市は琵琶湖とともに生きてきた歴
史があり、水を大切にしてきた先人の
教え、知恵が、日常に深く浸透してい
ます。琵琶湖の源水の約3分の1が、
ここ高島市から注がれていることもあ
って、人々の環境に対する意識は高く、
農業や水産業などの第1次産業は、琵
琶湖に負荷をかけない取り組みを心が
けているのが特徴です。
澄んだ水があればこその文化、景観が
あるのも特徴で、水が命ともいえる日
本酒の蔵元も市内に5箇所あり、畑(は
た)の棚田は県内唯一「日本の棚田百
選」に指定されています。また、市役
所のある「新旭町」には、「針江生水(は
りえしょうず)の郷」という、「比良山」
系の「伏流水」が各家庭に湧き出す「川
端(かばた)」が今も残るエリアがあり、
この「清水」を「生活用水」として使
う暮らしの視察に、県内外から年間1
万人の観光客が訪れています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/shiga-tonchan-01.jpg高島町.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/1高島町、畑の棚田.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/高島市、はりえしょうずの郷.jpg)
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さて、本日は、この「高島市」の「特
産品」の一つと言われる「B級グルメ」
について、おさらいクイズにチャレン
ジしましょう!
問題:「滋賀県、高島市」の「特産品」
で、長年に渡り地元民人から愛されて
いる「とんちゃん」と言う味付けされ
た「食肉」があります。さて、それで
は、その「食肉」に使われるのは、何
の「肉」でしょうか?
次のうちから選んで下さい。
1.豚肉
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/豚味噌焼き-300x164.jpg)
2.猪肉
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/猪味噌焼き.jpg300-160.jpg)
3.牛肉
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/牛味噌焼き.jpg300-160.jpg)
4.鶏肉
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/とんちゃん.jpg300-160.jpg)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「滋賀県、高島市」の「特産品」とし
て名を馳せる「とんちゃん」は、戦後
から長い間地元から愛され続けてきた、
秘伝のタレで味付けされた「鶏肉」の
事を言います。普通は「とんちゃん」
と言うと、「豚のモツ」をイメージしま
すが、「高島市」では「鶏肉」を使用す
るのが一般的で、現在では、味付けは
それぞれのお店で変わり、使われる鶏
肉もせせりやモモ肉など様々な部位が
使用され、地域に幅広く普及し、地域
の「特産品」となっています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/とんちゃん丼.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/とんちゃん発祥の店3.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/とんちゃん.jpg)
「とんちゃん」誕生の由来は、「高島市」
にある鶏肉専門店の「鳥中」の先代夫
婦が、当時世間では味付けされた鶏肉
が販売されていなかった事から、あっ
さりとした「鶏肉」に、こってりとし
た甘辛い味噌ダレをからめた商品を開
発し、販売したのが、元祖と言われて
います。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/2とんちゃん発祥の店.png)
発祥当初は、「鶏肉」の事を「かしわ」
とも言うため、「味付けかしわ」と呼ん
でいたそうですが、「高島市」には「韓
国、朝鮮」からの移民が多かったため、
彼らが好む「とんちゃん」と呼ばれて
いる「ホルモン料理」と風味が似てい
た事から、いつのまにか「とんちゃん」
と呼ぶようになっていったという経緯
があるそうです。前回取り上げた「近
江ペルー丼」と同様に、「過疎化」や「人
口減少」に苦しむ地方行政の政策で、
海外からの移民を積極的に受け入れざ
るを得ない地域ならではの「食文化」
のあり方を象徴していると言われてい
ます。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/2韓国牛ホルモン焼き.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/韓国味付けホルモン焼き.jpg)
その呼び名の経緯はとのかくとしても、
「味付けかしわ」は、基本的には醤油
ダレや甘い味噌ダレで味付けされるこ
とが多く、「高島市」では、戦後から長
い間、地元で愛され続けてきた料理で
あり、「高島市」では「家庭の味」とし
て昔から親しまれている事に間違いは
ありません。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/07/2とんちゃん発祥の店.png)
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4.鶏肉
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有するこ
とを明らかにしました。
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少量摂取でも人にとって必須な「タン
パク質」「食物繊維」「核酸」などの栄
養素が摂取できるように、大豆の油脂
分を除いてから作っています。
必要な栄養素が原料大豆の約1.2倍
以上となり、濃縮された分だけ、多く
含まれています。
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ミートをはじめ、食に関するいろいろ
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