【食育クイズ:Vol.742】
本日も「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食や地域」の文化につ
いて、おさらいクイズにチャレンジし
ましょう!
さて、本日は、「兵庫県」(Vol.6)の
「郷土文化」、「歴史」などについて、
クイズを楽しみながら知見を高め、日
本の地域文化や伝統、歴史の素晴らし
さを共有しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/11/名産品銀座.jpg甲信越.jpg東海三県.jpg愛知県.jpg静岡県.jpg滋賀県-コピー.jpg)
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「灘五郷」は、「兵庫県、灘地域」一
帯にある5つの「酒造地」を総称した
呼び方で、「西郷、御影郷、魚崎郷
(以上神戸市)」、「西宮郷、今津郷
(以上西宮市)」を指します。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/11/bbb86ada.png灘五郷.png)
この「西宮市」から「神戸市東部」に
わたる「灘五郷」地域で作られる「日
本酒」生産量は、全国の約3割を占め
る、全国的に有名な大酒蔵地帯です。
「灘地方」の「蔵元」は、著名なもの
だけでも、「神戸市灘区」では、「富久
娘酒造、沢の鶴」「神戸市東灘区」で
は、「櫻正宗、白鶴酒造、剣菱酒造、
菊正宗酒造」、「西宮市」では、「日本
盛、松竹梅酒造、白鷹、大関、灘酒造」
等々…、その枚挙に暇が無いくらい、
数多くの「酒蔵」が存在しています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/11/ダウンロード.jpg宮水144.jpg)
従来、「清酒」は夏を越すと「火落ち」
と言って、味が悪くなるというのが一
般的であったのが、「灘地方」で生産
されたものは「秋晴れ」と言って、味
が一段と芳醇になるとされ、多くの人
達に愛されるようになったという経緯
があり、その理由は、「名水」の使用
にあると言われています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/11/宮水133333.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/11/宮水1.jpg)
さて、本日は、「灘の生一本」の名キ
ャッチで知られる、「灘地方」の「日
本酒」について、おさらいクイズにチ
ャレンジしましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/11/名産品銀座.jpg甲信越.jpg東海三県.jpg愛知県.jpg静岡県.jpg滋賀県-コピー.jpg)
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問題:美味しい「日本酒」造りの味を
決定するのは、良質な「水と酒米」、
「杜氏」の優れた技術と、好適な「気
象条件」が高度に融合する事であると
言われています。それでは、「灘地域」
での「酒造り」に欠かせないと言われ
ている「西宮」に湧き出る「名水」の
名前とは何と呼ばれているでしょう
か?次のうちから選んで下さい。
1.灘水
2.宮水
3.酒清水
4.酒神水
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「灘地域」にひしめく「酒蔵」が「酒
造り」に使う「宮水(みやみず)」は、
「西宮市」の海岸に近い一角だけに湧
き出る「名水」で、江戸時代(1625
年)創業の老舗「櫻正宗」の当主「山
邑太左衛門」が、1840年頃、「西宮
地域」で作る酒だけが夏を通り越して
も美味しくなる「秋晴れ」と呼ばれる
現象になる事に着目して、「西宮地域」
で湧き出る「水」を汲んで持ち帰り、
「魚崎(現神戸市)」にあったもう一
つの酒蔵で試みにこの「水」で仕込ん
だところ、同様に「秋晴れ」の美酒を
造ることができたという経緯があり、
それ以降、他の「酒蔵」も競うように
「宮水」を使うようになったという経
緯があるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/11/img_miyamizu.jpg宮水12.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/11/宮水133333-1.jpg)
現在、阪神電鉄「西宮駅」から徒歩5
分余りの場所で、大阪と神戸を結ぶ国
道43号のすぐ南側に「菊正宗」「大
関」「白鹿」「沢の鶴」等々…、「灘の
名門酒蔵」が軒並み「宮水」の井戸を
持ち、井戸群が林立しているそうで、
湧き出るのは東西約500メートル、
南北約500メートルの区画だけだそ
うです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/11/宮水マップ2.png)
「宮水」は、「北」から流れる「札場
筋(ふだばすじ)伏流」、遠く離れた
「武庫川水系」に源流を持つ、「東」
から流れる「法安寺伏流」、「六甲山」
方面から流れる「西」から流れる「戎
(えびす)伏流」の3つの「伏流水」
が混じり合ってできると言われていま
す。更に、「縄文時代」には、この
「井戸群」の「北側」は「入り江の海」
だったと言われていて、北から流れる
「札場筋伏流」と、東から流れる「法
安寺伏流」は、このかつて「海」だっ
た地層を通るため、「リン」や「カリ
ウム」、「塩分」など、「海」から得ら
れる栄養分をたっぷり含んでいるそう
です。また、西から流れる「戎伏流」
は、「六甲山」からの急な傾斜で速い
流れがあり、「酸素」を多く含んでい
るそうです。この「酸素」が、「酒造
り」の大敵と言われる「鉄分」と結合
し、「酸化鉄」となり、水から「鉄分」
を除去する効果があるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/11/宮水図式.jpg)
こうして、「天与の霊水」と呼ばれる
「宮水」は、キレのある「美酒造り」
に必要な「栄養分(ミネラル)」を多
く含みながら、大敵の「鉄分」が少な
い理想的な「名水」となっているそう
です。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/11/ダウンロード.jpg宮水144.jpg)
「宮水」は「硬水」であり、通常日本
の水は「軟水」が多いので、通常日本
各地で作られる日本酒には「軟水」が
使われる事が圧倒的に多い事になりま
すが、「硬水」で仕込んだ酒は、キレ
のあるしっかりした酒になると言われ
ています。同じ「近畿の酒どころ」と
して有名な、「京都、伏見」地域の酒
は、「御香水」と呼ばれる「軟水」を
使っているので、「柔らかい味わい」
が特徴となっているそうで、「灘の男
酒」、「伏見の女酒」と評される一因と
なっている訳なのです。
ちなみに、1995(平成7)年に発生し
た「阪神・淡路大震災」によって、
「宮 水」 に悪しき影響 が出ていない
か非常に心配されたそうですが、「水
質、水脈」共に、全く影響が出なかっ
たそうで、地域の人たちは「神のご加
護」として感謝し、以降、周辺の都市
化が進む中、「宮水」に影響が出ない
よう、その保護に地域を挙げて取り組
み続けているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/11/宮水133333-1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2021/11/onlineshop.jpg灘の銘酒33.jpg)
↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓
2.宮水
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有するこ
とを明らかにしました。
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ミートをはじめ、食に関するいろいろ
な情報を発信していますので、よろし
かったら一度遊びにきてくださると嬉
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