【食育クイズ:Vol.743】「兵庫県」の「清酒文化」おさらいクイズ! 伊丹市鴻池と奈良正暦寺はそのどちらが「清酒発祥の地」?

 

【食育クイズ:Vol.743】

 

本日も「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食や地域」の文化につ

 

いて、おさらいクイズにチャレンジし

 

ましょう!

 

さて、本日は、「兵庫県」(Vol.7)の

 

「郷土文化」、「歴史」などについて、

 

クイズを楽しみながら知見を高め、日

 

本の地域文化や伝統、歴史の素晴らし

 

さを共有しましょう!

 

 

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日本の「酒」の歴史は、古くは「縄文

 

時代」に、酒造りに用いられていた

 

「酒坑(しゅこう)」が発見されてい

 

るところまで遡ります。その後の記録

 

では、1世紀頃の中国「論衡」という

 

思想書や、3世紀の中国「魏志倭人伝」

 

に酒類の存在の記載があり、「日本書

 

紀」にも、「須佐之男命(すさのおの

 

みこと)」が「八岐大蛇(やまたのお

 

ろち)」を退治するために「八塩折之

 

酒(やしおおりのさけ)」という八度

 

にわたって醸す「酒」を造らせたとい

 

う記述があります。

 

 

コメを原料とした酒の確実な記載は、

 

8世紀以降の「大隅国風土記」や、

 

「播磨国風土記」、「万葉集」等に見ら

 

れるようになり、「播磨国風土記」に

 

は、「清酒=すみさけ」と言う、現在

 

の清酒の初見らしき記述もあるそうで

 

すが、この時代の「酒」は、「清め」

 

等、「祭事的、宗教的」なものに使わ

 

れるだけで、朝廷など、ごく一部の間

 

だけで利用される程度のものであった

 

ようです。

 

「平安時代」以降になると、「酒造り」

 

は、朝廷直属の酒造組織から、寺院で

 

造られるようになっていき、「僧坊酒」

 

と呼ばれ、酒造りの技術が飛躍的に進

 

歩した時代となったという経緯があり

 

ます。その「僧坊酒」の中でも、「菩

 

提泉」という酒を醸した「奈良、正暦

 

寺」の酒が、「室町時代末期」まで提

 

供されたという経緯があり、これをも

 

ってして「日本最初の清酒」発祥の地

 

とする説の根拠となっているそうです。

 

 

 

ただし、「菩提泉」は量的にも些少し

 

か作れず、有力貴族など、極めて限ら

 

れた階層にしかゆきわたらなかったと

 

言われています。

 

その後「兵庫県、伊丹市、鴻池」にて、

 

木炭を使ったにごり酒を漉す技術が誕

 

生し、更に「清酒」の量産体制が確立

 

され、江戸に運ばれ大きな商いとなっ

 

た事によって、「清酒」が全国的に広

 

まった事から、「鴻池」も、「清酒発祥

 

の地」と言われるようになったという

 

経緯があるそうです。

 

 

 

さて、本日は、日本の「清酒文化」発

 

祥について、おさらいクイズにチャレ

 

ンジしましょう!

 

 

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問題:「関西地方」には、「清酒発祥の

 

地」と言われるところが2箇所あるそ

 

うです。その2つの地とは、「奈良市、

 

正暦寺」と、「兵庫県、伊丹市鴻池」

 

で、どちらにも「発祥の地」と書かれ

 

た石碑が建てられているそうです。

 

「正暦寺」は、仕込みを3回に分けて

 

行う「三段仕込み」や、「麹と掛米」

 

の両方に「白米」を使用する「諸白

 

(もろはく)造り」、また腐敗を防ぐ

 

ための「火入れ(加熱殺菌)」作業を

 

行うなど、近代醸造法の基礎となる酒

 

造技術が確立された場所であり、「菩

 

提泉」という酒を「室町時代」末期ま

 

で提供していた場所として有名です。

 

 

その一方「鴻池」は、酒造りや海運で

 

富を築いた江戸期の豪商「鴻池家」発

 

祥の地であり、1600年前後、「鴻池

 

家」の始祖にあたる「鴻池善右衛門」

 

が、「にごり酒」の樽に誤って灰を落

 

とした際に酒が澄み、これが「すみ酒

 

=清酒」生産のヒントとなり、木炭を

 

使って効率的に「清酒」を大量生産す

 

る製法を確立し、江戸に送る事によっ

 

て、広く一般大衆に「清酒」を流通さ

 

せた事で有名な場所です。

 

 

さて、それでは、この「奈良市、正暦

 

寺」と「伊丹市、鴻池」のどちらが

 

本当の「清酒」発祥の地と言えるでし

 

ょうか?次のうちから選んで下さい。

 

1.奈良正暦寺

 

2.伊丹市鴻池

 

3.どちらも発祥の地として相応しい

 

4.どちらも発祥の地とは言えない

 

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【解説】

 

「奈良、正暦寺」が創醸した「僧房酒」

 

は、その生産量は少なかったものの、

 

高度な醸造技術が生み出され、近代醸

 

造法の基礎となった事に間違いはあり

 

ません。それ以前は「どぶろく」のよ

 

うな濁った酒だったのが、「清酒(す

 

みざけ)」と言われる、現在の「清酒」

 

のようなものになったのが、「菩提酒」

 

という酒だったそうです。

 

 

その一方「兵庫、鴻池」は、「奈良、

 

正暦寺」の生み出した酒の基礎技術を

 

活かしたうえで、独自の木炭でろ過し

 

て、透明ですっきりした味と香りの

 

「清酒」を造り出すと言う「双白澄酒

 

(もろはくすみざけ)」の技術を生み

 

出し、その技術の進歩とともに、量産

 

化を促進した「商いの酒」を確立した

 

ところである訳です。

 

 

 

以上のような経緯から、「奈良、正暦

 

寺」は「清酒」造りの基礎的技術発祥

 

の地であり、「兵庫、鴻池」は、「清酒」

 

の存在を全国的に広めた発祥の地であ

 

ると言えるので、そのどちらも「発祥」

 

の地として相応しいと言って差し支え

 

ないというのが定説だそうです。

 

実際この2つの地域では、お互いを尊

 

重し、発祥の地を巡って争う事などな

 

いそうで、むしろ古来から深い歴史を

 

持つ「日本酒文化」普及の話題になる

 

事を良しとしているそうです。

 

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3.どちらも発祥の地として相応しい

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

大阪市立大学の研究グループが、大豆

 

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