【食育クイズ:Vol.905】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」をテーマとし
た地域社会の在り方や、昔から先人た
ちが培ってきた、文化や伝統、歴史等
の素晴らしさを、クイズを楽しみなが
ら知見を高め、共有して参りましょ
う!
さて、本日は、日本有数の「日本酒」の産
地である「京都府」の「酒」にまつわる
「平安時代」から伝わる「宴」について、
おさらいクイズ(Vol.115)にチャレンジ
致しましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-200郷土文化歴史京都府-1.jpg)
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「曲水の宴(きょくすいのうたげ)」とは、
水の流れのある庭園などで、その流れの淵
に「十二単」をまとった「姫」を始め、「平
安装束」に身をつつんだ「参宴者」が座り、
流れてくる「盃」が自分の前を通り過ぎる
までに詩歌を読み、「盃の酒」を飲んで次へ
と流し、別堂でその詩歌を披講するという
行事の事を言います。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-200曲水の宴1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-200ぼかし曲水の宴1城南宮2.jpg)
「平安時代」には、「宮廷」を始め、「貴族」
の邸宅などでも盛んに行われるようになり、
「摂関時代」には「内裏」の「公式行事」
となったと言われています。
この「行事」の由来を紐解くと、もともと
は「中国」古代の「周」や「秦」の時代に、
「上巳(じょうし:桃の節句)」に、水辺で
「禊(みそぎ)」を行っていたという風習が
あり、それが日本に伝わったと言われてい
るものだそうで、「日本書紀」には、「顕宗
(けんぞう)天皇」の御世の「顯宗元年
(485年)、3月」に、宮廷の儀式として
行なわれたとの記載があるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/顕宗天皇-296x300.jpg)
その後、「奈良時代」になると、「文武天皇
5年(701年)」以降は、「天皇」が主催者
となる「上巳(3月3日)」の行事となった
と言われていて、「平安時代」には、「宮廷」
を始め、「貴族の邸宅」等でも盛んに行われ
るようになり、「摂関時代」には、「内裏」
の「公式行事」として催されるようになっ
たと言う経緯があるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/曲水の宴旧.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/曲水の宴旧2.jpg)
現在でも、この「平安時代」の「宮中行事」
を今に再現する「禊祓(みそぎはらえ))の
「神事」として、主に毎年3月~5月の間
を中心に「京都、上賀茂神社」や「城南宮」
を始め、「福岡、太宰府天満宮」や、「山口、
赤間神宮」、「北海道、男山庭園」、「鹿児島、
仙巌園」等々…、その他数多くの地域で
流水のある「曲水の庭」を設け、執り行わ
れているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/上賀茂神社5.png)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/城南宮1.jpg)
さて、本日は、「平安絵巻」そのものとも言
える「曲水の宴」について、おさらいクイ
ズにチャレンジしましょう!
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-200郷土文化歴史京都府-1.jpg)
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問題:「摂関時代」には、「内裏」の「公式
行事」として催されるようになった、「曲水
の宴」で、水面の上で杯を運ぶものとは何
でしょうか?
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![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-200ぼかし曲水の宴1羽觴.jpg)
次のうちから選んで下さい。
1.流し雛(ながしびな)
2.羽觴(うしょう)
3.花筏(はないかだ)
4.灯籠(とうろう)
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
古代の「中国」から日本に伝わったとされ
ている「上巳(桃の節句)」の「禊(みぞぎ)
行事」の習わしが、「古代~奈良時代」を経
て、「平安時代」になると、「内裏の行事」
として定着したと言われている「曲水の宴」
は、現在でも「京都、上賀茂神社(4月第2
日曜)」や「城南宮(4月29日と11月3
日)」で見ることができるそうです。
この行事は、「遣水(やりみず)」と言わる、
庭園に外から水を引き入れて作った流れに、
お酒の入った「杯」が流れてくる訳ですが、
水面に直接「杯」を浮かべると、うまく流
れて行かないので、木で作った「水鳥」を
浮かべ、その背中に「杯」を乗せて流すよ
うになったそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-200曲水の宴1城南宮2.jpg)
この水鳥の模型の事を「羽觴(うしょう)」
と呼んでいるそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/曲水の宴1城南宮羽觴.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/300-200曲水の宴1羽觴.jpg)
「羽觴」の語源は、「中国、唐」の詩人であ
る「李白」が詠んだ詩の「春夜宴桃李園序」
の中に、「瓊筵(けいえん)を開きて以て花
に坐し、羽觴(うしょう)を飛ばして月に
酔う」と言う詩があり、この詩の口語訳は
「立派な宴の席を開いて花の下に座り、ス
ズメが羽を広げた形の杯を交わして月に酔
う」と言う内容となります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/李白1.jpg)
「李白」は、「スズメ」が羽を広げて飛ぶよ
うに、盛んに酒盃のやり取りをする様を、
「羽觴を飛ばす」と詠んだ訳ですが、「唐」
の時代では、実際に鳥の羽を、「曲水(庭園
内をうねり曲がって流れる川)」に並べて、
その上に「酒の盃」を乗せて水に流し、「漢
詩」を「読み競う」行事をしていた訳であ
り、「羽觴」の「羽」は並べた鳥の羽の事を
言い、「觴」は盃の事を言う事になる訳です。
日本では、スズメの形に作った木造に「酒
の盃」を乗せたものを「羽觴」と呼ぶよう
になったと言う事になります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2022/05/曲水の宴1城南宮羽觴.jpg)
このように、「遣唐使」によって伝わったこ
の「李白」の詩の中の言葉が、詩歌をたし
なむ「平安貴族」たちによって、「宮中」の
「羽觴の行事」となっていったと言う経緯
になる訳なのです。
↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓
2.羽觴(うしょう)
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